この前まで『BEAUTIFUL』でキラキラした世界の中にいたのに。
今年は本当に素敵な作品に恵まれているんだなぁと、しみじみと思う。
考えてもみれば、この『ねこはしる』で年始のミス・サイゴンを除けば3作目。
そのうち2本(紳士のための愛と殺人の手引き・BEAUTIFUL)は日本新作、『ねこはしる』に関しては完全に演出や振付は新しく作り変え、何なら今まで俺が演じる『さかな』役はずーっと女性が演じてきた役だから、男役に初めて変更して、歌のkeyも大幅にチェンジして、音楽の雰囲気まで変わりつつある。
何が凄いってさ、今回の現場は役者発信をしないと行けないのね。
つまり普段は作品がどう始まりどう終わるっていう大まかな道のようなものはあるものなのだけど(それでも、最初はめっちゃ大変)、今回はそのスタートとゴールという点は見えるんだけど、道は完全に自分たちで轢かないと何も始まらない。
一昨日相手役の笠松はるさんが稽古場に来て、それまで作ったものに入り込むってわけではないのね。
これまではこれまでの話。
ここからは二人で作るわけだから、物凄くディスカッションして、そのディスカッションの中に演出家である『ふじたあさや』さんが入って、場合によっては周りにいる『コロス』のメンバーに
「この台詞のこれを表現したいんだけど、こういう形を体現するには俺だけではできないから、一緒に作ってくれませんか?」と投げかけると、あら不思議、10分くらいの試行錯誤でイメージに近いものが出来上がったりする。
こんな風に話し合って、
完全に創作の現場。
一人一人に委ねられている。
でも、それで何でもやっていいかと言われたらそうではない。
いい意味で空気を読んで、ちゃんと台本を読んで、これまで積み上げてきたものを崩さず、自分の主張も崩さず。
毎日稽古が終わると頭が完全にウニだ(笑)
でも、何よりこういう現場になれたことも、様々なワークショップをやってお互いに表現することに怖がらなくなっていったってこともあるし、途中合流の俺からすると、皆が心を開いて皆を受け入れてくれてるから生まれることだなぁと思う。
妥協せずに積み上げれば積み上げるほどにいいものが作れる。
今回の作品もいい作品にするぞ!!
そうそう。
All Aboutさんに『ねこはしる』が取り上げてもらってます。
これからも少し記事とか書いてもらえるのかな?
分からないけど。
是非読んでみて下さい。
もう一つ。
10月15日(日)10月22日(日)の公演が満席となりました!
まだ他の日のチケットはありますので是非観に来てください!
こちらも、よろしく!
本日申し込み開始してます!
◾︎公演詳細
Talk & Music Live『だん・しんぐ❷』
〜今度は彼と二人きり〜
◾︎日程
10月8日(日)
(1回目)
17:30/open
18:00/start
(2回目)
19:45/open
20:15/start
◾︎料金
3,800円(1drink付き)
◾︎出演者
神田恭兵
成尾憲治
◼︎会場
SOUND CREEK Doppo
(JR・南北線・丸ノ内線「四ツ谷駅より徒歩3分」)
申し込み方法はこちらの記事(←この『こちらの記事』という文字をタップして下さい)をご確認ください!