この作品の本番が来週行われる。
ついにここまで来た。
期待で心踊る自分と不安で怯えている自分が僕の中で混じり合う…
と一部今回の公演の台詞を引用してお届けしてます。今日のブログ。2月一発目。
今回のジョン、ジョナサンというのが本名だけど、このジョン役を演じているうちに自分と対話しているようになる。
唯一違うのは30歳を越えた自分とまだそれを越えていないジョンという部分。
僕もジョナサンと同じように30歳を目前に大きな出来事を経験した。
その辺りから自分の時間は止まっているような気もするし、弱さに対して争わなくなった部分もある。
ちょっと横道に反れた。
このジョナサンと同じように将来の自分の姿、今の時代の現状に悩む。
脅迫観念の中で朝目覚め、バイトに対して社会矛盾をかかえ水面下で疑問と戦い憂鬱になることですら同じだ。
というか皆一緒なんだな。
ジョンの目指す世界も、自分が歩んでいる道も、わずか1パーセント以下の成功者(その言葉は正しくないが)と99パーセント以上の夢追い人で構成された世界だ。
息も詰まるこの世界の中で、自分を肯定し続けるためには、自問自答の中で様々な自信を励ます言葉たちを想像し、自信に訴えかけてる。
ただ俺は実は今年の抱負として自分の中で一つテーマを掲げている。
それは今ある自分を強みに置き換えて素直に晒せる人間になりたいって思ったことだ。今自分の周りにある状況をプラスに変換させるのは自分の思考一つだから。
まぁそれはおいおい近々このブログに書いていくことかと思うけど。
そんな中で自分がどうやって演じてるのか?
最近は演じる姿を客観的に見る方法としてビデオを撮ってみるなんて簡単にできるようになった。
むしろ電話でできる世の中だ。
ただこれってすごく怖い。
自分のDVDとかあまり観たいもんじゃない。
でも今回の芝居を観てみた。
違和感を大きく感じた。
それは自分の言葉ではないのだけど、どこか自分の言葉が上滑りしてる。
俺のフィルターを通してジョナサンが伝えたかったことを伝えているのに、こんなに同じような葛藤と戦っているジョナサンなのに、とても違和感を感じる。
俺は自信の言葉を伝えるために劇的であることをいつの間にか意識しすぎて俺の中に流れる血液と身体の中にある筋肉と脳の中の意識を全部引き離して言葉を言ってるんだな。
それはすごく悔しいことだし、怖いことだし、でもそれで、伝えることのが怖いことで嫌なことだ。
もう一度自分のこの作品に対しての向き合い方を考え直さなきゃいけないなと思った。
自分の言葉で話したい。
まぁ、難しいことを書いちゃったけど稽古は順調に進んでいます。
でもこの濃厚な時間を共に歩む仲間たちは僕のことを温かく支えてくれています。
何一つとして、自分の中でこの作品に向き合うことに不確定要素なんてない。
だから頑張ろう。
まだチケットが取れる日程がございます。
是非いらして下さい。
詳細は所属事務所までお問い合わせ下さい。
さぁ節分で、恵方巻きも食べたし
頑張りましょう!