一つの節目として帝国劇場でのミス・サイゴンをご観劇頂いた皆様にお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。
思えば６年前初めてサイゴンにトゥイ役として出演しました。
当時はまだ大学を出て、社会が何なのか何も分かっていませんでした。この仕事の本質も、その意味も…たった６年ですが、この６年の間で大きな浮き沈みを体験し、よく大役が人を成長させるとか言いますが、僕はこの６年の一つ一つの出来事に成長させてもらったなと思います。
まだ分かっていないことは、たくさんありますし、これから大きな浮き沈みを繰り返して続いていくんだなぁとしみじみと感じる。だって６年かけてやっとトゥイをやっていいよと神様に言われたそんな気持ちだったから。
そしてトゥイを演じて感じたのは、
まだまだだなということ。
人は将来を想像して生きていきます。
この作品を演じた自分から想像する未来。
それは決して明るいだけの未来ではないなというのが結論。
30歳になって、この世界は賞味期限が早いのもあるし、続けていくのは本当に大変な仕事だとも思うし、将来的にすばらしく心がきれいな若手もたくさんいます。
その中で一人の役者、いや表現者として生きいくことが大事だなと思います。
そのための土壌を、自分自身を自分と環境という意味で形成していこうと思います。
これからが勝負の時。
一つも無駄に出来ないし、一瞬も無駄にしない。
失敗は無駄ではないけど、無気力は無駄。
どんな未来が待ってるのだろう？
決して未来が明るくないというのがだめなのではない。
だからこそ燃えるし、だからこそ考え、だからこそ伸びる。
やろうと感じさせてくれた作品です。
そして、支えてくれたファンの皆さん、ファンじゃない方（笑）、大事な家族、俺の大事な人たち全員、ありがとう。
新潟に週末に行くよ。
今年はFUJI ROCK （今年もだけど）行けなかったから楽しみにしてます。
来年も行けなさそうだな…フジ…
写真を載せてとあったので。
サイゴン絡みの写真は殆ど著作権的に載せられないので、ご勘弁を。
といいつつ、サイゴンの千秋楽動画をどうぞ。
恭兵。