何故走るのが好きなのか?
最初に走り出した高校生の時は、部活に入らなかったから、体力が落ちるのが嫌で毎日4~5キロのランをしていた。
大学に入ってからも、特に理由もなく癖のように走ってた。
意識し出したのは23~24歳の時。ミス・サイゴンの稽古中だ。トゥイ役と芝居に悩み、できる事全てやるという中に、ただ単にアップの一環としてランニングメニューを入れたことから始まった。
アップのランニングでは、前日の稽古の録音を聞きながら楽に走る。
そうすると、意外にも新しいアイデアが浮かんでくる。
ランナーズハイとでも言うのだろうか?
自分でもよく分からないが、走っている最中(特にマイペースで)は、やたら新たなアイデアが浮かぶ。
最近市民ランナーのブログを読むと同じことが書いてある。
瞑想効果。
それからは大体役作りの大きな幹の部分をランニングで組み立てるようになった。
しかもランニングの素晴らしいところは、その時は良い案が浮かんでも、すぐ忘れてしまう。
なんで?
って今思ったでしょ?
案外役へのアプローチなんて、頭で覚えて繰り返すなんてことはまずあり得ない。そこまで俺の頭は賢くないし、器用じゃない。
舞台に立ってる最中にそのシーンになると自然とその考えが浮かび、その動作と心の動き方をする。
その為には色々感じることを増やして様々なアイデアを浮かべ、そして忘れてしまうのが大事。
だから走るのが良い。
気がつけば、あれだけ弱かった足首もランニングで痛めることは無くなった。
まぁ前置きが長かったが、昨日新しいランニングシューズを買った。
ナイキ。
さぁ、これからも走るよん!!
恭兵。