悲しいこと | 【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

俳優・神田恭兵。その日々をちょこっと覗いてみませんか?

今から語ろうとしてる事は悲劇話ではない。



昨日、銀行のATMに行ったら、


『警察です。オレオレ詐欺取り締まりの為に尋ねたいのですが、そのマスクは風邪か何かですか?』


マスクは風邪防止の為にいつもしている。
公演前に、面倒な事に巻き込まれるのは嫌だし、ちょうど暗証番号を入力している時に話し掛けられるのは、怖い。しかも、私服警察っぽいから余計怪しい。


『風邪です。』


とだけ答え横目で睨み、用事を済まし、その場を去った。(本当は風邪か何かの『何か』の方だけど)

警察官にすれば、取り締まりの一貫で話し掛けてきたわけで、仕事なのだから仕方ない。

しかし、俺からすれば怪しまれるのは気持ち良い事ではない。怪しまれる格好をしてるのが悪いけど、これも仕事柄。
命と声はイコールだ。

俺はこの嫌な気持ちを何処にぶつければ良い?



あぁ…俺も被害者か。警察官も被害者。
銀行を利用する全ての人間が被害者だ。



全てじゃないか…この気持ちを発散させなきゃいけない人以外が被害者。


悲しい事だ。


恭兵。