ロープでつなげたイカダで川下りの新記録を狙った「連結イカダでギネス記録に挑戦」が8日、北海道の帯広市と音更町の間を流れる十勝川であり、1.8メートル四方の4人乗りイカダ60隻が挑んだが、途中でロープが切れて記録更新はならなかった。

 十勝川の夏の風物詩「十勝川イカダ下り」が40回を迎えたのを記念し、実行委員会が企画。10年前の第30回に、56隻で約1.6キロ下って打ち立てたギネス記録を、57隻以上で塗り替えることを目指した。

 しかし、スタートから間もなく51隻目と52隻目の間で切れた。「もう1回」と声が上がり、イカダを川から引き揚げ、全員で300~400メートル上流へ運び戻して再スタート。これも53隻目と54隻目の間で切れ、更新に4隻足りない53隻と7隻に分かれてゴールした。

 米国とカナダの国境にあるナイアガラの滝で15日、米国人男性が滝つぼの真上にかけた長さ約550メートルの綱渡りを初めて成功させた。ロイター通信などが報じた。

 挑んだのは、18世紀から続く曲芸師一家のニック・ワレンダさん(33)。水面から約60メートルの高さに張った直径5センチほどの鉄製ケーブルの上を、長い棒でバランスをとりながら、米国からカナダ側に約25分で渡りきった。10万人を超える観衆が見守り、両国のテレビも生中継した。

 ナイアガラの滝は世界三大滝の一つ。1896年に綱渡りが禁止されたが、ワレンダさんが両国当局を2年かけて説得し、許可された。

 日本と台湾の若者が「602人603脚」で台北市内を流れる基隆河の河川敷を歩き、ギネス世界記録を打ち立てた。幅約300メートルという。

 日本青年会議所の東海地区協議会が企画した。東日本大震災に対する支援に感謝しようと研修旅行先に台北を選び、20~30歳代の若者400人以上が参加した。責任者の高瀬弘隆さん(岐阜県関青年会議所)らが「日台で足並みをそろえ、肩を組んで世界一を目指すのが国際交流にふさわしい」とギネス挑戦を思いついたという。

 台湾側の参加者は公募した。河川敷はここ数日の雨でぬかるんでいたが、30分ほど練習した602人は、かけ声に合わせてゆっくり進み、規定の50メートル移動を一発で達成。その場でギネス認定員のお墨付きをもらい、300人台だった過去の記録を塗り替えた。

 台北市内の銘伝大学から参加した女子学生は「クラスの50人全員で応募した。参加できて本当にうれしい」と喜んだ。