グリコ乳業の「プッチンプリン」シリーズが、1972年の発売開始以来、累計の販売数で51億個を突破し、昨年10月末に「世界で最も売れているプリン」としてギネス世界記録に認定された。これを記念して1月21日、プルッとした食感がいっそう増したリニューアル商品を発売する。販売は5月中旬ごろまでの限定。

 プッチンプリンは、プラスチック容器の底にある突起を折ると皿などに簡単に移すことができ、プルプルッとした食感とともに大きな特徴となっている。

 90年には3個パックを発売。93年には「通常よりも、もっと食べたい人がいるはず」と、内容量が通常の1・6倍の「Bigプッチンプリン」を投入し、発売直後は生産が追いつかないほどの人気となった。

 東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域に指定され、住民の1割近くが避難している福島県川俣町で1日、「復興 シャモまつり」が開かれた。特産の川俣シャモ51羽を、35メートルのステンレス製の串で貫いて焼き上げる「世界一長い丸焼き」に挑戦し、成功した。

 町民ら51人が炭火にジュージュー肉汁を滴らせるシャモを回転していくと香ばしい匂いがたちこめた。福島市から参加した小学6年の松本陽菜乃(ひなの)さん(12)は「こんな経験はめったにできない」と顔を赤くして炭をうちわであおいでいた。まつり実行委員会の斎藤正博さん(62)は「復興元年の丸焼きの大成功で、川俣の元気をアピールできた」と喜んだ。

 同町は2003年、川俣シャモを使って「世界一長い焼き鳥」を始め、国内各地の自治体間で競ってきたが、串に使う竹は「25メートル級が最長」。より長い竹を海外に探しに行く話も浮上したが、「竹探しに出張するわけには行かない」と古川道郎町長。「丸焼き」への挑戦に切り替えたという。

 大人数で口笛を吹き、ギネス世界記録に挑む企画が11日、大阪府守口市であり、これまでの記録とされる672人を超える687人が口笛を響かせた。

 この日、参加者はゼッケンをつけ、入場の時からビデオで撮影。「新記録」の証拠としてロンドンのギネス・ワールド・レコーズ社に送り、認定を待つ。

 ロンドン五輪は判定でもめることもあるが、呼びかけたプロ奏者のもくまさあきさんは「私たちは厳格に項目を守ったので大丈夫。世界一の体験です」。