2週間前、殺菌灯を使ってやっとアオコが退治出来たとブログに書きました。多少の濁りは残っていたものの、以前に比べると別世界の景色となり喜びのブログでした。

 

 

その時にも書きましたが、これから益々綺麗になるだろうと期待していました。今、庭池は期待通りに透き通り、底にある小石までくっきりと見えます。錦鯉の姿も十分に楽しんでいます。

 

 

気温も上がり、水温も上がり、鯉の食欲も日増しに上がっています。餌さをやろうと近付くと直ぐに浮かび上がってきます。これが嬉しいので、どうしても餌が多くなり勝ちです。

 

 

鯉はいくらでも食べるので,やり過ぎになる可能性があり、体調を壊したり、排泄物で水質が悪くなる危険性もあります。アオコは消えて綺麗な池になりましたが、水質の状態は判りません。

 

 

どうしたら良いか? また、ネットで勉強したら、いろいろな水質検査キットが並んでいた。種類も価格もマチマチだったが、口コミ評価の良いものをAmazonで購入した。

 

 

PHは酸性かアルカリ性かでお馴染みのもの。もう一つは、硝酸塩、亜硝酸塩、総塩素、総硬度、炭酸塩、およびPHが一度で測れる優れもの。6in1でPHも測れるが、精度が落ちるらしいのでPHだけ精度の良いものを追加した。

 

 

早速検査した結果、水質はまったく問題無し。安心した。しかし、濾過装置のキャパにやや不安があった。鯉は日々大きくなるから、今の内に濾過装置を追加しようと考えた。

 

 

バクテリアの生物濾過を増強したいので、コンテナを大きくすることにした。こちらに殺菌灯を載せることにして、色とサイズを決めた。

 

 

初代の濾過装置手前に空けておいたスペースにぴたりと収まるサイズとして、セメントブロック3個を基礎にし、その上に載せた。此処に植えていた植栽は取り除いた。

 

 

塩ビ配管も何とか済ませて、バルブを増設して水量を第一装置、第二装置、筧の3箇所に等分し様子を見た。濾過装置からスムーズに流れるよう微調整したが、問題は無かった。

 

 

装置は上手く稼動したが、見場が良くないので簾(すだれ)で隠す事にした。簡易なもので済ませる為に、使わなくなった園芸用パイプを再利用した。パイプをカットし、インシュロックタイで固定した。

 

 

インシュロックは優れものだ。負荷の掛からないところだと、安心して使える。次々と締め上げ、不安が残る所には、襷掛けで締めた。これで完了、2日で終了した。

 

 

資材の手配から完成まで一連の作業で、約1週間。暇な爺さんは時間が潰せた上に楽しむことも出来た。錦鯉も喜んでいるだろう。有難う。

 

 

おわり。

 

薬剤を諦めて、amazonで殺菌灯を探した。水中殺菌灯がこれでもかと言うほど、沢山並んでいた。どれが良いのか、口コミを読んでみたが評価はマチマチ、決め手が無い。

 

 

多くは60cm、90cmの観賞魚水槽用で、庭池用は見当たらない。価格も2-3000円の安い中国製が大半だ。中には国産のメーカー品も出ていたが、値段が一桁違う。

 

 

しかし、対象は飽くまで水槽用でキャパが小さ過ぎる。ページをどんどん捲っていくと、庭池用があった。国産で価格も3-5万円、サイズは10-30トンの庭池用となっている。

 

 

わが庭池は700Lでこれでは大き過ぎる。兎も角、試してみるしかないので、中国製の13W(3000円)を注文した。在庫がなく10日後に中国から簡易郵便パックで届いた。

 

 

何処に付けるか? 小さいので筧の蓋を取って、中に入れることにして早速作業を始めた。丁度良いサイズのプラ箱を探し、内側にアルミ箔を貼り付けてから水中灯を入れた。これをポンプの配線と繋いだ。

 

 

これで筧に流れる水は殺菌されてから出てくる筈。仮に繋ぐと青白い紫外線が出た。直接見ると眼を傷めるので急いで蓋をして、配線を目立たないように植栽に隠すようにして設置した。

 

 

2時間ほどで作業を終え、筧を覗くと光が見えない。どうして??? 蓋を外して確認すると、もう切れている。幾ら中国製でも2時間も持たないとは呆れた。腹が立つ。

 

 

Amazonに代品を要求しようと、ネットを開くと、クレーム申請のフォームが出て来た。これに必要事項を書き送付すると、折り返し「添付のIDコードを付けて出品者へ返送下さい。到着次第、返金されます。」と定型文の返事があった。

 

 

返事は早かったが、3000円のガラクタを国際郵便で返送するだけの手間と費用が惜しい。もう中国製は止めよう、良い教訓になった。どうする? また、専門店を訪ねた。

 

 

相談すると5トン用の屋外用殺菌灯を勧められた。価格は3万円。本体は10年以上の耐久性があるが、電球は年1回交換(5000円)した方が良いとのアドバイス。設置も濾過水槽の上に載せるだけ。最初から、此処へ相談すれば良かった。

 

 

また、濾過装置は日中だけ稼動していると話すと、バクテリアは酸素が切れると死ぬので、生物濾過槽には常時エアレーションをした方が良いとアドバイスを貰い、早速実施した。

 

 

それから毎朝の濾過フィルターの汚れが徐々に薄くなった。1週間で黒に近く汚れていたフィルター水がどんどん澄んできた。こんなに効くのかと嬉しくなった。

 

 

池も徐々に澄み始め、アオコが消えていくのを実感できた。10日目には底が見えるようになった。錦鯉も透明度が上がると、餌さやりへの反応が良くなり浮上が早くなった。

 

 

これまで2ヶ月弱、いろいろと試行錯誤を重ねたが、遂に解決出来た。殺菌灯が一番効いているのは確かだ。牡蠣ガラと濾過材の追加がどれほど効果あったかは判らない。

 

 

しかし水はこれからもまだまだ綺麗になる筈だ。底まで澄み切ったキラキラした池になることを期待している。そうなれば、優雅に泳ぐ姿を楽しめるのは間違いない。

 

 

これから錦鯉が大きく育つ季節になる。毎日、きちんと適切な量の餌をやって、十分な体力で冬越し出来るまでに育て上げよう。楽しみだ。

 

 

おわり。

 

4月15日に庭池の状況を載せた。内容は、やっと水温が上がり待望の錦鯉を入れたが、その後一匹が飛び出したので、黄金とプラチナを追加して計8匹とし、飛び出し防止用の網を作って被せた話。

 

 

それから一ヶ月半が経過した。鯉は順調に育っているが、新たな問題が発生して苦労していた。ようやく解決したので、その顛末を2回に分けて書いてみようと思う。

 

 

池が真っ青になって、鯉の姿がまったく見えないのだ。餌さやりの時に浮かび上がって来た時だけ、その姿が見える。水温が上がるに連れて、アオコ(植物プランクトン)も大繁殖だ。

 

 

濾過装置は動かし続けているのに、何故消えないのか??? 濾過出来ないのか? 装置が不良か、キャパが小さすぎるのか? 頭を巡らすが、判らない。疑問ばかりで???

 

 

中の水も濃い緑色、と言うより真っ黒に近い。生物濾過材も入れているし、活性炭も使っている。何が悪いのか? 毎朝、1層目の物理濾過フィルターを外して絞ると、真っ黒に近い汚れた水が出てくる。

 

 

間違いなく濾過フィルターは効いている。しかし、アオコは減らない。このフィルターが漉し取る以上に毎日増えている。即ち、水は生物にとって素晴らしく暮らし易い状態になっている証拠でもある。

 

 

だが、鯉を楽しみたいのだ。綺麗な錦鯉が泳ぐ姿を観たいのだ。濾材を変えてみることにした。活性炭はもう目詰まりして働いてないだろう。ネットを見ると、牡蠣ガラが良いとある。早速amazonで注文した。

 

 

これだけで良いのか? 自信がないので、生物濾過材も追加することにした。前と同じでは面白くないので、高めの濾材を注文した。これもamazonだ。何でも揃う、凄い。

 

 

しかし、状況は余り変わらなかった。期待していたのに残念。どうすれば良いのか??? 迷った挙句、ネットを離れて鯉の購入店まで行って相談した。

 

 

流石にプロ。的確な返事を貰った。アオコは濾過装置では取れない。殺菌灯を設置するか、若しくは除藻剤を使うしかないと言う。ただ、アオコが発生する水は悪くはないと言う。

 

 

奨められた除藻剤①買って試した。投入して1週間、徐々に青みが薄くなった。毎朝のフィルター絞りで水が澄んでくるのが実感できた。良し、これで良くなる。と、安心したのだが、、、

 

 

その後は変化が少なくなり、2週間後には元に戻った。3週間空けて、もう一度試して見た。結果は同じだった。効能書きを読むと、一部の藻には効果が出ないと書いてあった。

 

 

どうやら抵抗力のある藻が残ったようだ。そこで別な薬剤②を買って再挑戦した。こちらも始めの1週間は効果が出たが、後は同じ様な経過となった。残念だ。

 

 

こうなると殺菌灯を試すしかない。

 

 

続く。

 

10日ほど前から野火止用水にゲンジ蛍が飛び始めた。川爺のメンバーは、毎晩飛んでいる場所と数をカウントして記録中です。飛翔する範囲は当初約300mと想定して、これを1から5の区域に分けた。

 

 

放流した場所とそのやや下流の300mだ。これまでの経験からこの範囲で観察すれば十分と考えていたのだが、嬉しい誤算で、上流100mにも、更に下流の200mにも数は少ないが出現してくれた。

 

 

急遽、観察範囲を上下に各1増やして7区画として観察中である。お陰で観察範囲が一挙に倍増し、高齢者中心の川爺グループは衰えた動体視力を酷使しながら数えている。

 

 

メンバーは3人1組となり、3日に1回のローテーションで観察している。蛍は強い光が大敵だ。産卵のために雄と雌が輝きながら相手を探している。強い光の下ではデート相手が見つからず子孫が残せないのだ。

 

 

川爺の中には野火止用水から遠く、車を使いたいメンバーも居るのだが、ヘッドライトの影響を避ける為、観察日には自転車で頑張って通っている。本当に涙ぐましい蛍愛だ。

 

 

昨年のピークには約100匹が飛んだ。今年は200匹を越える日も出て来た。何処まで増えてくれるのか、期待しながら観察する日々である。これを写真に撮って上げたいが、これが難しい。そこでプロの写真を流用させて頂いた次第だ。

 

 

何とか野火止用水の乱舞を皆さんに見て貰えないかと、メンバーが頑張った。そして素晴らしい動画を撮りYouTube にアップしたので、是非、ご覧下さい。

 

 

Seiichi Sotome で検索すると、「野火止ホタル2024」が出ます。1分ほどの動画ですが、用水に飛び交う蛍が鮮やかに写っています。感動ものです。7年前に蛍復活に向けて活動を始めた頃は4,5匹見つけて小躍りしたものです。

 

 

最初に赤い光がちょっと見えますが、これはメンバーが蛍を数えている懐中電灯の光です。先ほど書いたように白い光は恋の邪魔ですから、赤いLEDライトを使っています。

 

 

ポスターやチラシの効果もあり、見学者も徐々に増えています。特に幼稚園児や低学年の子供達が始めて見る蛍に感動の声を上げてくれるのは、最高です。

 

 

この蛍を野火止の風物詩として定着させる為にも、用水の清掃活動や餌のカワニナ確保など、川爺活動は益々忙しくなりそうです。高齢者の有意義な時間潰しです。満足。

 

 

おわり

今日から5月、振り返ると4月のブログは1回のみ。じわじわと間隔が空いていたが、月に一回だけは初めてだ。10年前は、週3回ペースの更新で2、3年続いた。その後は、2回、1回となるも6.7年は頑張った。

 

 

ネタが切れると、読書感想や時事問題など半ば無理やりの更新を重ねた。が、まさか月一になるとは思ってなかった。ボケ防止のブログは後期高齢者の今こそ大事だ。ガンバ!!!

 

 

さて、ちょうど一年前に野火止用水に蛍が復活したとブログに書いた。その後も蛍幼虫やカワニナの放流を継続し、清掃、草刈を地道に続けてきた。いよいよ今月末には乱舞してくれる筈だ。

 

 

今年は3月に終齢幼虫の上陸も確認出来たので、更に多くの蛍が飛翔すると期待を膨らませている。近辺の方々にも楽しんで欲しいと、広報に重点を置いて活動中だ。

 

 

初めてのことだから、手分けして手探りで進めている。先ず、ポスターの製作。原案作りはブログで慣れてるだろうと私に来た。幾つかの案を作り埼玉県庁河川課へポスター作成を頼んだ。

 

 

埼玉は海なし県。代わりに多くの河川があり、これに親しみ大切にしようと県を挙げて取り組んでいる。我々のように清掃などで協力するボランティア団体をリバーサポータ(略称;リバサポ)として登録し支援する仕組みがある。

 

 

私の原画を少しだけ? 変更して本当に素晴らしいポスターを仕上げてくれた。A3を10枚、A4を30枚。これとは別にA5チラシ600枚は、我々で作った。

 

 

県庁まで引き取りに伺い、これまでの活動状況を説明しながら今後の支援もお願いした。また、幼虫放流について「国内外来種」問題を提起する環境モンスターも存在するので、意見交換をさせて貰った。

 

 

次に掲示場所の選定。市役所のホール、図書館、公民館、周囲の小学校、野火止用水沿いの公園など。場所は決めたが、勝手に貼って良いのか? 駄目なら何処に許可を取るのか?

 

 

何事も初めて、真面目な「川爺」グループは、真正面から取り組んだ。市役所は総合受付で当方の趣旨を告げると、4階の管財課へ行けという、管財課では市の公認団体かとの問い、用水の清掃活動で河川課と昵懇だと告げると、一緒に3階の河川課へ。

 

 

河川課の顔見知りに内容を説明すると、河川課で現物を受け取り、管財課へ申請して呉れることになった。次の図書館と公民館は、館長に説明するだけで了承が得られた。

 

 

周囲の小学校は、教育長の了承を得てくれとの回答。教育長に伝手があるメンバーが面談して承認を得た。その後、近くの3校を回って校長、教頭にポスターを手渡した。

 

 

用水沿いの公園は、どの場所にするか、先ずは貼れそうな処を探し写真を撮った。これを持って、緑と公園課を訪ねた。公園にも本公園と準公園の区別があると言う。

 

 

写真を撮っていたのが幸いした。其々の場所の申請書を記入して提出。後日、許可が出たら連絡を呉れる事になった。これで必要な許可は全て得た。後は堂々と貼れば良い。

 

 

初めての経験だが、リタイヤの暇人だから出来ること。面倒と思えばそれまでだが、退屈な時間つぶしに付き合って頂いていると思えば感謝である。後期高齢者になって、また新しい世界が覗けたと思えば、これも良しである。

 

 

後は、本当に蛍が乱舞してくれるか??? ここまで手を拡げて、ガッカリさせるようなことだけはしないで欲しいと心から願っている。ホタルさん、頼みますよ!!!

 

 

乞う、ご期待。