薬剤を諦めて、amazonで殺菌灯を探した。水中殺菌灯がこれでもかと言うほど、沢山並んでいた。どれが良いのか、口コミを読んでみたが評価はマチマチ、決め手が無い。

 

 

多くは60cm、90cmの観賞魚水槽用で、庭池用は見当たらない。価格も2-3000円の安い中国製が大半だ。中には国産のメーカー品も出ていたが、値段が一桁違う。

 

 

しかし、対象は飽くまで水槽用でキャパが小さ過ぎる。ページをどんどん捲っていくと、庭池用があった。国産で価格も3-5万円、サイズは10-30トンの庭池用となっている。

 

 

わが庭池は700Lでこれでは大き過ぎる。兎も角、試してみるしかないので、中国製の13W(3000円)を注文した。在庫がなく10日後に中国から簡易郵便パックで届いた。

 

 

何処に付けるか? 小さいので筧の蓋を取って、中に入れることにして早速作業を始めた。丁度良いサイズのプラ箱を探し、内側にアルミ箔を貼り付けてから水中灯を入れた。これをポンプの配線と繋いだ。

 

 

これで筧に流れる水は殺菌されてから出てくる筈。仮に繋ぐと青白い紫外線が出た。直接見ると眼を傷めるので急いで蓋をして、配線を目立たないように植栽に隠すようにして設置した。

 

 

2時間ほどで作業を終え、筧を覗くと光が見えない。どうして??? 蓋を外して確認すると、もう切れている。幾ら中国製でも2時間も持たないとは呆れた。腹が立つ。

 

 

Amazonに代品を要求しようと、ネットを開くと、クレーム申請のフォームが出て来た。これに必要事項を書き送付すると、折り返し「添付のIDコードを付けて出品者へ返送下さい。到着次第、返金されます。」と定型文の返事があった。

 

 

返事は早かったが、3000円のガラクタを国際郵便で返送するだけの手間と費用が惜しい。もう中国製は止めよう、良い教訓になった。どうする? また、専門店を訪ねた。

 

 

相談すると5トン用の屋外用殺菌灯を勧められた。価格は3万円。本体は10年以上の耐久性があるが、電球は年1回交換(5000円)した方が良いとのアドバイス。設置も濾過水槽の上に載せるだけ。最初から、此処へ相談すれば良かった。

 

 

また、濾過装置は日中だけ稼動していると話すと、バクテリアは酸素が切れると死ぬので、生物濾過槽には常時エアレーションをした方が良いとアドバイスを貰い、早速実施した。

 

 

それから毎朝の濾過フィルターの汚れが徐々に薄くなった。1週間で黒に近く汚れていたフィルター水がどんどん澄んできた。こんなに効くのかと嬉しくなった。

 

 

池も徐々に澄み始め、アオコが消えていくのを実感できた。10日目には底が見えるようになった。錦鯉も透明度が上がると、餌さやりへの反応が良くなり浮上が早くなった。

 

 

これまで2ヶ月弱、いろいろと試行錯誤を重ねたが、遂に解決出来た。殺菌灯が一番効いているのは確かだ。牡蠣ガラと濾過材の追加がどれほど効果あったかは判らない。

 

 

しかし水はこれからもまだまだ綺麗になる筈だ。底まで澄み切ったキラキラした池になることを期待している。そうなれば、優雅に泳ぐ姿を楽しめるのは間違いない。

 

 

これから錦鯉が大きく育つ季節になる。毎日、きちんと適切な量の餌をやって、十分な体力で冬越し出来るまでに育て上げよう。楽しみだ。

 

 

おわり。