「第4次レッドリスト」を公表した。国の特別天然記念物で
「絶滅危惧種」に指定されていたニホンカワウソが、
30年以上生息が確認されていないとして今回「絶滅種」
に指定された。
既に指定されている絶滅種の哺乳類は
▽オキナワオオコウモリ
▽オガサワラアブラコウモリ
▽エゾオオカミ
▽ニホンオオカミの4種。
絶滅種に指定されている哺乳類はいずれも明治時代まで
しか生息が確認されておらず、昭和まで生息していた
哺乳類が絶滅種に指定されるのは初めて。
ニホンカワウソは体長110センチ程度のイタチ科の
哺乳類で、かつては全国の川辺に生息していた。しかし、
毛皮を目的とした乱獲や開発による生息環境の悪化などで
明治以降激減。正式な確認は1979年、高知県須崎市の
川で見つかったのが最後だ。飼育下では松山市の
旧・愛媛県立道後動物園で56~69年の飼育記録がある。
環境省は過去の調査記録や目撃情報を総合し、
北海道では50年代、本州以南では90年代に
絶滅したと結論づけた。
このほか哺乳類では、沖縄県宮古島で71年に確認されて
以降生息情報のないミヤココキクガシラコウモリを
「絶滅種」に指定。哺乳類以外にも鳥類1、昆虫類1、
貝類1、植物2の計5種が新たに「絶滅種」に加わった。
また、「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されていた
九州地方のツキノワグマは、57年の捕獲記録を最後に
生息が確認されないとして、リストから削除し「絶滅」
扱いとした。

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よくテレビなどに登場するカワウソは
ペット用に輸入されたもの
本来日本にもニホンカワウソが至る所に住んでいた
乱獲や開発によって住む場所を追われ
絶滅してしまった
野生動物であるからなかなか個体数の確認が出来なく
気づいたときには絶滅の危機に瀕している
このような動物が増えないことを願うが
保護することも難しい
どこかでひっそりと生き延びていること祈るばかり・・・
以上
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