毎日うだるような暑さが続いておりますが、いかがおしのぎでしょうか。
ご無沙汰しております。少し夏バテ気味の夏生まれ、藤井です。
今回は8月11日の山の日にちなみ
十一代今右衛門 富嶽三十六景図皿 『甲州三坂水面』
をご紹介させて頂きます。
こちらの作品は十一代今右衛門が江戸後期に活躍した浮世絵師・葛飾北斎の
富嶽三十六景に範を得た額皿です。
『日本一の山』と日本人なら誰もが知っている富士山。
昔は高い建物も少なく、空気は澄み、どこからでも富士山が見え、人々はそれを拝んだといいます。
現代に至っても私たちにとって富士山は特別な存在。
晴れた日など、遠くの景色の中に富士山が見えると、なんだか嬉しく、
何か素敵な事が起こるような気がしてきませんか?
その山を見ただけで心揺さぶられ、老若男女問わず共感できるあの壮大な美しさは今も昔も等しいのではないでしょうか。
北斎や十一代今右衛門が見た富士山は彼らにどのように映ったのでしょうか。
そして、何故、富士山を作品に残そうとしたのでしょうか。
8月11日(土・山の日)にオーナー井村の講演がございます。
よろしければ、ご一緒に意匠を巡る旅に出てはみませんか?
是非お立ち寄りくださいませ。