京都市の中心部を南北に通る烏丸通の四条と御池の間を、

東へ入った所に「六角さん」の愛称で親しまれる、

「六角堂(正式名称は、紫雲山頂法寺)」というお寺があります。

聖徳太子が創建したお寺としても知られており、

本堂の北側には聖徳太子が沐浴したと伝えられる池の跡があります。

 

境内の北東にある太子堂のそばの池では、

鳩やスズメなどの鳥たちに交じって、白鳥の姿も見ることができます。

また、境内に集まる鳩をモチーフにしたおみくじや奉納の置物なども

販売されているなど、鳥にも縁のあるお寺のようです。

 

鳥といえば・・・、「第648回定期演奏会」では、鳥にちなんだ作品を演奏しました。

演奏会の後半部分のレスピーギの組曲「鳥」は、そのタイトルの通りですね。

 

阪哲朗マエストロと特別客演コンサートマスターの石田泰尚とともに

京都コンサートホールに様々な鳥の声を響かせた2日間となりましたキラキラ

 

ちなみに昨日のブログでもご紹介した、ヴィヴァルディの協奏曲集「四季」では、

「春」の冒頭部分に鳥のさえずりを模倣したメロディが登場します。

これも鳥にちなんでいる曲といえますね。

  

 

 

さて、今日はプログラムの後半のレスピーギの組曲「鳥」を中心にご紹介します音譜

小編成の管弦楽とチェレスタ、ハープという編成で演奏されるこの曲は、

鳩、めんどり、うぐいす、かっこうの鳴き声が音楽で描写されています。

阪マエストロは、曲の中で登場する様々な鳥たちの軽やかな鳴き声を、

時折弾みながら全身を使って指揮をしていました。

 

 

全5曲で構成されているなかで、第2曲の「鳩」ではオーボエのとても美しいソロがあります。

リュートを模したハープの伴奏に乗せて、首席オーボエ奏者の髙山郁子が、

会場いっぱいに切なくも伸びやかな美しい音色を響かせました。

 

演奏が終わるとお客様からのあたたかい拍手を受けてアンコールに、

ウォーロックの弦楽オーケストラのための「カプリオール組曲」から

第1曲「バス・ダンス」を演奏しました。

 

演奏会終了後には、お客様から、

「久しぶりに定期演奏会に来た。心が癒されました!次も必ず来ますね!」と

温かいお言葉をいただきました。

 

 

今回の演奏会も7月の定期演奏会同様、

未だ勢いの衰えない新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、

手指消毒の徹底やサーモカメラを使用した検温、QRコード認証による入場など、

お客様に安心してご来場いただくための取り組みを行いました。

 

お客様が安心して演奏会を楽しんでいただけるよう、

今回は掲示物の配置やスムーズな誘導などの工夫を行いました。

「第648回定期演奏会」は2日間を通して約1,200以上のお客さまにご来場いただきました。

  

 

 

本定期演奏会にご来場下さいましたすべての皆様に

メンバー、スタッフ一同心より感謝申し上げます。

これからも、京都市交響楽団は、より多くの市民の皆様に

お楽しみいただける演奏会を開催していきます。

 

 

次回の京響の演奏会は、9/6開催「オーケストラ・ディスカバリー2020」です。

京響の演奏を聴いてみたい!とお思いいただけましたら、

ぜひお越しください音譜

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