京都市交響楽団 オフィシャルブログ「今日、京響?」
  • 28Mar
    • 広上×京響「第654回定期演奏会」が終了しました!の画像

      広上×京響「第654回定期演奏会」が終了しました!

      京響練習場の桜の木も少しずつきれいに色づき始め、すぐそばの鴨川でもあちこちで桜が咲いてきました。今日はあいにくのお天気だったので、河川敷を歩く方もまばらでした。  さて、3月27日(土)28日(日)の【第654回定期演奏会】は、今シーズンの締めくくりの演奏会として広上淳一マエストロとともにお送りいたしました。ちょうど1年前はコロナ禍の始まりで、「オンライン配信」として演奏を行い、それから、「中止」「内容変更」を繰り返しながらの1年となりました。本公演も、出演予定のソリストのダニエル・ホープ(ヴァイオリン)さんの来日が不可能となったため、小林美樹さんに変更して、合わせて、曲目の一部も変更して開催しました。【ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」 作品91】では、木管と弦楽器が奏でる心地よいハーモニーと雄大な自然を感じさせるような心地よいメロディーが印象的でした。【ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26】では、小林美樹さんの繊細でありながらも堂々とした迫力のある演奏でオーケストラとともに鮮やかなサウンドを披露してくれました。カーテンコールでは、27日が【J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ1番より アダージョ】、28日が【J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ3番より ラルゴ」を演奏してくださいました。  【ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 作品70】は、柔らかさを感じさせるような弦楽器と木管楽器のハーモニーの美しさが特徴的で、牧歌的な心地よい演奏が会場を包み込みました。本演奏会がシーズン最後の演奏会ということで、アンコールに【ドヴォルザーク:チェコ組曲ニ長調から 第2曲 ポルカ】を披露し、2020シーズンは幕を閉じました。コロナ禍でこれまで経験したことのないことばかりの1年でお客様には大変ご迷惑をおかけしました。再開した演奏会もご不便ばかりおかけしてしまったこと、一般のお客様へチケットをなかなか行き渡らせることができなかったこと…様々なことに対して、心よりお詫び申し上げます。しかしながら、そのような状況であっても多くの皆様が演奏会に足を運んでくださったこと、様々な形でご支援くださったこと、心より感謝申し上げます。4月の公演からは、すべてのお席を販売することになりますが、マスク着用での鑑賞や「京響友の会」の募集の一時休止、グッズ販売の休止など、まだまだ以前のような演奏会に戻れる状況ではございません。そのような状況下ではございますが、2021シーズンもこれまで以上に皆様と「共に響き合う」京響として活動してまいりますので、引き続き京響をよろしくお願い申し上げます。【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。4/23(金)開催「第655回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=4#id1002オンライン、各プレイガイドにて発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓フォローしてね…

  • 14Mar
    • 広上×京響「オーケストラ・ディスカバリー2020」が終了しました!の画像

      広上×京響「オーケストラ・ディスカバリー2020」が終了しました!

      京都は少しずつ暖かくなってきました。京都コンサートホールからの青空も心なしか、春めいてきた気がします。新型コロナウイルス感染症における緊急事態宣言も解除され、今のところ3月までは座席数を制限していますが、4月からは制限を設けず演奏会を開催する予定です。そして、4月最初の演奏会である「スプリングコンサート」はチケットが完売いたしました!!コロナ禍から演奏活動再開後、最初の完売ということで、新しい生活様式、新しい演奏会の様式の中で開催させていただきます。その一つとして、持続型抗菌・抗ウイルススプレー「ズーノ抗菌スプレーZ-71」を演奏会前の会場(座席・扉・手すり等)の清掃で使用しております。このスプレーは、ニュージーランド生まれの抗菌スプレーで、独自の持続型抗菌技術“Z-71”のはたらきで、抗菌作用が最大30日間持続するのが特徴で、ウォーターベースなので、プラスチックや金属、布製品の他にも、木製の家具や壁などいろいろなものに使えます。 このスプレーは、「京響友の会」の法人会員である日東薬品工業株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役会長兼社長:北尾 哲郎様)より、会場内清掃時に使用する抗菌スプレーとして同社の取扱商品である「ズーノ抗菌スプレーZ-71」をご寄贈いただきました。今回のご寄贈により、ご来場される皆様がより安心安全に演奏会を楽しんで頂けるものと考えております。 ご寄贈ありがとうございました。さて、本日の【オーケストラ・ディスカバリー2020「オーケストラを聴いてみよう!」第4回 名曲!それとも名作曲家!?】は、今シーズンのオーケストラ・ディスカバリーの締めくくりの演奏会として広上淳一マエストロとともにお送りいたしました。サブタイトルのとおり「名曲?」or「名作曲家?」というテーマで「曲は知っているんだけど作曲家って誰だっけ?」というプログラムでお送りいたしました。いずれの曲もテレビ番組や映画作品、CMなどで使用されたことのある「どこかで聴いたことがある」曲で構成されており、ナビゲーターの「ロザン」のお二人と広上マエストロの軽妙なトークで各曲のエピソードなども紹介されながら演奏会は進行していきました。本演奏会のハイライトは、2019年末の「第九コンサート」以来の出演となった「京響コーラス」の出演です。今回は、飛沫防止の距離を取っての出演のため参加人数も制限され、さらに歌唱用のマスクを着用しての出演ということで、マイクを使用して少しだけ音量を上げることにしましたが、それでも素晴らしい歌声で演奏会に花を添えていただきました。また、特別客演コンサートマスターの会田 莉凡による「タイスの瞑想曲」での独奏では、その名演を「ロザン」のお二人からも絶賛されていました。老若男女を問わず楽しんで頂ける【オーケストラ・ディスカバリー】は2021年シーズンも開催いたします。来シーズンも様々なテーマをご用意しておりますのでご期待ください!そして2020シーズンも残すところ「第654回定期演奏会」を残すのみとなりました。皆様のご来場をお待ちしております!【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。3/27(土)、3/28(日)開催「第654回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1044チケット発売中です4/23(金)開催「第655回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=4#id1002京響友の会・京都コンサートホール・ロームシアター京都Club会員先行発売中、一般発売は3/20(土)です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓フォローしてね…

  • 19Feb
    • 小泉×京響「第653回定期演奏会」が終了しました!の画像

      小泉×京響「第653回定期演奏会」が終了しました!

      平安中期の長篇物語「源氏物語」の作者として知られる紫式部は、一条天皇の中宮彰子に仕えた、上品で気高い人物です。「源氏物語」をはじめ、彼女が宮中での様子を中心に綴った「紫式部日記」などの多くの作品が、今も世界中の人々に親しまれています。そういえば、2000年に発行された二千円札には、紫式部の図柄と源氏物語絵巻が描かれていますね。彼女のお墓は、京都市の堀川北大路を下った道沿いにひっそりと存在しています。入口には「紫式部墓所」と彫られた石碑があり、奥に進むと墓石と石塔、そして顕彰碑が設けられています。市民をはじめ、紫式部ファンが全国から訪れるスポットです。本日の定期演奏会でソリストを務めたヴァイオリニストの南紫音さんのお名前にも「紫」の字が入っています。京都には、紫式部をはじめ、「紫」の名前がつく地名がいくつもあったり、街なかにはなにかと紫色があふれていますので、なんだか京都、そして京響とのご縁を感じますね。  さて、2月19日(金)の「第653回定期演奏会」は、小泉和裕マエストロの指揮で、ヴァイオリン独奏に南紫音さんをお迎えして開催しました演奏会は、ワーグナーの【歌劇「リエンツィ」序曲】で幕を開けました。オペラの巨匠、ワーグナーによる3作目の歌劇「リエンツィ」。物語が始まる前に演奏されるこの序曲は、単体でも演奏される機会が多く人気の高い作品です。曲は木管楽器の美しいアンサンブルで始まり、続けて弦楽器が爽やかな雰囲気のメロディを奏でました。そして曲中に何度も登場する金管楽器のファンファーレは、力強い音色を響かせ、何度でも聴きたいと思うほどの迫力のサウンドを披露しました。徐々に高揚感を増していき、最後は華やかな行進曲で幕を閉じました。続けて、メンデルスゾーンの【ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64】。ベートーヴェン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並んで、「三大ヴァイオリン協奏曲」として、世界中のヴァイオリニストがレパートリーにしているほどの人気の高い作品です。ソリストの南さんは若手実力派のヴァイオリニスト。京響との共演は2017年の演奏会以来約4年ぶりです。今日はシックな印象の濃紺のドレスに身を包み演奏を披露してくれました。曲は、オーケストラの短い序奏の後すぐに緊張感のあるヴァイオリンのソロで始まりました。南さんの力強い音色に鼓舞されるようにオーケストラもパワフルな演奏を聴かせてくれました。そしてソリストの腕の見せどころとなるカデンツァの部分では、華麗で透き通るような音色をホールに響かせました。第2楽章では、低弦の柔らかなピチカートの伴奏に乗せて、南さんはゆったりとしたメロディを伸びやかに披露し、会場は穏やかな雰囲気に包まれました。第3楽章は、オーケストラが奏でる軽快なリズムに乗せて、南さんの軽やかなメロディが楽しげな雰囲気ですが、ヴァイオリンは素早い運指や音の跳躍など、技巧的な演奏が続きますが、南さんはオーケストラとともに最後まで溌剌とした演奏を聴かせてくれました。演奏が終わると、お客様からあたたかい拍手をいただき、何度もカーテンコールを行いました。  後半のプログラムは、ブラームスの【交響曲第1番ハ短調 作品68】。ブラームスが生涯に残した4つの交響曲のうちの最初の第1番は、着想から完成までに20年以上の長い時間をかけて作曲された力作です。曲は、強烈なティンパニの連打に乗せて重厚感のある雰囲気の第1楽章から始まりました。ティンパニと弦楽器のユニゾンによる緊張感のある音楽で曲が進んでいき、会場は張り詰めた雰囲気に包まれました。第2楽章は、弦楽器が優雅で美しいメロディを奏で、第1楽章の緊張感を解すかのような落ち着いた音楽で進んでいきました。第3楽章は、木管楽器と弦楽器がメロディを交互に奏でながら曲が進んでいきました。まるで会話をするかのように、お互いの音楽を聴きながら楽しんでいるように演奏していました。第4楽章は、再びティンパニの重々しい演奏で始まり、ホルンの印象的なソロが高らかな音色を響かせました。そして、テレビ番組やCMのBGMで頻繁に使われる有名なテーマが奏でられました。小泉マエストロの指揮で、ゆったりと落ち着いて始まり、徐々にエネルギーを増し力強い演奏に変化させていきました。音楽は勢いを保ったまま高揚感を増していき、大きな波が何度も押し寄せるかのようなダイナミックな演奏を聴かせ、クライマックスは熱気に満ちた演奏で、幕を閉じました。  本公演にご来場いただきました皆さま、ありがとうございましたなお、本公演は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開演時間を1時間繰り上げて開催いたしました。皆さまにはご協力いただき重ねて御礼申し上げます。【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。3/14(日)開催 「オーケストラ・ディスカバリー2020」 https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1039チケット発売中です3/27(土)、3/28(日)開催「第654回定期演奏会」 https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1044チケット発売中です4/11(日)開催「スプリング・コンサート」 https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=4#id1021京響友の会会員先行発売は2/20(土)、京都コンサートホール・ロームシアター京都Club会員先行発売は2/27(土)、一般発売は3/6(土)です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓にほんブログ村

  • 24Jan
    • 高関×京響「第652回定期演奏会」が終了しました!の画像

      高関×京響「第652回定期演奏会」が終了しました!

      京都市には、市民が気軽にスポーツを楽しむことができる施設があります。阪急京都線の西京極駅から徒歩5分のところにある西京極総合運動公園は、昭和天皇御成婚奉祝記念事業として整備されました。公園の中にある西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(「たけびしスタジアム京都」)は、1942年に開場され、陸上競技だけではなくサッカーを始めとした球技も行われ、2019年シーズンまでは、サッカーJリーグ京都サンガF.C.がホームスタジアムとして使用していた、京都市を代表する歴史あるスタジアムですここで数々の歴史的な試合が行われ、市民を始め多くの人々を熱狂させてきました。サッカーといえば、作曲家のショスタコーヴィチは、熱狂的なサッカーファンだったことでも知られています彼の作品の中には、サッカーをテーマにしたバレエ音楽や劇音楽もあるほどです。「第652回定期演奏会」では、そんなショスタコーヴィチの作品を演奏しました。  さて、2日間にわたって開催した「第652回定期演奏会」は、新型コロナウイルス感染症による渡航制限の影響により、指揮者をアレクサンドル・スラドコフスキーから高関健マエストロに変更して開催しました。前半のプログラムは、ベートーヴェンの【交響曲第4番変ロ長調 作品60】。交響曲第3番「英雄」と、第5番「運命」に挟まれたこの第4番は、2つの交響曲に比べると演奏される機会は少なめですが、オーケストラの魅力をたっぷりと楽しむことができる名曲です。今回は、硬く乾いた音が特徴的なバロックティンパニを使用しました。第1楽章は神秘的な曲調の序奏の後、場面が変わるように晴れやかになり、歯切れの良い音楽を奏でました。曲の中間ではオーケストラの迫力あるサウンドのなか、木管楽器は流れるようになめらかなメロディを響かせました。第2楽章は、ゆったりとした穏やかな雰囲気が印象的です。弦楽器と木管楽器が奏でる美しいハーモニーをじっくりとお聴きいただきました。第3楽章は、弾むようなリズムが印象的な楽章です。オーケストラはメロディの明暗やリズムの強弱などをまるで掛け合わせるように演奏していました。メンバーは楽しんで演奏している様子が窺えました。第4楽章は、疾走感のある音楽で、冒頭から弦楽器が休む間もなく軽快な音楽を奏でました。曲が進むと、突然オーケストラが弾けるようなインパクトのある音を鳴らす場面や、木管楽器がメロディをリレーのように繋げて奏でる場面が現れ、ベートーヴェンがこの曲に込めた面白い仕掛けをお楽しみいただきました。高関マエストロの軽快な指揮とともに、メンバーは生き生きと演奏していました。 後半のプログラムは、ショスタコーヴィチの【交響曲第5番ニ短調 作品47】。旧ソヴィエト連邦の作曲家、ショスタコーヴィチの代表曲のひとつで、15曲作曲した交響曲のなかでも特に人気の高い作品です♪曲は弦楽器のユニゾンによる緊張感のある演奏で始まりました。第1楽章では、コントラバスやチューバなどの低音楽器が活躍する場面が多く、特に、今日はコントラバスが舞台のセンターに配置されていることもあり、低音の魅力をお楽しみいただきました。第2楽章は、行進曲を思わせる3拍子のスケルツォです。コンサートマスターのソロに続いて、フルートやトランペットなど様々な楽器がメロディを繋ぐように演奏しました。第3楽章は「ラルゴ」のゆったりとした曲調です。2台のハープによる伴奏に乗せてフルートが繊細な音色を響かせ、美しいハーモニーを聴かせてくれました。第4楽章の冒頭は、ティンパニが行進曲風のリズムを響かせ、金管楽器が駆け抜けるようにエネルギッシュな演奏を披露しました。嵐のような勢いのある音楽と共にオーケストラの大迫力のサウンドがホールいっぱいに響きました。第3楽章までは、暗い雰囲気の音楽が続きましたが、第4楽章は自信に満ちた雰囲気でティンパニは豪快に打ち鳴らし、大太鼓も加わってまるで地鳴りのように聴こえ、最後はオーケストラの大迫力なサウンドで幕を閉じました。演奏後は、ソロを務めたメンバーたちが一人ずつ盛大な拍手をいただき、あたたかい雰囲気のなか演奏会を終えることができました。  本公演にご来場いただきました皆さま、ありがとうございました【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。2/19(金)開催 「第653回定期演奏会」新型コロナウイルス感染症の最大限の感染予防対策を講じた上で、開演時間を1時間繰り上げて開催いたします。なお、1/30(土)10:00よりチケット発売となります。https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=2#id10383/14(日)開催 「オーケストラ・ディスカバリー2020」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1039チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓にほんブログ村

  • 20Jan
    • ロームシアター京都【京都市交響楽団×石橋義正パフォーマティブコンサート「火の鳥」】に出演しましたの画像

      ロームシアター京都【京都市交響楽団×石橋義正パフォーマティブコンサート「火の鳥」】に出演しました

      1月17日(日)は、ロームシアター京都で行われた、ロームシアター京都開館5周年記念事業【京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」】にて、指揮者の園田隆一郎マエストロとともに5つの作品を演奏してきました今回は音楽、舞踊、美術を融合した “パフォーマティブコンサート”ということで、京響と、京都を拠点に活躍する映像作家で演出家の石橋義正さんを中心に、多彩なアーティストたちによる個性的な演出の作品です。京響は通常の演奏会とは違い、アーティストたちのパフォーマンスの後ろで演奏する形となりました。↑演奏側から見るとこのような感じです。コンサートはストラヴィンスキーの【交響的幻想曲《花火》】で幕を開けました。花園大学の男子新体操部による力強くダイナミックな演技と、煌びやかな雰囲気の音楽が相まって迫力の舞台となりました。続いて披露されたのは、ドビュッシーの【牧神の午後への前奏曲】。コントーションの茉莉花さん(コントーションとは、サーカスや雑技団などで披露されている、自分の体を極度に曲げたり捻じったりする身体表現のことです)と、ダンサーの池ヶ谷奏さん、薄田真美子さん、斉藤綾子さん、高瀬瑶子さん、中津文花さん、松岡希美さんによる生命感溢れるダンスで会場を魅了しました。ラヴェルの【ボレロ】では、ダンサーのアオイヤマダさんと、京都出身でお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが出演しました。特殊メイクと光とスモークの演出が曲にマッチし、ドラマティックな舞台となりました。ラヴェルの【歌曲集《シェエラザード》】では、ソプラノの森谷真理さんが美しい歌声を聴かせてくれました。オーケストラ側の照明を落とし、青い光を放った巨大造形のような衣装を纏った森谷さんが歌い始めると、会場は一気に幻想的な世界に包まれました。 コンサートのメインとなる、ストラヴィンスキーの【バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)】は、茉莉花さんと6名のダンサーによるパフォーマンスはもちろんのこと、独特な衣装や光の演出も加わって素晴らしい舞台となり、オーケストラも演出を盛り上げるような演奏を披露しました。コンサート終了後、園田マエストロと森谷さんは『オーケストラの演奏会とは違った様々な演出がなされたコンサートで、京響と共演できたことが嬉しかったです。』と話してくださいました! 今回出演しました、ロームシアター京都開館5周年記念事業【京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」】の公演の詳細はこちらをご覧ください。京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」多様な演出と多彩な出演者たち―ここでしか体験できない、新しいオーケストラコンサート!rohmtheatrekyoto.jpなお、ロームシアター京都のSNSにて当日の写真が掲載されていますので是非ご覧くださいTwitterはこちら 【アーカイヴ】1月17日に開催した、京都市交響楽団×石橋義正パフォーマティブコンサート「火の鳥」。5つのクラシックの名曲に、ダンスや美術、映像、衣装、特殊造形などさまざまな演出を凝らした、これまでにないオーケストラコンサートが誕生しました! pic.twitter.com/aeQOH98D3d— ロームシアター京都 (@RT_Kyoto) January 18, 2021Facebookはこちらロームシアター京都【アーカイヴ】 2021年1月17日(日)、ロームシアター京都開館5周年記念事業の1つとして開催した、京都市交響楽団×石橋義正パフォーマティブコンサート「火の鳥」。 ストラヴィンスキーの「火の鳥」のほか5つのクラシックの名曲に、ダンスや美術、映像、衣装、特殊造形などさまざまな演出を凝らした、これまでにないオーケストラコンサートが誕生しました。 多く…www.facebook.comInstagramはこちら この投稿をInstagramで見る ロームシアター京都(@rohmtheatrekyoto)がシェアした投稿**********【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。1/23(土)、24(日)開催 「第652回定期演奏会」販売を終了いたしました。再販売の予定もございません。当日券、学生券、後半券の販売もございませんので、どうぞご了承ください。2/19(金)開催 「第653回定期演奏会」一般発売を1/9(土)に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による社会情勢を鑑み、発売を延期しております。発売日等につきましては、決まり次第発表いたします。3/14(日)開催 「オーケストラ・ディスカバリー2020」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1039チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓にほんブログ村

  • 10Jan
    • 井上×京響 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」終了しました!の画像

      井上×京響 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」終了しました!

      江戸初期の筝曲家、八橋検校。生田流や山田流など現在使われている筝曲の開祖と言われ、箏曲で最も有名な「六段の調」など、数々の名曲を生みだした人物です。福島県磐城(現・いわき市)で生まれ、後に京都に移り住み多くの弟子を育てました。彼のお墓は、左京区黒谷町にある「金戒光明寺」の敷地内にあり、塔頭の「常光院」は菩提寺として知られ、「八はしでら」として親しまれています。命日の6月12日には、毎年「八橋祭」が開催され、法要と筝曲奉納が営まれています。石碑の頭の部分や墓誌を支えている部分をよく見てみると、箏の駒「琴柱(ことじ)」の形になっているのが印象的です。  さて、2021年の最初の演奏会は、本日開催した特別演奏会「ニューイヤーコンサート」。井上道義マエストロの指揮と、箏独奏にLEOさんを迎えてお届けしました前半は、伊福部昭氏の作品を2曲演奏しました。伊福部氏は、『ゴジラ』をはじめとする、SF怪獣映画の音楽が今も多くの人に愛されています。今日演奏した作品も、伊福部氏の世界観が存分にお楽しみいただける2曲です。まずは、【管弦楽のための「日本組曲」から第4曲「佞武多(ねぶた)」】。この曲は伊福部氏が大学時代に青森・弘前で見た「ねぶた」を題材にしており、日本のお祭りのようなリズムで始まりました。弦楽器のユニゾンに乗せて奏でられるトランペットのお囃子のようなメロディが印象的です。そして、この曲で活躍するのは5人の打楽器奏者による太鼓の演奏!バスドラムやトムトムなどの様々な太鼓が迫力のサウンドを聴かせてくれました。演奏が終わると、井上マエストロから会場の皆様へ「あけましておめでとうございます!」と、新年のご挨拶がありました。舞台転換を終えて、【二十絃箏とオーケストラのための「交響的エグログ」】。箏は、13本の絃が張ってあるものが一般的ですが、この作品で使用したのは絃が20本の「二十絃箏」で、音色や音量の表現が豊かな楽器です。ソリストを務めた箏のLEOさんは、京響とは初共演。古典的な音楽から現代音楽まで幅広いジャンルで人気を集める気鋭の箏奏者です!曲は、田園詩や牧歌の意味をもつ「エグログ」の通り、緩やかなテンポで抒情的で美しいメロディが印象的です。オーケストラの序奏の後、箏の力強い音色がホールに響きました。時折、ヴァイオリンが雅楽で使われる「笙」のような音色を奏で、日本の伝統的な音楽を聴いているかのような印象でした。途中の箏の長い独奏では、高音域で奏でる早弾きの部分がとても繊細な音色で、箏の長い余韻もとても美しく、流れるように曲が進みました。そして最後は、お祭りのようなエネルギッシュな雰囲気でフィナーレを迎えました。演奏が終わると盛大な拍手をいただき、LEOさんは笑顔でカーテンコールを行いました。  プログラムの後半は、「ワルツ」がテーマです。まずは、池辺晋一郎さんの新作【ワルツと語ろう】。この曲は、井上マエストロによる委嘱作品で、本演奏会が世界初演となりました。井上マエストロから、曲の解説の後、フルートによる高揚感のあるメロディで演奏が始まりました。曲は、「ロシアふう」や、「5拍子のワルツ」など、5つの小さなワルツから出来ています。映画音楽のような雰囲気やジャズのような雰囲気など、それぞれの特徴的なリズムやメロディが奏でられました。また、様々な特殊奏法が使われ、特にハープの特殊奏法では、くしゃくしゃにした紙を使って弦を下から上に一気に擦っていました。 ↑何やら舞台袖に大きな紙袋が。↑演奏で使用した紙はこのようにして作っていました (音はございません。)↑このような音が出せるのです! 曲が終わると、拍手とともに池辺晋一郎さんが登壇し、会場のお客様は大きな拍手を送っていました。続けて、武満徹の【「3つの映画音楽」からワルツ-「他人の顔」より】。弦楽オーケストラが哀愁のあるメロディをたっぷりと響かせました。そして、優雅で可愛らしい雰囲気の、ドリーブの【バレエ音楽「コッペリア」からワルツ】。ドリーブとは一変して、重量感のあるサウンドが魅力的なハチャトゥリヤンの【組曲「仮面舞踏会」からワルツ】。会場には、光の演出で仮面やバレリーナを映し出し、目でもお楽しみいただきました。そして後半の最後に演奏したのは、豪華絢爛な音楽が魅力的な、チャイコフスキーの【バレエ組曲「眠りの森の美女」からワルツ】。井上マエストロは、まるで踊っているかのように指揮し、オーケストラも華やかで楽しげな演奏を披露しました。 温かい拍手にお応えして、アンコールに、井上マエストロの作曲による【オペラミュージカル「降福からの道」~ポルカ】を演奏しました。本公演にご来場いただきました皆さまありがとうございました2021年の京響も、どうぞよろしくお願い申し上げます【京都市交響楽団 自主公演の開催・チケットに関するご案内】今後予定されている公演の内容やチケット発売等につきまして変更が生じた場合は、ホームページやSNS等にて随時お知らせしてまいります。1/23(土)、24(日)開催 「第652回定期演奏会」販売を終了いたしました。再販売の予定もございません。当日券、学生券、後半券の販売もございませんので、どうぞご了承ください。2/19(金)開催 「第653回定期演奏会」一般発売を1/9(土)に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による社会情勢を鑑み、発売を延期しております。発売日等につきましては、決まり次第発表いたします。3/14(日)開催 「オーケストラ・ディスカバリー2020」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1039チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓

  • 27Dec
    • 広上×京響 特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」が終了しました!の画像

      広上×京響 特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」が終了しました!

      八坂神社と円山公園のすぐそばに、京都市指定有形文化財に指定されている洋館「長楽館(旧 村井吉兵衛別邸)」があります。「長楽館」は、明治42年に実業家の村井吉兵衛によって建てられて以来、伊藤博文、大隈重信ほか、国内外の様々なお客様をもてなす迎賓館として歴史を刻んできました。現在は、カフェとレストランホテルからなり、地元の人々はもちろん観光客にも人気です。設計者のJ.M.ガーディナーは、この館に多くの芸術様式を盛り込みました。その一つが、本館の入り口のそばにある「迎賓の間」です。ここは、かつて応接室として使われており、壁や天井に飾られた植物模様のレリーフをはじめ、エレガントな雰囲気のロココ様式が基調となっています。室内は、シャンデリアをはじめとした家具調度品が建築当時のままで飾られています。現在はカフェのアフタヌーンティー専用室として営業しており、ロココ様式のお部屋を眺めながら、優雅な時間を味わうことができます。  さて、12/26(土)と12/27(日)は、特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」を開催しました指揮者は、広上淳一マエストロ。ソリストは、ピアノの岡田奏さん、チェロの佐藤晴真さん、ヴァイオリンの三浦文彰さんの3人です。演奏会の前半は、【ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23】。チャイコフスキーが作曲した3つのピアノ協奏曲のなかで最も有名なのが、この第1番です。冒頭の雄大で華やかなメロディはテレビのBGM等でも使われていましたので、誰もがどこかでお聴きになったことがあるかと思います。ピアノの岡田奏さんは、白いドレスに身を包んでステージに登場しました。演奏は、ピアノの力強い和音で始まり、オーケストラの大迫力のサウンドがホールいっぱいに響き渡りました。岡田さんのピアノは、煌びやかな音色で、オーケストラに勝るほどの素晴らしい演奏を聴かせてくれました。途中の長大なカデンツァは、様々な演奏技法によって構成されており、華やかな場面や神秘的な場面など多彩に展開されていき、指先だけではなく全身を使って演奏している様子が印象的でした。第2楽章は弦楽器のピチカートで始まり、フルートが抒情的なメロディを奏で、程なくしてピアノも登場し、オーケストラと重なり合いながら演奏が進んでいきました。中間部のヴィオラとチェロのメロディは、フランスの歌曲『楽しみ、踊り、笑わなければ』から引用されており、弦楽器が歌っているかのような音色を響かせました。第3楽章の冒頭は、ピアノのリズミカルなメロディとオーケストラが掛け合いながらエネルギッシュな演奏を繰り広げ、猛烈な勢いでクライマックスに向かい、岡田さんは、会場を圧倒させるほどのパワフルな演奏を聴かせてくれました。演奏が終わると、岡田さんは充実感に満ちた笑顔で何度もカーテンコールを行っていました。 演奏会の後半の1曲目は、【ロココの主題による変奏曲 作品33(原典版)】。京響とは初共演となる佐藤晴真さんは、22歳の新進気鋭のチェロ奏者です。この作品の演奏時間は約20分と短めですが、チャイコフスキーならではの抒情的なメロディとチェロの様々な演奏技法が織り込まれており、聴きどころが満載です。曲は落ち着いたテンポで始まりました。この作品は「変奏曲」の形式でできており、佐藤さんは、それぞれの変奏のテンポ感や音楽の雰囲気を楽しんで演奏しているような印象でした。チェロは、人の声に一番近い音域を持つと言われています。佐藤さんは、まるで歌うようにメロディを奏で、特に高音は透き通った美しい音色で、ホールを包み込むかのように響き渡りました。演奏が終わると、広上マエストロ、そしてコンサートマスターの会田莉凡と握手変わりの“腕タッチ”をして、楽団員の笑顔に見送られながらステージを後にしました。 最後は、【ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35】。第1楽章はオーケストラの序奏の後、ヴァイオリンのゆったりと、そして堂々としたソロで始まりました。三浦さんは、低い音から高い音までヴァイオリンの幅広い音域を余すところなく聴かせてくれました。第2楽章は、イタリア語で「歌」を意味する「カンツォネッタ」というタイトルがついています。哀愁のある美しいメロディを、三浦さんが歌うように奏で、さらに途中のフルートとヴァイオリンのメロディが絡み合うような場面では、気品のある音色を聴かせてくれました。第3楽章は、ロシアの民族舞曲を思わせる躍動感溢れるリズムで始まり、勢いを増しながら鮮やかで熱狂的なクライマックスに向かっていきました。力強い音楽を広上マエストロとオーケストラと共に奏でながら、演奏は最高潮に盛り上がり、フィナーレを迎えました。演奏が終わると、お客様から割れんばかりの拍手をいただき、三浦さんは、笑顔で何度もカーテンコールを行いました。 3人のソリストとのまさに情熱的な共演で、2020年の最後の演奏会を締めくくることができました。2日間にわたって開催した特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」にご来場いただきました皆さま、ありがとうございましたまた、本公演をはじめ、2020年の演奏会にお越しいただきました皆さま、ご来場が叶わなかった皆さまも、日頃よりあたたかいご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございました。2020年の京響は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で演奏活動の自粛を余儀なくされた期間もございましたが、7月の活動再開以降、音楽に対する喜びを今まで以上に実感した一年となりました。2021年は、穏やかな日常が訪れることを、楽団員、事務局一同願っております。来年も、京響をどうぞよろしくお願いいたします\京都市交響楽団ではクラウドファンディングを実施中です/皆様とともに、より良い音楽を分かち合うためにご支援をお願いします京響を未来に繋ぐ&新チャレンジ支援プロジェクト~皆様と共に響き合う京都市交響楽団~ | クラウドファンディング - THE KYOTO Crowdfundingクラウドファンディングプロジェクト:京響を未来に繋ぐ&新チャレンジ支援プロジェクト~皆様と共に響き合う京都市交響楽団~。 京都市交響楽団は、日本で唯一の自治体直営のオーケストラとして創立された交響楽団です。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため大幅に規模を縮小して7月より演奏活動を再開しました。ソーシャルディスタンスを考慮し50%の収容定員で演奏活動をして…the-kyoto.en-jine.comさて、2021年の京響の演奏会は、2021年1/10(日)開催 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1035チケット発売中です。お求めはお早めにどうぞ1/23(土)、24(日)開催 「第652回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1001チケット発売中です2/19(金)開催 「第653回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=2#id10381月9日(土)よりチケット発売です3/14(日)開催 「オーケストラ・ディスカバリー2020」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=3#id1039チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓ にほんブログ村

  • 20Dec
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      関谷×京響「クリスマスコンサート」が終了しました!

      「宝鏡寺(ほうきょうじ)」は、京都市上京区の百々町(どどちょう)にあり、その地名から百々御所(どどのごしょ)の御所号をもつ尼門跡寺院(皇女や公家など高貴な女性入寺した寺院)です。宝鏡寺には、由緒ある人形が数多く所蔵されており、別名「人形の寺」と呼ばれ親しまれています。昭和34年の秋には、壊れたり汚れたりして捨てられてしまう人形を弔い供養するために、人形塚が建立され、人形供養祭も行われるようになりました。人形供養祭は徐々に広まり、全国各地より人形やぬいぐるみが年中持ち寄られるようになり、現在では毎年10月14日にこの塚の前で行われています。また、春と秋には人形展も開催されており、宝鏡寺に所蔵されている人形を見ることができます。  さて、12/20(日)に開催した「クリスマスコンサート」は、関谷弘志マエストロとともに、チャイコフスキーの【バレエ組曲「くるみ割り人形」から「花のワルツ」】をはじめ、【そりすべり】で知られるアンダーソンの作品などのクリスマスを彩る作品と、京響の生演奏とアニメーション・フィルム上映による「スノーマン」をお届けしました会場の京都コンサートホールも、クリスマスツリーやリースなどが飾られ、いつもより華やかな装いでお客様をお迎えしました。  前半のテーマは、「ファンタジック・メロディ」。まずは、クリスマスにぴったりなアンダーソンの【そりすべり】で始まりました。冒頭から鈴の音が鳴り響き、途中には、スラップスティックやウッドブロックなど、いつものオーケストラではなかなか用いられない打楽器が活躍しました。クリスマスの雰囲気を盛り上げるアンダーソンの1曲をお楽しみいただきました。演奏が終わると、関谷マエストロから「今日は少しでも心温まる時間をお過ごしいただければ、と思います!」と、ご挨拶がありました。続けて、美しいメロディとゆったりとした曲調の【忘れられた夢】、リズミカルな【フィドル・ファドル】と、アンダーソンの作品が続きました。J.S.バッハ=グノーの【アヴェ・マリア】では、曲の前半をコンサートマスターの泉原隆志がソロでメロディを奏でました。演奏会の前半最後は、チャイコフスキーの【バレエ組曲「くるみ割り人形」から「花のワルツ」】。華やかな雰囲気のこの作品は、冒頭のハープの優雅なソロが印象的です。落ち着いたテンポ始まり、優雅な三拍子でおとぎの国の華麗な踊りを連想させる素敵な演奏を披露しました。  演奏会の後半は、イギリスの名作アニメーション【スノーマン】の音楽を京響がフィルム上映に合わせてライブ演奏するという演出でした。「スノーマン」は、イギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズ原作の人気絵本にハワード・ブレイクが音楽をつけた作品で、世代を問わず世界中の人々に親しまれています。作品のストーリーに沿ってライブで演奏するため、タイミングを合わせることが難しいのですが、京響では過去に何度か演奏しているので、細かい部分まで的確に合わせて演奏し、会場のお客様も「スノーマン」の世界観に引き込まれているようでした。物語の後半では、少年とスノーマンが空へ飛び立つ場面で歌われる「ウォーキング・イン・ジ・エアー(空を歩いて)」を京都市少年合唱団団員の谷口瑛多朗さんが独唱し、透き通った美しい歌声を聴かせてくれました。ライブ演奏による、臨場感たっぷりな「スノーマン」をお楽しみいただきました。 演奏が終わると、お客様から盛大な拍手をいただき、アンコールに、アンダーソンの【舞踏会の美女】を演奏しました。本公演にご来場いただきました皆さま、ありがとうございましたさて、次回の京響の演奏会は、12/26(土)、12/27(日)開催 特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2020&m=12#id902チケット完売しました。当日券の発売もございません。2021年1/10(日)開催 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1035チケット発売中です。お求めはお早めにどうぞ1/23(土)、24(日)開催 「第652回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1001チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓

  • 29Nov
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      大友×京響「第651回定期演奏会」が終了しました!

      京都市の南にある伏見地域は古くから日本酒の生産が盛んで、酒造の街ならではの風情を今でも味わうことができますその酒蔵の一つとして、全国的に有名な銘柄「月桂冠」は、1905年に商標登録されており、国内だけではなく世界で広く愛されています。宇治川に注ぐ運河「濠川」沿いに、月桂冠の酒蔵の歴史をわかりやすく紹介する「月桂冠大倉記念館」があります。現在、リニューアルに伴う改修工事のため見学を休止していますが、中庭には、大きな仕込み桶や酒屋さんなどで目にする杉玉が飾られており、2020年12月中に見学が再開できる予定とのことですので、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか   さて、11月28日と29日の「第651回定期演奏会」は、桂冠指揮者の大友直人マエストロの指揮で、ピアノ独奏に清水和音さんを迎えて開催しましたプログラムの前半に演奏したのは、グリーグの【ピアノ協奏曲イ短調op.16】。グリーグは、ノルウェーの作曲家でピアノの名手でもありました。この作品はグリーグが作曲した唯一の協奏曲で、技巧的なソロがありますのでピアニストにとって大変難しい作品です。第1楽章は、ティンパニの連打に続いて有名なピアノのソロで始まり、清水さんの迫力ある音色に鼓舞され、オーケストラもエネルギッシュな演奏を繰り広げました。曲の中盤には「カデンツァ」と呼ばれる伴奏を伴わないピアノの長いソロがあり、ピアニストにとっては腕の見せ所です。清水さんは、鍵盤の端から端まで鳴らす大変難しいカデンツァを、ダイナミックな演奏で聴かせてくれました。第2楽章は穏やかな雰囲気で始まり、オーケストラの序奏に乗せてホルンが美しいメロディを響かせ、その後、ピアノが細かくきらびやかな音型を奏で、やがてピアノとオーケストラが重なり合いながら演奏を披露しました。第3楽章は民謡舞曲のようなリズムで始まり、ピアノとオーケストラがかけ合うように進んでいきました。途中、フルートによる抒情的なメロディをピアノが受け継ぐように進み、終盤に向かって盛り上がり、再びピアノによる力強いカデンツァが登場し、清水さんは見事な演奏を聴かせてくれました。最後はオーケストラとともに鮮やかなサウンドでクライマックスを迎えました。演奏が終わると、清水さんは達成感に満ちた表情を浮かべていたことが印象的でした。お客様から盛大な拍手をいただき何度もカーテンコールを行い、アンコールに、28日はシューマンの【トロイメライ】を、29日はリストの【ペトラルカのソネット 第104番】を演奏しました。  演奏会の後半は、エルガーの【交響曲第2番変ホ長調op.63】。エルガーはイギリスの作曲家で、この作品は英国王エドワード7世に捧げられることになっていましたが、国王が1910年5月に崩御したため、この交響曲が完成した1911年、エドワード7世の追悼として捧げられました。京響では、2020年4月24日の「第644回定期演奏会」にて大友マエストロによって演奏する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となってしまいましたので、約7か月ぶりにお客様に披露することができました。第1楽章は、明るく温かみのある雰囲気で始まり、何度も盛り上がりながら、大友マエストロの指揮に合わせてオーケストラは表情豊かに演奏していました。曲の途中には、2台のハープが幻想的で美しい音色を響かせました。第2楽章は一変して、悲しげなエレジー風の演奏で始まります。曲の序盤ではフルートが美しく印象的なメロディを響かせました。第1楽章の壮麗なサウンドとは対照的な第2楽章ですが、大友マエストロは楽章ごとの特徴を活かした指揮をされていました。第3楽章は、ロンドと呼ばれる軽やかで快活なテンポが特徴的な楽章です。曲の途中からシンバルやタンバリン、ティンパニ、大太鼓が活躍し迫力のある演奏が印象的でした。この曲を締めくくる第4楽章は、低音楽器が堂々としたメロディを奏でた後、暖かな雰囲気で音楽が進んでいきました。そして、高らかなトランペットの音色をきっかけに、大友マエストロの指揮に合わせてドラマティックに展開し、終盤は、第1楽章の抒情的なメロディが再び奏でられ次第に音楽が穏やかになり、終盤はエレジー風の落ち着いた音楽で静かに幕を閉じました。  「第651回定期演奏会」にご来場いただきました皆さま、ありがとうございましたなお、28日の演奏会では、NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」の収録がありました。放送日が決まりましたら、京響ホームページやSNSにて発表いたします。さて、次回の京響の演奏会は、12/20(日)開催 「京都市交響楽団 クリスマスコンサート」です。チケット発売中ですので、お早めにどうぞhttps://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2020&m=12#id99912/26(土)、12/27(日)開催 特別演奏会「情熱のチャイコフスキー・ガラ」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2020&m=12#id902チケット完売しました。当日券の発売もございません。2021年1/10(日)開催 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1035チケット発売中です2021年1月23日(土)、24日(日)開催 「第652回定期演奏会」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1001チケット発売中です↓そのほか京響の最新情報はこちら↓ にほんブログ村

  • 08Nov
    • 沼尻×京響「オーケストラ・ディスカバリー2020」が終了しました!の画像

      沼尻×京響「オーケストラ・ディスカバリー2020」が終了しました!

      京都には、「マンガ」の歴史を深く知り、楽しむことができる施設があります。地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅から徒歩2分の場所にある「京都国際マンガミュージアム」は、京都市と京都精華大学の共同事業により、2006年11月25日にオープンした日本初のマンガの総合文化施設です。資料展示のほか、収集や保管といったマンガ文化に関する調査と研究を行っています。館内には、マンガ資料約30万点が所蔵されており、うち 1970年代から2005年までを中心に約5万冊のマンガ本は一般の方が自由に読むことができるようになっています。ここに展示されているマンガ資料は、館内だけでなく敷地内の庭の芝生の上で読むこともでき、休日には市民をはじめ観光客の憩いの場として親しまれています。ミュージアムの2階の壁面には、日本のマンガ界の発展に貢献した手塚治虫の代表作「火の鳥」の巨大オブジェが展示されています。その大きさは縦4.5m×横11m仏師の手によって制作されており、「寄木造り」や、「玉眼」という仏像彫刻の伝統技法を間近で見ることができます。鮮やかな色彩が印象的な「火の鳥」のオブジェは、ミュージアムの顔として親しまれているそうです。  さて、昨日の「オーケストラ・ディスカバリー2020」は、「オーケストラ・オリンピック!~主役はだぁれ?」というテーマで開催しました指揮者は沼尻竜典マエストロ。10月13日の「第650回定期演奏会」に続いての出演となりました。演奏会の1曲目は、ビゼーの【歌劇「カルメン」前奏曲】。沼尻マエストロのエネルギッシュな指揮で、明るく華やかに始まりました。曲が終わると、前回に続き今回もナビゲーターを務めたガレッジセールのお二人が登場今日も舞台後方の客席から、ユーモアを交えたトークで演奏会を盛り上げてくれました。次に演奏したのは、ラヴェルの【ツィガーヌ】。タイトルの「ツィガーヌ」とは、「ロマ(ジプシー)」を意味するフランス語です。ヴァイオリン独奏は、京都市交響楽団特別名誉友情コンサートマスターの豊嶋泰嗣が務めました。曲の前半は緊張感のあるヴァイオリンの長い独奏で、超絶技巧を駆使した大変難しい演奏を披露し、後半はオーケストラの演奏も相まって熱狂的でエキゾチックな雰囲気の音色を響かせました。前半の最後の曲は、チャイコフスキーの【交響曲第6番ロ短調「悲愴」から第3楽章】。沼尻マエストロの計らいで、ガレッジセールも舞台後方席で生演奏を鑑賞することになりました。全体的にコミカルな雰囲気で、後半の行進曲を思わせる部分では、金管楽器と打楽器の活躍による大迫力のサウンドに、ガレッジセールの二人も盛大に拍手を送ってくれました。プログラムの後半は、ストラヴィンスキーの【バレエ組曲「火の鳥」(1919年版) 】。「火の鳥」は、ブログの冒頭で紹介した手塚治虫がインスパイアされて、同名のマンガ作品を描いたことでも有名です。このバレエ音楽には、コンサート用に編曲した3つの組曲があり、今回の演奏は聴きどころがコンパクトにまとめられた「1919年版」でした。演奏の前には、沼尻マエストロによる【「火の鳥」レクチャー】があり、沼尻マエストロが演奏を交えながら物語を説明してくれました。演奏は、静かで不気味な雰囲気で始まり、重く暗い音色で曲が進んでいきました。第3曲の「カッチェイ王の魔の踊り」では、不安を煽るような雰囲気の音楽が早いテンポに乗って進んでいき、豪華絢爛な雰囲気の第5曲の「終曲」で幕を閉じました。演奏が終わると、ガレッジセールから「オーケストラって一言で言ってもいろいろ発見がありました。演奏する人もいろんな役割があって、その前に楽譜やステージを準備する縁の下の力持ちのような裏方さんもいて、コンサートの内容を決める人もいたり、指揮者も客席の皆さんも僕らもみーんな主役!」と、コメントをいただきました。アンコールに、ビゼーの【「アルルの女」より ファランドール】を演奏し、幕を閉じました。さて、来年は、ストラヴィンスキーの没後50年にあたります。今日演奏したバレエ組曲「火の鳥」(1919年版)は、2021年1月17日(日)ロームシアター京都にて、京都を拠点に活動する映像作家で演出家の石橋義正を中心とした多彩なアーティストたちとコラボして演奏されます!1月17日(日)開催『京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」』詳細は→https://rohmtheatrekyoto.jp/event/57882/次回の京響の演奏会は「第651回定期演奏会」です。こちらは残念ながら、既にチケットをお持ちの「京響友の会」の会員様の人数で、予定しておりました座席が満席になっております為、本公演は一般発売を行わないことといたしました。チケットをお求めいただける演奏会は、12月20日(日)開催 「京都市交響楽団 クリスマスコンサート」https://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2020&m=12#id9992021年1月10日(日)開催 特別演奏会「ニューイヤーコンサート」11月21日よりチケット発売ですhttps://www.kyoto-symphony.jp/concert/?y=2021&m=1#id1035↓そのほか京響の最新情報はこちら↓ にほんブログ村