親は恩返しなんて要らない 〜子育てをしていて感じること〜 | 京都から世界へ -藤田功博の京都日記-

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「京都の魅力を日本へ、世界へ」をキーワードに活動する観光企画会社のぞみ代表・藤田 功博のblogです。アイデアとフットワークを武器にして、観光業界を盛り上げていきたいと思っています。

 

2児の父として子どもに願うのは、社会の役に立つ人間になって欲しいなということだ。


就活シーズンになるといつも、自分のやりたいことと、親の気持ちとの間で板挟みになる大学生がいる。良い大学に入った人ほど、親の期待とか、今までにかかったお金とか、色々なものを感じ取ってしまい、それが自分の行動を縛ってしまう。

 

気持ちはわかるけど、と思っていたが、子どもがどんどんと成長する中で、全く反対のことを思うようになった。

 

親から受けた恩は、必ずしも、親に返さなくても良いんじゃないか。
親に直接何かを返すことが、決して答えではないんじゃないか。
親から受け取った「何か」を、違う相手に還元することも、実は大切な「親への恩返し」なんじゃないだろうか?

と。

親に恩を返すことは、もちろん大切だ。育ててくれたお礼として、実家にお金やその他を還元することは、できる範囲でするべきだと思う。

しかし「子ども」としてもっと大切なことがある。

親が大切に育ててくれた「大人」として、良い仕事をし、世の中の人々に、あるいは、大切な誰かに、良い影響を与えることではないだろうか?

起業して誰かを雇用することでもいいし、社会の問題を解決することでもいいし、幸せな家庭を築いて次代を担う子どもを立派に育てることでもいい。なんだっていい。

 

親が、自分の子どもの仕事を楽しんで見守ってくれることなら、なんだっていいんじゃないか?それが子どもとしての本当の恩返しじゃないだろうか?

お金、時間。確かに親は膨大なものを、子どもにつぎ込んでいる。難関大学であれば学費だけでなく塾や習い事の費用もかかったことだろう。

しかしそれを「返して欲しい」なんて思っている親が、果たしているだろうか?

親はリターンを得るために投資してきたのだろうか?

「今までかかったお金は、これだけです。お返しします。ありがとうございました」 

なんてことを言って、喜ぶ親が本当にいるだろうか?

少なくとも自分も子を持つ親として、そんなことを望んで子育てをしたことは全くない。自分の子が、世の中の役に立ってくれたら、何も返してくれなくていい。どうしてもお金が余っているなら別のことに使えと言うだろう。

もし今後、親への責任を感じていたり、親の目を気にしている学生に出会ったら、心の底からの確信を持って言いたいと思う。

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親はお金を返すとか恩返しとかそんな小さなこと、望んでいないよ。 
お金を返してもらうために君を育て、良い大学に行かせたのではないよ。

親がもっとも喜ぶのは、子どもが仕事を通じて世の中に貢献すること。人の役に立つこと。
世の中の課題を見つけ、全力でぶつかり、解決して、良い社会を作ること。
誇りを持って取り組める仕事に打ち込むこと。

それが大企業にあるなら大企業に行けばいい。ベンチャーにあるならベンチャーに行けばいい。どこにもないなら、自分で作り出せばいいんじゃないか。

思うように生きて、自分に嘘はないと言い切って生きる背中を見せることが、親にとって何事にも代えがたい喜びなんだ。


親に向かって堂々と「僕はいま、この仕事を楽しんでいる!やりがいをもってやっている!今日もこんなふうに、人を喜ばせて、笑顔にしたよ!」と言えたら、たとえ貧乏であろうとも、必ず親は納得して喜んでくれるはず!

 

子どもができる親への貢献は、それが1番大事だよ!と。
 

 

就活生のみなさん、思うように生きてください。

 

 

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