こんにちは、お盆も終わり、残暑も厳しいですが少しずつ秋の気配も感じます。

 

今日は青年会とは少し違いますが、雅楽会のお話をしたいと思います。

 

皆さまは法要の中で雅楽が演奏されているのを耳にされたことも多いと思いますが、神社などでも演奏されているので何故お寺で?と思われるかもしれません。

 

しかし、実は雅楽はれっきとした仏教音楽なのです!

 

雅楽はもともとは仏教音楽として遣唐使の際に伝わったとされており、歴史に登場する最古の雅楽の演奏は天平勝宝4年(752年)の東大寺大仏開眼法要とされています。このとき演奏された曲として「抜頭」「陪臚」「菩薩」などの記録が残っております。

 

陪臚

 

これらの曲、特に「陪臚」は私たちもよく演奏しますが、なんと奈良時代に演奏された形のものがほぼ変わらず現代に伝わっており、当時の音楽をそのまま耳にすることができます。その古さから世界最古のオーケストラとも言われています。

 

京都管区では有志による京都日蓮宗雅楽会が結成されており、青年会員やOBも多く在籍しております。毎月25日には定期演奏練習会を開き研鑽を積んでおり、慶讃法要入寺式、本山の晋山式などで演奏しております。

 

 

 

もし京都に籍のある日蓮宗の僧侶の方でご興味のある方は一度足を運んでみては如何でしょうか?奥深い仏教音楽の世界が待っております!