青年会の有志で、6月8日(水)から6月10日(金)にかけて、
熊本震災のボランティア活動に参加して来ました。

車で片道10時間程の道のりでした。


熊本市内は被災地の現地ということもあり、今回は久留米市 を宿泊地としました。

8日の昼頃に出発し、夜11時半ごろ久留米市に到着しました。

ボランティアの募集状況を確認し、益城町へ向かうことに決定しました。

9日の朝に久留米市を出発、8時前に益城町のボランティアセンターに到着。

天気は雨模様で、降ったり止んだりを繰り返していました。



現地ではすでに多くのボランティアの方が到着しており、
県外、中には関東~東北地方のナンバーの車も珍しくありません。


9時頃より受け付けが始まり、簡単なオリエンテーションの後、
ニーズ
(ご依頼)
とのマッチングが行われました。

ニーズの内容は「トラック」による瓦礫運搬が圧倒的に多く、なんと700件待ちの状態だとのことです。

やはり、被災地ではトラックの運転資格を持つ方が不足している様子でした。

次に多いのが、瓦礫の撤去・整理作業で、今回はこちらの依頼を中心に活動を行いました。



マッチングもスムーズに決まり、全体で11名での活動となりました。

今回のリーダーさんは地元の方で、何度も参加されているベテランの方です。

リーダーさんの指示を受けて、荷物を揃えて車で現地へ移動しますが、倒壊した家屋・亀裂の入った道路や壁が目に入り、被害の大きさを思い知らされました。

最初の依頼は倒壊した建物の仕分け・撤去とのことでしたが、現地に到着するとすでに公的機関による撤去が決まっており、入れ違いのような形となってしまったので、リーダーの判断で中止となりました

現地では様々な事情があり、このようなことも珍しくありません。

最近では政府や公的機関を通さずに活動する解体業者との間でトラブルが多いとのことで、
リーダーが相談に応じておられました。こういった判断はリーダーの経験がとても頼りになります!


再びボランティアセンターに戻り、ニーズを聞き、午後からは倒壊したブロック塀の撤去を行いました。

メンバーはそのままで11名、今度こそと皆やる気一杯です!

午後からは雨模様の天気も良くなりました。一方で日差しも強くなり、汗だくになりました!

しかし皆どんどんブロック塀を取り除いて行きます。

依頼された方のご協力もあり、一面にあったブロック塀は2時間ほどで片付けることができました。

ボランティアセンターに戻り、リーダーが活動報告を行い、本日のボランティア活動を終えました。


帰りには近くの日帰り入浴施設で汗を流し、熊本市内の本妙寺さまへお参りしました。

本妙寺さまは加藤清正公の菩提寺であり、熊本を代表する名刹ですが、今回の震災で大きな被害を受けておられました。



本来の予定では翌日に改めてお参りする予定でしたが、メンバーに急用が入り、
急遽京都へ戻ることになりました。

止むを得ないとはいえ、後半は駆け足となってしまったことが残念です。



10日の早朝、久留米を出発し、京都へ戻りました。


今回のボランティアを通じて、リーダーの方を始めチームの皆様には大変お世話になりました。

またご依頼頂いた方々ボランティアセンターのスタッフの皆様、地域の皆さまのご理解とご協力により、円滑にボランティア活動ができましたこと、心より感謝申し上げます。

おかげさまで大きな怪我・事故もなく、無事に活動に参加させて頂くことができました。

末筆になりましたが、この度の震災で被害を受けられた皆様の一日も早い復興を御祈念致します。


事務局 拝