次はインドネシア戸田のレビューです。
Review by Indonesia
まず初めに、オリでは執行部なのに空気を読まずに途中でスピーチを入れてもらってしまってすみませんでした… インドネシアは今までがんばって核廃絶をおしてきてたのに、今会議だけスピーチしないなんてできなかったんです。とりあえずそういうことにしてください…
さて今回、インドネシアはとりあえず強硬な感じで、NAM諸国の中でも最初からWP出したりスピーチしたりして、プレゼンスを発揮して行く予定でした。しかし、会議直前に特殊な国内事情(笑)によって会議前までにスピーチ原稿を用意することができず、出そうと思っていたWPと似た内容のWPを先に某大使に出されてしまって時間短縮のためにWP提出を諦めたりで、あまりプレゼンスを発揮することができずにインドネシアとして非常に残念な結果となりました… 最終的にはNAMとしての決議を今年も採択することができ、NAMとしては一応の成功を収めることができたと言えますが、2008年のNPT再検討会議の準備会合では、全ての議題に関してインドネシアそしてNAMの代表として公式発言を行っていたことを考えると、今会期においてインドネシアのプレゼンスが低下してしまったことは否定できないかと思います。
後悔していても始まらないので、とりあえずは最初インドネシアがどのようなことをしていく予定だったのか、実際どうしていったのか、時系列で紹介させてもらいたいと思います。
A. 会議前
さて今回インドネシアは、① NPTの3本柱のバランス、② 多国間主義、③消極的安全保障に関して法的拘束力のある枠組み策定、④非核兵器地帯条約の核兵器国による批准の要求、という4つの点から自国の主張を行っていこうと考えていました。
① NPTの3本柱といえば皆さんご存じの核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用です。現在の状況では、IAEA追加議定書に代表されるように核不拡散に関する非核兵器国への負担ばかりが明らかに大きくなっており、核不拡散対策の強化のために、全てのNPT締約国の奪い得ない権利であるはずの原子力の平和利用に対しても、核原料入手への制限がかけられそうになっています。これに対して、核軍縮に関しては措置が新たに強化された訳でもなく、核兵器国に対する負担が増やされた訳でもない。非核兵器国は、核兵器開発の権利を放棄するという犠牲をすでに払っているにも関わらず、このように非核兵器国にばかり更なる負担がかけられ、核兵器国に対しては核軍縮に関する議論を進める義務しか課されていない、このような不平等な現実を打開するため、核兵器国には軍縮義務を課し、非核兵器国には原子力平和利用の権利が実質的に保障されるべきだ、という具合です。こうして、現在のNPT体制が非核兵器国のみにばかり多くの義務を負わせている不平等な体制であることを主張し、これからは体制の平等化を図るために、核軍縮の義務強化を進めるべきだ、と主張していきたいと思っていました。
② 多国間主義に関してですが、これは、核兵器についての決定および枠組みは、必ず多国間における協議に基づいて作られるべきだという主張です。安全保障の側面に置いて、核兵器はどの国家にとっても非常に大きな脅威であり、特に核兵器を持たない非核兵器国にとって、核兵器に関する世界的枠組みの変化は、その国家の安全保障に関わることとなる可能性が多いにあります。非核兵器国としては、自国の安全保障に関わるような重要な決定を自国抜きで行われては、何もすることができないまま、一方的に怯えることしかできなくなってしまいます。自国民を守る責任を担う主権国家として、非核兵器国には、自国の安全保障に関わるような決定を行う議論に関わっていく権利が当然あると言えます。こういう感じに主張していって、非核兵器国の意見が反映されないままに、核兵器国のみによって、核兵器に関する取り決めや枠組みが作られてしまうことを防ぎたいと思っていました。
③法的拘束力のある消極的安全保障の枠組みの必要性についてですが、核兵器の脅威に対して何らの自己防衛手段を持たない非核兵器国としては、これが今すぐにでも保障されることが当然だと考えていました。だって、もしこれが保障されなければ、非核兵器国はNPT体制の下で核兵器を持つことを許されず、自国の国民を守る術がないままに、ただ核兵器国によって一方的に核攻撃を受ける危険にさらされつづけなければならないんです。こんなの不公平以外の何物でもありません。法的拘束力のある消極的安全保障の枠組みが作られ、非核兵器国がこのような危険から完全に自由になれるまでは、これ以上の徹底した核不拡散を要求するのは非現実的だ、という感じに主張して、NAMの主張が軍縮より過ぎると言われた時のごねる口実にしようかと思っていました。
④非核兵器地帯条約の核兵器国による批准の要求については、まだ全ての核兵器国の批准を得られていない、東南アジアでの非核兵器地帯条約への全核兵器国の批准達成を早く実現したいという考えで主張する予定でした。
とまぁ色々書きましたが、実際は全く自分の思うように行かなかったわけです… もっと積極的に動いたらよかったなぁと後悔しっぱなしですが、とりあえず次に、インドネシアが会議中に考えていたことを簡単に紹介します。
B. 会議本番
最初にも書いたとおり、会議本番ではスピーチもすぐにすることはできず、WPも出しそびれてしまい、結局インドネシアとしてのプレゼンスを発揮することはできませんでした。今考えたらすればよかったなぁと思うのは、インドネシアがNPTのほかにも主張する予定だった、多国間主義について会議冒頭でWPを提出することです。多国間主義の協議が必要性についてはWPが出されてなかったのに、出すことを思いつかなかったというか、多国間主義について主張するのを忘れてました…orz インドネシアの過去のスピーチでは結構出てきていたりしたので、多国間主義についてももっと主張していれば、もうちょっといろんな議論ができて会議を楽しめたのかなぁとか思ったりもします。
会議が始まって、初めのコーカスの時にNAMグループで集まった時にマレーシア大使からのDRを見せてもらったのですが、その時も多国間主義のことは忘れていました。でも、気核兵器地帯についての文言はグループの反対にあわずにDRに入れてもらえたので、インドネシアとして一応の国益の主張は出来たのかなとも思います。まぁちょびっとですけどね。提示してもらったDRの中の核軍縮と不拡散の割合も、NAMとして申し分ない感じ(笑)だったのでよかったです。
インドネシアは、1日目は新任大使のみなさんが頑張ってるのを見て、だいたい静かにしていました。1日目の深夜コーカス後で、あんまり新任大使のみなさんにばっかり任せてたらダメかなぁと思いましたが、皆さんすごくがんばっておられたので、実際にはそんな心配もあまりいらなかったみたいですね。2日目は、インドネシアも少し交渉に参加したりしてみました。結局説得は無理でしたが、サウジアラビア大使と一緒にフランス大使との交渉をさせてもらったのが楽しかったです。でも、今回は全体的にあんまり積極的に交渉できなかった感じでした。最終的には、新任大使のみなさんの積極的な交渉の成果もあってNAMのDRが可決され、なんとかインドネシアとしての国益を守ることができる結果となりましたが、個人的にはなんとなく物足りなかったなぁという感じが強かったです。
とりあえず次の会議に向けて…次はもっと会議中にいっぱい動きます(比較級)!どれだけこうしようあぁしようと頭の中で考えていても、会議中にぼーっとして全く動かなかったら、何の成果にもならないし達成感もないんだなぁって実感しました。いろいろ考えて行ったんだったら、やっぱり自分の考えたことを会議中に使って交渉して、会議を楽しみたいですよね。今度は、1週間ほど後に中南米のニカラグアの大使に就任させていただく予定なのですが、その時はもっと積極的に交渉したりしたいなぁと思います 新任大使のみなさんも、自分がやりたいことや試したいことがあれば、どんどん積極的にやっていった方が会議がすごく楽しくなりますよ^ ^何かやりたいけどどうやったらいいか分からない時なんかは、近くの先輩にどんどん聞いてみてくださいね♪
本当につまらないレビューで恥ずかしい限りでしたが…読んでくださった方ありがとうございました^ ^皆さん前期会議もがんばりましょう☆
Review by Indonesia
まず初めに、オリでは執行部なのに空気を読まずに途中でスピーチを入れてもらってしまってすみませんでした… インドネシアは今までがんばって核廃絶をおしてきてたのに、今会議だけスピーチしないなんてできなかったんです。とりあえずそういうことにしてください…
さて今回、インドネシアはとりあえず強硬な感じで、NAM諸国の中でも最初からWP出したりスピーチしたりして、プレゼンスを発揮して行く予定でした。しかし、会議直前に特殊な国内事情(笑)によって会議前までにスピーチ原稿を用意することができず、出そうと思っていたWPと似た内容のWPを先に某大使に出されてしまって時間短縮のためにWP提出を諦めたりで、あまりプレゼンスを発揮することができずにインドネシアとして非常に残念な結果となりました… 最終的にはNAMとしての決議を今年も採択することができ、NAMとしては一応の成功を収めることができたと言えますが、2008年のNPT再検討会議の準備会合では、全ての議題に関してインドネシアそしてNAMの代表として公式発言を行っていたことを考えると、今会期においてインドネシアのプレゼンスが低下してしまったことは否定できないかと思います。
後悔していても始まらないので、とりあえずは最初インドネシアがどのようなことをしていく予定だったのか、実際どうしていったのか、時系列で紹介させてもらいたいと思います。
A. 会議前
さて今回インドネシアは、① NPTの3本柱のバランス、② 多国間主義、③消極的安全保障に関して法的拘束力のある枠組み策定、④非核兵器地帯条約の核兵器国による批准の要求、という4つの点から自国の主張を行っていこうと考えていました。
① NPTの3本柱といえば皆さんご存じの核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用です。現在の状況では、IAEA追加議定書に代表されるように核不拡散に関する非核兵器国への負担ばかりが明らかに大きくなっており、核不拡散対策の強化のために、全てのNPT締約国の奪い得ない権利であるはずの原子力の平和利用に対しても、核原料入手への制限がかけられそうになっています。これに対して、核軍縮に関しては措置が新たに強化された訳でもなく、核兵器国に対する負担が増やされた訳でもない。非核兵器国は、核兵器開発の権利を放棄するという犠牲をすでに払っているにも関わらず、このように非核兵器国にばかり更なる負担がかけられ、核兵器国に対しては核軍縮に関する議論を進める義務しか課されていない、このような不平等な現実を打開するため、核兵器国には軍縮義務を課し、非核兵器国には原子力平和利用の権利が実質的に保障されるべきだ、という具合です。こうして、現在のNPT体制が非核兵器国のみにばかり多くの義務を負わせている不平等な体制であることを主張し、これからは体制の平等化を図るために、核軍縮の義務強化を進めるべきだ、と主張していきたいと思っていました。
② 多国間主義に関してですが、これは、核兵器についての決定および枠組みは、必ず多国間における協議に基づいて作られるべきだという主張です。安全保障の側面に置いて、核兵器はどの国家にとっても非常に大きな脅威であり、特に核兵器を持たない非核兵器国にとって、核兵器に関する世界的枠組みの変化は、その国家の安全保障に関わることとなる可能性が多いにあります。非核兵器国としては、自国の安全保障に関わるような重要な決定を自国抜きで行われては、何もすることができないまま、一方的に怯えることしかできなくなってしまいます。自国民を守る責任を担う主権国家として、非核兵器国には、自国の安全保障に関わるような決定を行う議論に関わっていく権利が当然あると言えます。こういう感じに主張していって、非核兵器国の意見が反映されないままに、核兵器国のみによって、核兵器に関する取り決めや枠組みが作られてしまうことを防ぎたいと思っていました。
③法的拘束力のある消極的安全保障の枠組みの必要性についてですが、核兵器の脅威に対して何らの自己防衛手段を持たない非核兵器国としては、これが今すぐにでも保障されることが当然だと考えていました。だって、もしこれが保障されなければ、非核兵器国はNPT体制の下で核兵器を持つことを許されず、自国の国民を守る術がないままに、ただ核兵器国によって一方的に核攻撃を受ける危険にさらされつづけなければならないんです。こんなの不公平以外の何物でもありません。法的拘束力のある消極的安全保障の枠組みが作られ、非核兵器国がこのような危険から完全に自由になれるまでは、これ以上の徹底した核不拡散を要求するのは非現実的だ、という感じに主張して、NAMの主張が軍縮より過ぎると言われた時のごねる口実にしようかと思っていました。
④非核兵器地帯条約の核兵器国による批准の要求については、まだ全ての核兵器国の批准を得られていない、東南アジアでの非核兵器地帯条約への全核兵器国の批准達成を早く実現したいという考えで主張する予定でした。
とまぁ色々書きましたが、実際は全く自分の思うように行かなかったわけです… もっと積極的に動いたらよかったなぁと後悔しっぱなしですが、とりあえず次に、インドネシアが会議中に考えていたことを簡単に紹介します。
B. 会議本番
最初にも書いたとおり、会議本番ではスピーチもすぐにすることはできず、WPも出しそびれてしまい、結局インドネシアとしてのプレゼンスを発揮することはできませんでした。今考えたらすればよかったなぁと思うのは、インドネシアがNPTのほかにも主張する予定だった、多国間主義について会議冒頭でWPを提出することです。多国間主義の協議が必要性についてはWPが出されてなかったのに、出すことを思いつかなかったというか、多国間主義について主張するのを忘れてました…orz インドネシアの過去のスピーチでは結構出てきていたりしたので、多国間主義についてももっと主張していれば、もうちょっといろんな議論ができて会議を楽しめたのかなぁとか思ったりもします。
会議が始まって、初めのコーカスの時にNAMグループで集まった時にマレーシア大使からのDRを見せてもらったのですが、その時も多国間主義のことは忘れていました。でも、気核兵器地帯についての文言はグループの反対にあわずにDRに入れてもらえたので、インドネシアとして一応の国益の主張は出来たのかなとも思います。まぁちょびっとですけどね。提示してもらったDRの中の核軍縮と不拡散の割合も、NAMとして申し分ない感じ(笑)だったのでよかったです。
インドネシアは、1日目は新任大使のみなさんが頑張ってるのを見て、だいたい静かにしていました。1日目の深夜コーカス後で、あんまり新任大使のみなさんにばっかり任せてたらダメかなぁと思いましたが、皆さんすごくがんばっておられたので、実際にはそんな心配もあまりいらなかったみたいですね。2日目は、インドネシアも少し交渉に参加したりしてみました。結局説得は無理でしたが、サウジアラビア大使と一緒にフランス大使との交渉をさせてもらったのが楽しかったです。でも、今回は全体的にあんまり積極的に交渉できなかった感じでした。最終的には、新任大使のみなさんの積極的な交渉の成果もあってNAMのDRが可決され、なんとかインドネシアとしての国益を守ることができる結果となりましたが、個人的にはなんとなく物足りなかったなぁという感じが強かったです。
とりあえず次の会議に向けて…次はもっと会議中にいっぱい動きます(比較級)!どれだけこうしようあぁしようと頭の中で考えていても、会議中にぼーっとして全く動かなかったら、何の成果にもならないし達成感もないんだなぁって実感しました。いろいろ考えて行ったんだったら、やっぱり自分の考えたことを会議中に使って交渉して、会議を楽しみたいですよね。今度は、1週間ほど後に中南米のニカラグアの大使に就任させていただく予定なのですが、その時はもっと積極的に交渉したりしたいなぁと思います 新任大使のみなさんも、自分がやりたいことや試したいことがあれば、どんどん積極的にやっていった方が会議がすごく楽しくなりますよ^ ^何かやりたいけどどうやったらいいか分からない時なんかは、近くの先輩にどんどん聞いてみてくださいね♪
本当につまらないレビューで恥ずかしい限りでしたが…読んでくださった方ありがとうございました^ ^皆さん前期会議もがんばりましょう☆