笠原乾吉『複素解析』ゼミの報告です。
12月22日(土)15時から開始しました。
メンバーが一人増えて、現在全員で7人のゼミとなっています。
今回第一回目ということで、静寂を緊張感が漂う中、ありりーぬさんがトップバッターで第一章第一節を発表をしてくださいました。
写像関数fを複素変数zとみるのか、実2変数(x,y)とみるのかの区別が難しい部分です。「複素共役z*を形式的にzと独立な変数とみなす」とはどういうことか、などが一つの論点になりました。
さらに∂/∂zと∂/∂z*という記号が、実際には偏微分でない(極限で定義されていない)のに偏微分の記号を使うのがわかりにくい、という意見が飛び交いました。(僕個人としてはこの見方は結構好きなのですが…笑)
変数(引数)でなく値(戻り値)のほうでも、実2変数で微分する際に、「関数が値域が実数域の場合の微分法は定義しているが、複素数値の微分法はまだ定義してない」ということが問題になり、補題1.1.1の証明もキッチリ実部と虚部に分けてから微分法を使うべきというツッコミが入りました。
なかなか白熱したゼミになりましたね。
発表していただいたありりーぬさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
ありりーぬさんの発表のあと、なっふぃさんがご自身のアドベントカレンダーの内容を発表してくださいました。
なっふぃ@naughiez日曜数学 Advent Calendar 2018 の記事を書きました😊 圏論についての話です https://t.co/d85DvxVHmg
2018年12月09日 09:12
なっふぃ@naughiez数理物理 Advent Calendar を更新しました 今学んでいることなので説明がやや上手くいってない箇所があるかもしれません😢 https://t.co/K4HoEj0Eox
2018年12月21日 05:31
京都数学自主ゼミサークル@kyotomathmath群と圏、リー代数と量子群と聞いて、ん?一体どういう関係が…?と最初思ったのも束の間、次の瞬間、「群の公理を射で表します」のシーン、これやべぇ ホップ代数じゃん 次は余代数が来るぞ、ザワ…ザワ…ほら来たぁ!次はリー環の普遍包絡環が来るぞ、ザワ…ほら来たぁ!って一人で盛り上がっ
2018年12月23日 01:16
取り乱しました。
なっふぃさん発表ありがとうございました。
次回は年を越してから、1月14日(月)15時から始めます。補題1.1.1まで読み終わりましたので、次のところ、関数の連続のところからですね。
参加者の皆さんありがとうございました。次回もよろしくお願いします。