そろそろ梅雨入りのニュースが聞こえてくる季節となりました。近畿地方も、近いうちに梅雨入りとなるのでしょうか・・・とはいえ今日は、朝から青空の広がる気持ちのいいお天気となりました
庭園の様子を写真に撮ろうと歩いていると、梅隠のむこうに空にまっすぐのびる飛行機雲が。見慣れた景色でも、どこか清々しい気持ちになります
また池の畔の紫陽花が、以前よりもまた少し色濃くなりました。
まだまだこれから美しさが増してきます。随時その様子をブログやSNSでアップしていきますので、お出かけの参考にしてください
それでは、本日も作品紹介をしていきたいと思います。今回取り上げるのは、展覧会のチラシやポスターでも使用している「自浄其意図(じじょうごいず)」(個人蔵)です。
この作品に描かれているのは、2人の人物が問答をする様子です。チラシやポスターにも用いられている人物は、唐時代を代表する詩人・白居易。松の木の上で相対するこの画像の人物は鳥窠禅師です。
この絵を描いたのは、海北友松という絵師です。海北友松は桃山時代に活躍した絵師で、過日におこなわれた展覧会でその名がより知られるようになりました。少ない筆致で、しかし力強い人物表現は、友松の特徴といえます。また着賛をするのは、大徳寺の住持・龍室宗章です。
「自浄其意」とは禅語で、「七仏通戒偈」という詩句の一部です。その意味は、「自分の心をきよらかにすること」。画面の中にはどこかぴりっとした空気が漂っており、2人がどんな問答をしているのかという想像がふくらみます。人物だけではなく、作品全体をみるとまた違った印象になると思いますので、ぜひ展示室でご覧ください
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【過去の特設ブログ】
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「国宝指定記念 特別展 石清水八幡宮をめぐる8つのエピソード」
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「お弁当箱-目であじわう器-」