【美術館】穏やかな表情をしているのは・・・&お知らせ! <作品紹介 ⑥> | 松花堂庭園・美術館のブログ

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今日から三連休という方もおられるでしょうか??だいぶ過ごしやすい気候になったものの、台風の影響で強い雨が降ったり、台風一過できれいな秋晴れとなったりと、なかなかお出かけの予定がたてにくい毎日ですねあせるあまり天気が崩れないことを願うばかりです照れ

 

三連休の最終日、10日(月・祝)は、「館蔵品展Ⅱ 【小特集】生誕130年 吉井勇」も最終日となります。最終日に向けて、また作品紹介をおこなっていきたいと思います!

 

今回ご紹介するのは、「松花堂昭乗自画賛像写」(細合半斎筆・松花堂美術館【向蝶文庫】所蔵)です。

 

(部分)

細合半斎は、江戸時代の大坂で活躍した漢学者。書家として、松花堂流(瀧本流)の再興に尽力した人物です。

この作品は、昭乗が自らの姿を描き、また自ら賛を施した自画賛像を、半斎が見て写したもの。昭乗自筆の自画像の雰囲気がよく写しとられています。

 

終戦後の昭和20年10月から八幡で生活をしていた吉井勇は、松花堂昭乗について詠んだ歌も複数残しています。

「昭乗のこころの寂びを見するごと 臘梅の枝を古壺に挿す」(短歌風土記 山城の巻一)

 

半斎の写した松花堂の自画像をみている私達も自然と微笑んでしまうほど、柔らかな表情をしている昭乗。吉井勇は、昭乗からどんなことを感じていたのでしょうか。そんなことを考えながら作品を見るのも面白いですねニコニコ

 

さて、ここでお知らせです!

10月30日(日)午後1時30分から、昭乗研究所 特別講演会「石清水八幡宮と松花堂昭乗」を開催いたします。

講師は、橋本政宣氏(東京大学名誉教授 舟津神社宮司)で、参加費は300円(資料代・当日徴収)です。

残席がまだございますので、ご興味のある方はお電話、またはご来館にてお申し込みください。みなさまのご参加をお待ちしておりますウインク