TOPSTONE CARBON(2世代目)スマートセンス搭載モデルにドロッパーポスト内装で組付け | 京都→吹田 チャリンコ通勤!!

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先日、cannondale TOPSTONE CARBON (23年式新型)でスマートセンス搭載車種にドロッパーポストを内装で取り付ける作業をしました。

 

フロントの変速ケーブルも通っていて、スマートセンスも通っていて、さらにドロッパーも内装できるのか。

という話を備忘録がてら書きます。

(多分カタログに載っている間は憶えているのでこんな記事読み返しませんが、10年くらい経った後にオーバーホールするようなタイミングで「どないやっけ?」と思う事もあるので、ほぼ自分のために書きます。)

 

TOPSTONE CARBON!

フルカーボンの速く走れるグラベルバイクで、コイツは2世代目です。

SYNAPSE等にも搭載されているスマートセンス搭載のモデルです。

 

ちなみにスマートセンス。

1つのバッテリーで前後のライトとガーミンレーダーに電力を供給し、キャノンデールアプリから設定をさわれます。またライトとレーダーが連動するという優れもの。

例えば後ろから急接近する車をガーミンレーダーが感知すると、ライトを明るく点滅させて後ろに存在をアピールする上に、ハンドル付近のディスプレイの点滅と音でライダーにも車の接近を知らせたりしてくれます。

 

TOPSTONEシリーズにはスマートセンスが最初から搭載されているモデルと、搭載されていないモデルがあります。今回作業するTOPSTONE CARBON 3Lはスマートセンスの前後ライトのみ搭載のモデルです。

 

まずドロッパーポストを取り付けると、スマートセンスのリアライトは使えません。

しかし、最初の起動の時に前後のライトの配線をつないだ状態でバッテリーを取り付けて起動してやらないと、なぜかスマートセンスが起動してくれなかったです。

これは謎なのですが、初回に前後のライトとバッテリーをつないで起動したら、2回目以降は後ろのライトを外しても何も問題なく起動してくれました。

 

なので、リアを外す予定でも初回だけは前後つなげた状態でバッテリーを取り付けて起動します。

 

その上で、リアの線を外します。

で、ここで疑問。

 

通常ドロッパーのケーブルを内装するとき、フレームからケーブルが1度も露出しないような設計だったら大抵BBを外さないと無理なのですが、スマートセンス用の大きい穴があればBB外さなくても内装できるんじゃないか??

 

という事で、今回は七分組状態で通っているスマートセンスのケーブルをガイドにして、ドロッパー用のアウターケーブルを養生テープでぐるぐる巻きに縛り、誘導してみたところ!

すんなり通りました!

BB軸の上側の空間が広いので、結構簡単に通ってくれます。

これは結構ありがたい事で、最初ドロッパーポスト無しで納車した車体に後からドロッパーポスト付けたいとなった時に作業が楽ちんになります。
 

ちなみに、ドロッパー用のケーブルはスマートセンス用のケーブルと同じ穴から内装されます。

が!ここに1つ問題が。。。

スマートセンスのケーブルって継ぎ目があるんです。

 

これね。

この継ぎ目、ドロッパーのアウターが通ってしまっていると穴を通らないのです。

どういう事かと言いますと、スマートセンスのケーブルの継ぎ目がフレームの外に出ていると不細工なんですよね。なので、フレームの中に継ぎ目を持っていきたいのですが、写真の状態のように継ぎ目をフレーム内に入れる前にドロッパー用のアウターを通してしまうと、後から継ぎ目を内装できないんです(汗

 

実は私、この状態に気づかずにドロッパーポストの組付けをしてしまい、後で気づいて直したのでインナーワイヤー1本無駄にしました(汗

 

ちなみに少し恐ろしい話ですが。。。

 

こんな具合に組付けを行い、後からライトを外したいという事になった場合。。。

フレームの中に継ぎ目があると、ドロッパーポストのケーブルを一度抜かないとライトを外す事ができず。

フレームの外に継ぎ目があると、ライトは外せるものの、フレームからむき出しの端子が出たままになるという。。。端子をどうにかしたい場合は結局ドロッパーポストのケーブルを一度抜かないといけないのです。

 

この穴を。。。この穴をもう少し大きく作ってくれさえすれば。。。!!!

 

なので、フロントのライトを後から外す場合、結構大工事になります。

じゃあ、ドロッパーポスト付けるからスマートセンス外すわ!という場合。

 

TOPSTONE CARBON 4についている荷物を括りつけられるフタが、カタログに載っていないものの別売りでラインナップされています。

 

こんなの。

 

StrapRackという商品。

チューブ、補給食、ツール、その他ライドに必要なものをフレームに固定する際に、フレー ムへのダメージを守ります。

・ペイントされたフレームに荷物が直接触れることを防ぎながら、しっかりと固定
・ウォーターボトルマウントまたはSmartSenseホルダーへ取り付け可能
・2本のストラップ付き

 

ちなみに品番は「CP1102U10OS」。

価格は税込2,750円。

販売店向けの発注ページに現時点で出てこないので、品番で検索するべし。

 

できあがり。

ドロッパーポストのケーブルとスマートセンスのケーブルは同じ穴から出てきて。

すぐ下にリアブレーキ用のオイルホースの穴があるので、3本のケーブルは1つに纏める事ができます。

 

ケーブルの本数が多いものの、3本纏めてあげる事で結構スッキリします。

 

あとはフロントライトとケーブルが干渉しがちなので、ドロッパーポストのケーブルはやや短めでカットした方が干渉はマシだったりします。オイルホースと同じくらいのカーブになるようにカットすればOK

 

以上、備忘録でした。

きっとこれが10年くらい後の「どないやったっけ?」って時に役に立つ。ハズ。

もしくは知らない同業者さんのお役に立てれば。(だってトップストーン好きな同業者さんは皆トモダチ!