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町が勝訴したが被告に支払う資産があるのだろうか!
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 約2900万円を横領した楢葉町の元職員に実刑判決が言い渡された。
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 業務上横領の罪で判決を受けたのは、楢葉町の元職員=遠藤国士被告。
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 判決によると、遠藤被告は、2019年から2年間に渡って楢葉町土地改良区などの口座などから現金を引き出し、約160回にわたって、約2900万円を着服し横領した。
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 5月13日の判決公判で、地裁いわき支部の有本祥子裁判官は、「ギャンブルや借金返済のために犯行におよび、情状酌量の余地はない」として遠藤被告に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡した。
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 この事件について、楢葉町役場は「元職員の楢葉町土地改良区ほか公金横領事件の経過について」と題し以下のように経過を説明している。
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楢葉町職員の不祥事について(お詫び)【公開日:2021年9月9日】
 さて、このたび、公金にかかる事務について、町民のみなさま方に対し、お詫びをしなければならない事態が発生しました。事態の全容はなお不明な点も多く、解明には至っておりませんが、これまで把握した状況等を町民のみなさま方にご報告し、お詫び申し上げます。
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 不祥事のあらましは、楢葉町土地改良区等の事業資金について、使途不明金が判明しました。このことに対し、楢葉町土地改良区の経理を担当していた楢葉町産業振興課職員に確認するも、連絡がとれない状態が続いていましたが、令和3年8月23日に、当該職員の弁護士を通じて、楢葉町土地改良区等の資金を不正に引き出していたことを認めたものです。
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 決してあってはならない公金横領の不正が発覚したことから、この職員を令和3年9月8日付けで、もっとも厳しい懲戒免職処分といたしました。
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 このような不祥事が発生し、町民のみなさま方に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。また、町政に対する信頼を著しく失墜させる事態となりましたことを深く反省します。
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 町といたしましては、全職員に対し、公務員倫理の確立、服務規律の遵守と綱紀粛正の徹底を図るよう指導してまいります。
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 震災以降、多くの方々のご支援によりここまで復興することができましたが、結果として、そうした多くの方々を裏切るような事態となり、私自身も痛恨の極みであります。
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 今後、当該職員には、告訴・告発を、楢葉町土地改良区とともに行ってまいります。
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元職員の土地改良区ほか公金横領事件の告訴状兼告発状の提出について【公開日:2021年12月2日】
 先般発覚いたしました、元職員の土地改良区ほか公金横領につきまして、土地改良区と連名で、本日、双葉警察署に告訴状兼告発状を提出いたしました。元職員は9月8日付けで懲戒免職処分となりましたが、今回の事件は金額も多大であり、社会的影響も大きいことから、告訴(土地改良区)・告発(楢葉町・土地改良区)することとしたものでございます。
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元職員の楢葉町土地改良区ほか公金横領事件の民事訴訟の提訴について
2022.2.16.
 当町は、元職員による楢葉町土地改良区ほか公金横領事件につきまして、土地改良区と連名で、本日、元職員に対して損害賠償等を求める民事訴訟を、福島地方裁判所いわき支部へ提訴しました
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元職員の楢葉町土地改良区ほか公金横領事件にかかる口頭弁論及び判決について
2022.4.6.
 土地改良区ほか公金横領事件にかかる損害賠償請求事件(令和4年(ワ)第29号)の口頭弁論が、令和4年3月29日(火)に開かれ、続く令和4年4月5日(火)には被告に対し、土地改良区に41,574,648円(遅延損害金等を含む)、町に301,309円(遅延損害金等を含む)の支払いを命ずる判決が言い渡されました。
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 裁判所からの理由には、被告が先の口頭弁論期日に出頭せず、答弁書にも請求原因に対する認否の記載がなく、被告が請求原因事実を争うことを明らかにしないものとして、自白するものとみなすとされました。
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 原告である土地改良区及び町としては、引き続き、法的措置を実施する予定です。
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楢葉町土地改良区ほか公金横領による元職員の裁判での判決言い渡しについて
公開日:2024年05月13日
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楢葉町土地改良区等の事業資金を横領し、令和3年9月8日付けで懲戒免職とした元職員の刑事訴訟(業務上横領)については、本日、福島地方裁判所いわき支部において「懲役3年6月」の判決が言い渡されました。
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本件については、令和4年4月5日付けで、横領事件にかかる損害賠償請求事件の支払い命令が確定しております。元職員には、罪を償うことと共に、町と土地改良区に対する賠償金の速やかな支払いを求めます。
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今後、町といたしましては、町民の皆様からの信頼回復に向けて、引き続き、職員一丸となって誠心誠意、職務を遂行してまいります。
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