市職員含む6人・再逮捕!


別工事で1400万円詐取か!



 広島市佐伯区の建設会社「後藤興業」が市発注の道路工事で出た建設残土の処分費を水増し請求し、請負代金を詐取した事件で、県警は10月29日、有印私文書偽造・同行使、詐欺の疑いで、同社社長、後藤教子容疑者(45)、広島市職員、岡本大介容疑者(37)=東広島市、休職中=ら6人を再逮捕した。後藤容疑者は容疑を認め、岡本容疑者は否認しているという。


 逮捕容疑は6人は共謀し、平成22年4月ごろ、同社が市から請け負った同市安佐北区内の道路改良工事で嘘の工事設計書などを作成、虚偽の「産業廃棄物管理票」を区役所に提出し、請負代金約1420万円をだまし取ったとしている。


 県警などによると、後藤容疑者らは実際に処分した約10倍分を市に提出。工事の受注額は約2千万円だったが、市から最終的に支払われた代金は約2600万円だったという。


 広島市から建設残土処分の請負代金名目で約840万円を詐取したとして、同市職員や建設会社役員ら6人が逮捕された事件で、広島県警広島地区暴力団等特別取締本部などは29日、別の工事でも同様に市から約1400万円をだまし取ったとして、詐欺容疑などで、同市職員岡本大介(37)=広島県東広島市高屋町高屋東=、後藤興業役員後藤昌平(48)=広島市佐伯区観音台=両容疑者ら6人を再逮捕した。


 同本部によると、両容疑者はいずれも「自分は関わっていない」などと容疑を否認している。