高知市・下水道工事:生き埋め2人!


地下水噴出・救出難航!




京都政経調査会-下水事故1


 高知市の下水道工事現場で作業員2人が生き埋めになった事故で、高知市消防局などは28日も救出活動を続けた。現場で地下水が噴出したため、作業は難航している。


 県警高知南署によると、生き埋めになっているのは建設会社「ニッスイ技術」(愛媛県四国中央市)社員の吉田勉さん(49)と松永二三生さん(63)=いずれも松山市=とみられる。


 消防などによると、救出作業中に地下水が噴出したためいったん中断し、薬剤で土砂を固めた上で排水。29日未明に救出活動を再開した。


 この事故で、29日未明、現場から1人の遺体が見つかり、市によると当時、作業をしていた松山市の49歳の男性と確認されたという。



京都政経調査会-下水事故2


 27日午後2時ごろ、高知市朝倉横町の下水道の工事現場で、掘削中のトンネルに土砂や地下水が入り込んだもので、作業をしていた男性2人の行方が分からなくなっていた。消防が救出活動を行っていたところ、29日午前3時ごろ、現場のトンネル内で1人の遺体が見つかった。


 高知市によると関係者が立ち会った結果、遺体は愛媛県四国中央市の建設会社、「ニッスイ技術」に勤務する松山市の吉田勉さん(49)と確認されたという。


 消防は、引き続き、行方が分からなくなっている松永二三生さん(63)の救出活動を続けている。



京都政経調査会-下水事故3


 事故は27日午後2時前に発生。2人は下水管敷設工事のため、地下8.9mで掘削機(長さ約5.4m、直径約1m)に乗り込み、横穴を掘る作業をしていた。


 掘った土は掘削機内部のパイプから出て、機外に排出する仕組みだが、今回は土と地下水が内部にあふれて2人とも生き埋めになった。2人は横穴の入り口から約7m奧にいたとみられる。