15社の企業と移転交渉!



 中国メディア・中国新聞網は9月27日、フィリピン政府が複数の日本企業と連絡を取り、中国の工場をフィリピンに移転するよう働きかけていることを伝えた。


 記事は、フィリピン貿易産業省のパンリリオ次官が26日に「現在15社の日本企業と連絡を取り、最優遇の条件を出して中国の工場をフィリピン国内に移転するようオファーを出している」語るとともに、「決して危機に乗じたものではなく、実情から日本の人を援助しようとしているのだ」と日中関係の冷却化とは無関係であることを強調したと伝えた。


 同次官は具体的な企業名について明言を避けたが、同国政府は日本企業に対して税収面での優遇や、高学歴人材、安定的な経済発展環境を用意するとも語った。


 記事はさらに、同国政府がタイや日本本国に工場を構える日本企業に対しても同様の手段を使って誘致を試みており、同次官が「すでにその成果が出始めている」とコメントしたことも合わせて紹介した。