「神宮式年遷宮」
10年以上に渡って神社巡りをしている方にとっては、説明するまでもありませんね。
20年に1度、社殿や 御装束神宝 をはじめ全てを新しくする
1300年に渡って続けられてきた伊勢神宮で最も重要な御神事です。
2013年の「第62回神宮式年遷宮」は、空前の「式年遷宮ブーム」で
TVでは度々その特集番組が放映されていました。
「式年遷宮」に関するガイドブックは、コンビニにも置かれていたほどのブーム。
外 宮
その「式年遷宮」ブームは、2013年10月の内宮・外宮の遷御後は
まるであのブームが嘘だったかのように、急速に忘れ去られて行った感がありました。
しかし「第62回神宮式年遷宮」は、今も続いています。
伊勢神宮とは、内宮・外宮をはじめ、14の別宮、その他、摂社・末社、所管社
合計125社の総称なのです。
それら全てを新しくするには、10年以上かかってしまうわけですね。
多岐原神社(たきはらじんじゃ)・2023年7月遷座
3月17日、18日、昨年に新しくされた神社を中心に
お伊勢巡りをしてまいりました。
鏡宮神社・2023年9月修繕
その「第62回神宮式年遷宮」も、残すところ数社となりました。
それらは今年中には完了し、その後は次の式年遷宮の準備が始まります。
真新しい社殿が見られるチャンスも、あとわずか。
上の写真は、御祭神が仮殿に遷されて
社殿の「修繕」の準備が進められている度会国御神社(わたらいくにみじんじゃ)です。
ここは外宮域内にある神社なので、どなたにも行きやすい場所だと思います。
通例であればこれから2か月ほど、こういう光景が見られるはず。
「式年遷宮」は全てを新しくすることなのに、修繕ってどういうこと?
そんな疑問を抱かれる方もいらっしゃると思います。
その「修繕」「造替」「遷座」などについては
このあと少しずつご説明したいと思います。
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