ちょっと残念な伊居太神社(大阪府池田市) | KANSAI SANPO

KANSAI SANPO

~最悪の男が歩く関西の最良~
  +伊勢神宮125社巡り

 

 

 

伊居太神社を紹介するサイトでは、よくこのアングルでの写真を目にします。

 

実はこれ、「思いやりアングル」だと私は思っています。

 

なかなか威厳のある本殿と、緑に囲まれた境内。

 

しかしこの神社は、かなり痛々しい問題を抱えています。

 

 

 

 

 

 

老朽化した屋根を覆うビニールシート。

 

修復までの応急処置のようですが、この状態が少なくとも20年続いています。

 

 

 

 

 

 

 

この屋根だけではありません。

 

本殿を囲む瑞垣の一部も崩れています。

 

 

 

 

 

 

こちらは老朽化ではなく、阪神淡路大震災の影響かも知れません。

 

 

穴織宮伊居太神社(あやはぐう・いけだじんじゃ)は

 

呉織(くれはとり)と共に日本に織物の技術を伝えたとされる、

 

穴織(あやはとり)を主祭神とする神社。

 

呉織は先にご紹介した、呉服神社に祀られています。

 

伊居太神社は「上の宮」、呉服神社は「下の宮」とも呼ばれ

 

対の神社と考えられているようです。

 

 

 

 

呉服神社

 

 

 

 

その「下の宮」呉服神社の繁栄ぶりを見ると、何となく複雑な気分。

 

呉服神社への寄進者には、有名企業や有名人の名前も。。。

 

神社の事情や氏子さんたちの苦労も知らないよそ者が

 

無責任なことを言うようではありますが、

 

由緒ある神社だけに、このお姿は非常に残念に思うのです。