京都検定を受けるに至った経緯 | 京都恋慕

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京都が大好き。京都検定1級所持。自らの足で訪れ感じた京都の魅力を、解説を混じえて発信していきます。

 

 

京都検定勉強法Part⓪

 

 

2023年12月に行われた京都検定1級に合格しました飛び出すハート

これまでの経緯を自分自身の備忘録として、

またモチベーションが下がった時に見返して

気力を取り戻すために記したいと思います

 

そして、これから1級を受ける方・1級に挑戦中の方、そして2級に挑戦する方に少しでも役に立てばと思います。

 

長くなるので数回に分けて

今回は「なぜ京都検定を受けるに至ったか」を、

次回は「どんな勉強をしたのか」を書いていきたいと思いますにっこり

 

 

京都検定前のベース

 

京都検定を受ける方には観光業に従事している方や、京都が好きで受けている方

様々な方がいらっしゃると思います。

 

同時にスタート地点もバラバラ。

 

観光業に従事している方である程度の専門知識を持ち合わせていることもありますし

全く知識はないけれど京都が好き!という方もいらっしゃると思います。

 

その中で私はどの地点にいたかというと

ある程度の専門知識は持っている」でした。

大学4年間を京都の大学で過ごした私は、ガイドサークルに所属していました。

それもかなりガチの真顔

 

特別公開のお寺のガイドや、修学旅行生の京都・奈良のバスガイド、三大祭のお仕事等、京都に関わるお仕事をしていました。

 

特別公開で担当したお寺や、お寺に関する人物や文化・事件等についてはかなりの知識量はあります。

よくガイドで訪れていた清水寺・金閣寺・二条城・三十三間堂・龍安寺等は何年に誰が何をしたか、卒業して数年たった今でも詳細にガイドにできるレベルですふとん1

 

バスガイド中に話す事(歌舞伎、鴨川、地名、京都発祥の物等々…)も脳内に染み付いています。

 

そのベースがあったので、3級は受けずに2級から受け始めました


 

京都検定を受けるに至った経緯

 

なぜ京都検定を受け始めたかというと

京都検定を持っていない事をバカにされたから」です凝視

 

毎年、京都検定は12月の第2日曜日に行われますが、私の所属していたサークルの中で最も大切な研修も12月の第2日曜日に行うためだだ被り。

時間的に受けることが出来なかったのです。

 

お寺をガイドしていると週に2〜3人は

・若い女の子ならどうせ知らないでしょ

・若いんじゃガイドの内容に信用できない

・若いなら知識無いでしょ

と言ってくる方がいました…。

また「どうせ分からないだろう」と私の知識を試すような質問をしてくる方もいました。

(大前提ですが大多数の方は本当にいいお客様です!)

 

その中でも特に「ムッむかつき」となったのが

 

京都検定もってる?

俺が持つ2級ももってないんだ。

じゃあ大したガイドじゃないね

 

と言われた事です(何回も🥲︎)

 

それはもう言葉では言い表せないほど悔しかったです。

毎日お寺とお客さんと向き合い、お客さんにもっと満足してもらえるにはどこを深めればいいか。

毎日自分のガイドを録音して帰ってから1人で反省会を行っていました。

 

歴史や文化財のを説明する際に歴史が苦手なお客様にももっと分かりやすく、楽しく伝えるにはどのように噛み砕くのが一番なのか。

歴史やお寺が好きなお客様にはどんな話し方や内容の方がこのお寺の魅力が上手く伝わるか、印象を残してもらえるか…とより良いガイドを目指して自己研磨の日々でした。

 

「自分にとっては何回も行うガイドの1回に過ぎないかもしれないけれど、お客さんにとっては一生に1度の拝観かもしれない。」この事を常に忘れずに、来てくださった方が「このお寺に行ってよかった!」と思えるよう、学生と言えどプロ意識を高く持ちガイドをしていました。

 

そうした日々を送っていた私にとってこの言葉は侮辱以外の何者でもありませんでした。

 

「京都検定をもっているから何なんだ

京都検定をもってる事が

そんなに偉いのか?

じゃあ貴方は私より上手くガイドできるの?

絶っっっ対に見返してやる!!

自慢してきた2級は一発でとって

上の1級取ってやる!今に見てろ凝視

 

と、この時心に刻みました。

 

他にもお寺やタクシー等で見た目だけで「どうせ京都の事なにも知らないだろいけど」となめられたことは数えきれない程あります。

自分の京都力を示すための何かが欲しい。

今まで馬鹿にしてきた人を見返したい。

 

そうだ京都検定1級、とろう

 

この結論に至りました(笑)

 

そして社会人になって落ち着いてきた頃に受け始め、2級は一発合格。

そこから1級との4年にわたる戦いが始まりました。

 

 

勉強をする上での自分の軸

 

京都検定1級の勉強を始めてからは、勉強に対する軸を定めました。それは

 

「京都検定に受かるための勉強」

ではなく

「京都の魅力を伝えられる勉強」

をする事

 

私自身の人生プラン上での目標は「京都検定1級の合格」ではなく、

京都の魅力や歴史を誰にでも分かりやすく伝えるガイドになること」。

そして「そこにある地元の人々の想いも伝えられるガイドになること」。

 

ただ単に歴史や建物や文化財の特徴を解説するだけではなく

その裏に秘められた人々の思い、なぜこうしたお寺が出来たのか、仏像ができたのか、この道路ができたのか、ここになぜ石碑があるのか…。

 

そうした裏側や経緯をちゃんと説明したい。

魅力を伝えたい!

だからこそ自分で理解して深堀したい。

京都市街だけではなく、京都府全体を知り尽くしていきたい。

 

今現在、京都力を測るための試験は京都検定しかありません。

そのため京都検定1級合格を自分のライフプランのうちの第1目標として掲げました。

 

詳しくは1級の勉強法の際に書きますが、設定したゴールが「京都検定1級合格」でない事が合格に繋がったのかと思います。

 

だから、テキストはほどほどにして「京都府の歴史散歩」という本に載っているルートにそって出てくる寺社仏閣や跡、石碑、文化、お祭りを調べ尽くし、自分だけのオリジナル京都百科事典を作り上げました。

自分で調べるだけあって理解が深まるし、愛着が湧きました。

 

 

 

 

 

こちらの使い方は1級の勉強法の際に詳しく書きたいと思いますにっこり

 

また、

・毎日1分でいいから必ず勉強する

・京都が好きな気持ちを忘れない

ということも軸に置きました。

 

正直

とっっってもキツかった!!!

 

でも自分で決めて、自分に誓った事。

自分との誓いを守りきるために、常に自分の甘えとの戦いでした凝視

 

最大の敵は他の受験者でも問題の作成者でもなく

自分自身であると京都検定の勉強を通して気が付きました。

 


 

以上が京都検定に挑むまでの経緯と私の勉強の軸です。

軸を決める、何のために勉強するのかを決める、というのが勉強する上でとても大切だと思います。

 

 

次は「2級合格の際の勉強法」について記しますスター