皆様こんにちは
2023京都・ミスきもの 宮田葉滴です
先日1月26・27日に、
2024京都・ミスきもの候補生の皆様が
第3回研修「京友禅と西陣織」を受けられました
講師は
京都友禅協同組合 田辺 哲也 様
西陣織工業組合 倉田 昌明 様
に務めて頂きました
京友禅
京友禅は宮崎友禅斎という扇面絵師によって誕生した、という歴史を学んだ上で、
京友禅の種類(手描き友禅、型友禅)を知る
型友禅に用いられる道具に触れる
振袖の模様の草稿と、草稿から出来上がった現物に触れる
京友禅がつくられる過程のDVDを視聴する
といった研修が行われました
草稿を描く際に使用される柳の木炭や型紙など、
現場で使われているものが登場
京友禅が出来上がるまでの工程を深く理解することができました
西陣織
西陣織の帯がつくられる工程を教本で学んだ後、
ジャガード(織機)に以前用いられていたパンチカードと、様々な帯と見せていただきました
昔ながらの丸帯や綴織の帯、和紙を使った帯など、普段ではお目にかかれないような帯がずらり
まるで帯の展覧会のようでした…
帯の種類(名古屋帯や袋帯など)の違い
手織りの帯と織機を使った帯の違い
織り方や素材による重さや柔らかさの違い
は実際に触りながら解説して頂くことで、より理解が深まったのではないでしょうか
両研修を通じて、
分業制の工芸品故どの工程も欠けてはならないが、職人の高齢化と後継者問題が現在の課題である
ことを知ることができました。
きもの文化の発展のためには、
きものはつくる工程から美しく面白いものであることをより強くPRしていかねば、とミスきものとしての使命を改めて感じました
次回の研修は「ミスきものの心得」として、私たち2023京都・ミスきものの4名が講師を務めます!
研修会の様子はまたブログでご報告させて頂きます
最後までお読み頂き、ありがとうございました
2023京都・ミスきもの 宮田葉滴