「掃除で整える心と人生 ~千日回峰行と仏教の智慧~」講座へ | おみほはんの たのしく合格!京都検定

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北嶺大行満大阿闍梨・比叡山覚性律庵住職 光永圓道さまが講師を務められた上記講演会に参加してまいりました。

光永さまは織田信長の比叡山焼き討ちから数えて50人目の大阿闍梨さまです。

 

千日回峰行を終えられた当時のイメージが強く、とても厳しい雰囲気のお方と思っておりました。

今日お目にかかるとちょっと失礼な申し上げようかも知れませんが、とても気さくなお兄さんという感じでした。

そして以前よりぽっちゃりされていました、回峰行後、17キロも体重増とか!

しかし、お話はさすがでした。

スライドを使い、延暦寺の境内のこと、千日回峰を始められた相応和尚さまのこと等々。

 

浄土院の「掃除地獄」はよくご存じと思いますが、他にも横川・元三大師堂であらゆる経を読み続けられる「看経地獄」、千日回峰の厳しさを表する「回峰地獄」があるというお話もお聴きしました。

 

浄土院御廟

 

元三大師堂

 

千日回峰は相応和尚が7年もの間、根本中堂に供花を続けられたことが始まりとされています。

回峰行が3月から7月に行われるのは、花を供え祈ることが主であるからとのこと。

行者さまのお姿は白い浄衣、手に金剛杖、頭に蓮華笠と思っておりましたが、笠を頭にかぶられるのは回峰400日目から、足袋を履かれるのもこの時からとのことです。

上半身は座禅の形、歩くことは手段であるとも。

 

回峰行後は、

○マイナス思考も悪くないと、そして最澄さまがご自身のことを「低下の最澄」といわれたこともご紹介されました。

○心を込めて頭を下げることが大切。

○物事を進めるには先手を打つことも大事ですと。

 

他にもいろいろとお話しいただき、一生懸命メモりましたが、帰宅後見るとさっぱりです。

私が座った位置からは、絶えず大阿闍梨さまと視線が合う、いや合ったと感じ、ありがたいと・・・・。

一つ残念なこと、参加者は50名余と大勢でしたので、一人一人お加持をいただくことは無理でも、皆様一緒にお加持をいただきたかったと・・・・。

そうそう、大阿闍梨さまはお掃除はあんまりお好きではないそうです、ホッ

 

ご講演後、自らお名前をしたためてくださいました。

私は同行の方(太極拳の先生)のノートの1ページをいただいてです。

大阿闍梨さま、どこに書こうかと(゜_゜>)

      

ご達筆です、ご達筆です、ありがとうございますお願い

 

昨日「心の整理」を書かせていただいたのは、今日に備えてでした。

皆さまにご心配をおかけしたようで申し訳ありませんが、心の傷はなかなか癒えそうもありません、いやはや悲しいです。

 

おみほはんには、マイナス思考が心に残りました。

今後、上記の出来事についてもマイナス思考で考えてみたいと思っております。