昨日、高山寺金堂の特別拝観に参りました。
高山寺は三尾と呼ばれる高尾(雄)、槇尾、栂尾の一つである栂尾にある古刹、古都京都の文化財として世界遺産に登録されています。
この寺院の実質的な開山は鎌倉時代の明恵上人です。
本年はお上人さまのご生誕850年にあたります。
もうお一方、生誕850年となるお上人さま、大丈夫ですね?
高山寺前の国道 紅葉が美しい!
高山寺の裏参道から登ると、この塀の美しさに心を奪われます。
おみほはんはここにたどり着く前に、足元が怪しくなました
( ;∀;)
まず、特別公開の金堂へ
一重入母屋造 銅板葺 正面に向拝が設けられています。
30分ほどガイドさんのお話がありました。
とても行き届いたご説明でしたし、話術が素晴らしかった!
拝観の皆さま、真剣に聞いておられました。
現在の御堂は江戸時代仁和寺の古御堂を移築したものと伝わります。
2018年の台風21号で樹齢が200年~400年の大木が300本近く倒れるという被害があり、金堂の屋根も半壊しました。
が、クラウドファンディングにより修理され、今回初めて一般公開されました。
堂内の造りもなかなか凝ったものであり、外陣天井は格天井、内陣は小組格天井、ご本尊の優美な釈迦如来坐像をはじめ三像が安置されています。
宝冠釈迦如来坐像は、菩薩のように髷を結い、宝冠を被り、装身具を付けられた院派の仏師の手による御仏。
聖観世音菩薩坐像は未敷蓮花をお持ちになっています。
お近くまで進ませていただき、拝観しました。
金堂からの眺め
中世の「高山寺絵図」には、金堂の周りには御堂、鎮守社、三重塔など描かれています。
現在は金堂右手に春日社が祀られています。
今回のガイドさんは本当に素晴らしかったです。
ここからは、ちょっとおみほはんの独り言を・・・・。
私の講座にご参加される方の中に、ガイドを目指されている方、またすでにガイドさんをなさっている方もあります。
おみほはんは少々心配なときがあります。
ガイドさんは豊富な知識、その知識を正確に伝える、そしてご見学の方々に楽しんでいただく話術と雰囲気が大切と考えるからです。
おみほはんにはそのような力も自信も全くありませんので、ご受講の皆さまのお役に立てるかと不安になるのです。
また、簡単にガイドをするといわれることにも少し違和感を持つこともあります・・・・。
続く・・・・。