インド仏跡巡礼① 関空00:03発 | 創業280年★京都の石屋イシモの伝言

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◆京都の石屋 石茂 芳村石材店◆部録/石のセレナーデ
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仏教発祥の国、インドへ行って来た。
仏教関係の会で特別行事として、企画された研修である。

 

お釈迦様の足跡を辿る旅と銘打って、生誕の地(ルンビニ)、
悟りを開いた(ブッダガヤ)、初めて法を説いた(サルナート)、
入滅の地(クシナガル)等、所謂、四大聖地を中心に、関連の
名所や遺跡、ガンジスの沐浴見学も入った、テンコモリの旅。

仕事上、また仏教徒としても、いつかはインドへ行きたいと
願っていたので、かなり迷いはしたが、行くことにした。

日程は七日間。と云っても、往復の飛行機内泊が、マル二日。
実質、なか五日間。ネパール~インド国内は全てバスで移動。

全走行距離は900kmを越えて、一日353kmを走る日もある。
当然、東名高速を走るような快適性など、望めまい。

多少、不安を持ちながらも、関空、22時着のMKに乗った。

                ◆

京都では、節分を迎えた日から、急に寒さが厳しくなった。
つい油断し、風邪を引き込み、出発の朝も酷い有様だった。

ゲホッゲホと、涙目で咳きこむたびに  “当日キャンセル”
と云う、イヤ~な文字が目の前にチラついたが、

当初予定の、朝出発→バンコク泊が、タイの政情不安で変更。
出発時間が伸びたお陰で、何とか風邪を薬で抑え込めた。

しかし、考えて見たら、インドの事などナ~ンも知らない。
カレーとヨガと、インド人もビックリ (古すぎ^^)  くらい。

行く数週間前に気づき、慌てて「地球の歩き方」と、NHK特集
のインド本を図書館で借り、愛蔵の手塚治虫「ブッダ」八巻と、
本棚に積ん読された、仏教本を数冊ひっぱり出し、読み直した。

準備万端?(ドロナワの知識に、体調不良を抱えて)

いよいよブッダの聖地で、心静かに「瞑想」ならぬ、
インド「迷走」の旅の始りである。

小さな窓の外で、無数に輝く街の灯りを、斜め後に見て、
00:03発 TG673便は、真夜中の関空を後にした。

インド仏跡巡礼②へ、続く