正直、あまり京都検定には、興味がありませんでした。
葵祭も、祇園祭も、時代祭も行かず、鱧も水無月も好んでは食べず、
お茶も、お華も無作法で、花街の舞も、能狂言も、観ることも無い。
京都に住んで、20年過ぎても、まだ東京弁が抜けきらん‥
そんな私ではありますが、昨年、7月に公式テキストの改定版が6年
ぶりに出る事を知り、日々衰える記憶力と、錆ついた頭に油を注がん
と奮起し、「京都・観光文化」の勉強をするに至ったのです。が、
公式テキストを開いて、ビ・ツ・ク・リ。
何と、神社と寺の記述が多いこと。神社69社に、お寺が 204ヵ寺。
仕事柄、また個人的にも、お寺や神社に行く事も少なくありませんが、
名前すら聞いたことも無い場所が多く、頭の中が真っ白になりました。
さらに今までスル―してた、葵祭、祇園祭、時代祭など、京の三大祭
を先頭に、年間行事が月毎に、神社仏閣別に内容がテンコモリ。
その他、京都の歴史から始まり、京都の史跡、京都の建築、庭園、
美術、京都の伝統工芸、伝統文化、花街、さらに、京料理、京菓子、
京野菜、京言葉、京都のならわし、地名と‥、
京都、キョウト、KYOTOと、山鉾曳いてのオンパレードです。
京都検定、恐るべし。厚さ約20mmの公式テキストが、何と厚さ2Mの
巨大な壁となって行く手を塞いでいるようで、既に、戦意喪失。
「何でこないに、覚えなアカンの?アホクサ」と、開き直り、
買いたての本だが、早くも、「積ん読」の山の一冊となりました。
だが流石、検定試験の申し込み日の9月1日が近くなると、せっかく
新本を買ったので受けないと勿体ないと、コンビニで申し込み、完了。
それから試験日の12月11日に向け、約3カ月。モソモソ勉強をする
が、昼は仕事、夜は飲み会と云う、長年の生活パターンに、お行儀の
良い試験勉強は、やはり、馴染めませんナァ^^。 マァ、それでも、
何とか後半で、過去問に取りかかり、3級は終えたが、2級の問題は、
半分も出来ず、いささか、不安ではありましたが、神仏のご加護か、
何とか受かった次第です。 アーメン