自分ができること | 京都オーラソーマサロン espoir

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自分が出来ること


おはようございます。香澄です。



五年ほど前、実家に帰省してた時のこと。

(私の実家は、四国の愛媛県松山市です)


朝、起床して、1階に降りてコーヒーを淹れようとしつつ

カウンターキッチン越しの目の先の書斎にいた

両親に挨拶。

両親「おはようー」

私 「おはよう」

少々物理的距離を経ての挨拶の直後、

母「香澄ー、温泉行かない?」

私「いいよー○○(自宅から遠い)なら行くー」

父「・・・・」


松山は道後温泉があるせいか、

市内各地に銭湯レベルではない、

本格的な温泉が割と数多くあります。

本気で喫茶店に行く感覚で

「温泉(お風呂)行こうー」

っていう会話は、松山市民には日常です。

なので、温泉=市内という図式が私にはあります。



そのノリで言ったんですが、

母の次の一言に絶句。

母「えー、黒川温泉行かない^^?」

私「・・・」

黒川温泉・・・大分県 熊本県ですが??

(黒川温泉は、熊本県阿蘇地方です…2016/4/21 11:57訂正)

父「・・・♪(嬉しそうにニヤついてた)」



そんな会話から始まった実家の家族4人での旅行。

今回の地震の被害を受けた

大分県と熊本県に行きました。



テレビを見てる限り、名前が出てこないけど

黒川温泉も確か熊本との県境に

あったように記憶してます。

屋根瓦の落ちた熊本城も行きました。

二の丸御殿の復元資料館などを見て感激して

「旦那を連れてきたい!」

「旦那喜びそう!いつか一緒に来よう!」

そう思ったこと、覚えてます。



正直、震源地が東に移動してたりしてて

両親・妹夫婦・親戚・友人知人が多く暮らす愛媛なので

不安でたまらなく、週末はテレビにかじりついてました。

気にしても仕方ないし、できることないし、

京都に来て!といっても、

「うん、まだ大丈夫そうだから、がんばるー」

という家族に

「何を、どう頑張んねん!!」

本気でイラっとしつつ、

でも、生活基盤からは、そう簡単に動けないよな…

ということも思いつつ、テレビ見てました。




今、自分ができることってなんだろう?

そう考えて考えたとき、

私なりの答えは

「経済を回す」

でした。


私一人で、支援物資を持参するとか無理なので

微々たる金額ですが、経済を回そう、と。

東北の震災で、友人たちが被災して

復興頑張ってる時に、

「これ言うの、申し訳ないけど、お金かかる…」

それ言われて、当たり前の事実に気づきました。

物資を買うことに、復興用資材を買うことに、

生きていくことに、お金はかかるわけです。




それを聞いてたせいか、

今回、すんなりと

「経済を回す」

そう答えがでました。


なので、普通の日常生活を継続する、

それを意識しつつ、買い物してます。

熊本から遠く離れた関西の地で、

テレビの前に座って、不安に煽られて震えてても

経済は回らない。

それなら、日常生活を送って、

熊本・大分・九州のモノを買う、

その産地のモノがなくても、春物衣料とか買う、

そしてお金を回す。

それが、自分にできることだな、って思ったのです。



私はまた熊本に行きたい。

あの二の丸御殿資料館を家族に見せたいし、

可愛いデザインの交番も、家族に見せたい。

喜んで欲しい。



私ごときの微々たる金額が、少しでも

被災地に回って、

被災地に住まわれる方々が、一日でも早く

元の生活に戻り、笑顔になられることを

心から祈念しております。