平安時代美しい髪の代名詞。

今も信じられている、美しい髪の毛を称賛する言葉です。

カラスの濡れ羽色

光沢があって、濃い黒色で、まとまりがあり、

みだれ髪がない。

 

これって本当に美しい髪でしょうか?

濡れたようなと表される状態は、数週間以上?あるいは一か月以上も髪の毛を洗わない状態。

皮脂や汗でべとべとだったのではないでしょうか?

ドライヤーもなく、髪の毛を洗えたとしても、乾かせない。

シャンプーはなく、米のとぎ汁や、高貴な方は卵の白身で洗ったといわれています。

今より、空気がきれいで、化学物質がない時代であったとしても、健康的とは言えません。

 

みだれ髪がないということは、洗ったらすぐに、椿油やびんつけ油などの香油を塗り、人工的なツヤを作り、まとまりのあるヘアースタイルを作ります。

イメージとして美しい髪は、本当の意味で美しい髪とは言いきれないうえに、健康的とも言えません。

髪の毛の周りには、口、鼻、目があり、有害物質はそのそばにあるのですから。