みなさんこんにちは!
京都大学硬式野球部です。
本日は、新幹部紹介企画第二弾をお届けいたします☆
今回は、チームの守備を中心となって引っ張るポジション主任4名の紹介です!
【投手主任】
#20伊藤和都
投手・大教大池田高校(大阪)出身。
2001年8月23日生まれ、177cm・74kg。
法学部所属。
切れ味のある直球が武器の右腕。いつも笑顔でチームメイトに声をかける姿が印象的。
リーグ戦登板経験はまだないものの、そのポテンシャルと負けん気による開花が切望されている。
【捕手主任】
#22水野琳太郎
捕手・高松高校(香川)出身。
2001年9月19日生まれ、180cm・78kg。
工学部・工業化学科所属。
チーム一の"野球脳"を誇り、巧みな配球で投手陣をリードする扇の要。下回生の頃からリーグ戦出場を果たし経験を積んできた頼れる捕手。昨年に続き捕手主任と、今年は副主将も兼任する。
【内野主任】
#7庄倫太郎
内野手・川越高校(埼玉)出身。
2001年8月15日生まれ、180cm・80kg。
工学部・物理工学科所属。
下回生の頃からリーグ戦出場経験を積んできた、"守備職人"の呼び声も高い大型内野手。
秋季リーグ戦では幾度となく好守を披露するなど、主力として存在感を示した。
【外野主任】
#9中村千紘
外野手・明和高校(愛知)出身。
2002年9月9日生まれ、179cm・74kg。
経済学部所属。
今春にリーグ戦初出場を果たした、学生コーチ出身の外野手。持ち前の身体能力で攻守に渡る活躍が期待される。
ここからは、4名による対談をお届けします!
Q秋季リーグ戦を終えて
水野:(この1年)早かったなと思いますね。大川さん(R6卒・大川琳久)のホームランから1年か。
庄:まだ全然切り替えできてないよな、リーグ戦から。
※対談は10月下旬に行いました。
水野:勝てなくて申し訳なかったなっていうのがすごくある。4回生を勝たせるためにやってたから。
庄:僕も申し訳ないなっていう気持ちと、(打率)1割8分かっていう…
満足は全然してないし、めちゃくちゃ悔しい、申し訳ないっていうのが大きいですね。
ー3回生でそのような話はしましたか?
伊藤:(最終戦後の打ち上げの)くれしまでみんなで泣いたな。
一同:泣いたな~笑
伊藤:千紘が号泣してた笑
中村:正直、大学野球やらせてもらってる立場というか、親とかのこと考えたらちょっと…
この1年で、何かしらやっぱ結果で恩返しじゃないけど…親もそうだし友達でも応援してくれる子とかがいるから。今はその人たちに会っても、リーグ戦にも関われてないし野球の話があんまりできないぐらい、本当になんか情けなくて…。
伊藤:暗い対談やな笑
中村:でも残り1年、応援してくれる人に残せるものがあったらいいなと思いますね。
伊藤:僕は千紘ほどは周りに対して、っていう感じではないですけど、めっちゃやっぱ負けず嫌いなんで、このままじゃ終われんなっていう思いがやっぱり一番大きいですかね、今は。
Q新チームが始まった今の心境は?
水野:僕はキャッチャーなのでピッチャーと一緒に活動することが多いんですけど、ピッチャーは去年のリーグ戦メンバーが抜けたもののキャッチャーは全く変わらずっていう感じで。今年はキャッチャーがもっとピッチャーをリードしてあげるように頑張りたいなっていうふうに思ってます。
伊藤:水野が言った通り、水江さん(昨年度のエース・水江日々生)が抜けたりとか、戦略的に大幅にダウンするっていうふうに言われてはいるんですけど、秋リーグでは1年生の台頭であったりとか明るい要素も結構見えたかなとは思うので、来年春・秋とピッチャーで勝てるっていうようなチームを投手陣は目指していきたいなっていうふうには思っています。
中村:外野はそこまで大きな穴が空いたっていうわけでもなくて、中井(2回生外野手・中井壮樹)とか陶二(2回生外野手・山本陶二)とかは残ってるけど、でもその2人もリーグ戦で全くミスがなかったかって言うとそうでもないし、全然向上できる部分もあると思う。自分が主任になって、まだリーグ戦経験がほとんどない中でやる不安はあるけど、自分がどうこうというよりチーム全体としてリーグ戦で戦えるレベル・リーグナンバーワンの外野陣を作るぐらいの気持ちでいます。
庄:外野も含め、野手は2回生とかは(リーグ戦に)出てるメンバーが多いんで、 その実力を伸ばしてあげたりとか伸び伸びプレーさせてあげたりとか、そこらへんは僕たち次第なのかなっていうところで、 身の引き締まる思いです。
Qテーマ、強化したいところは?
水野:キャッチャーは4人しかいないんで、とにかく、怪我をしない。4人全員がいつでもリーグ戦に出られるっていう状況をまず整えるっていうのがテーマです。その上で、例えば、ブロッキングをきちんとするとか。オートマチックにランナーが進んでいくことはキャッチャーが防ごうっていう風に考えています。
伊藤:ピッチャーは、まずはキャッチャーの配球に答えられる制球力を身につけるっていうのが1つ大きなテーマです。具体的には、投げ込みの量を増やしていくであったりとか。色々とトレーニングは考えてやり始めています。
中村:外野手は、取り組み自体を大きく変えるってわけではないんですけど、練習のなかでの意識をもっと詰めたいと思ってます。前のチームでは、当たり前の打球を当たり前に取るみたいなところから、基本を大事にするところはできたと思うんですけど、そこに甘えてしまってた部分があって。もっともっとうまくなりたいっていう意識で練習できたかっていうと、そうでもなかったのかなと。そこを、1つ1つの練習を漠然とやるんじゃなくて、目的意識持って1つ1つ積み上げていけるような練習ができたらなと思ってます。
庄:内野手としてのテーマは安定感のある内野陣で、今季もエラーの数はかなり減ったと思うんで、そこは継続して当たり前のプレーは当たり前にできるように。内野に打球が飛んで、「あ、もうアウトや」って周りがちゃんと思えるような、安心して見ていられる、そういう内野陣を作っていきたいです。千紘とも被るのはあるんですけど、内野だけじゃなく、このチームとして意識高い集団にしていきたい。
自分自身も1回生の頃は、なんとなく野球やって過ぎてった部分があったんで、後輩たちにそういう無駄なもったいない時間を減らしてほしいので。そこは僕らの働きかけというか、そういう部分で意識高い集団・上を目指す集団を作っていきたいなと思ってます。
水野:野球を見る目について言うと、僕が結構スカウティングでこう動いてねとかっていう指示はやってて、リーグ戦に出てる人はかなり自分で動いてくれたりとか、打球がこうきそうだからこうしようっていう発想になってくれたかなとは思ってて。
それを、出てる人だけじゃなくて全員が思えるように、ベンチからでもそうなんですけど、共通認識というかこういうパターンはこういう風になるよねっていう、ある程度のセオリーをパチっとできた上で、臨機応変に対応できるようなチームにできたらいいかなって思いますね。
ー水野さんのスカウティングは役に立ちますか?
庄:めちゃくちゃ笑
水野:性格とかまで入れてるからね。
ーすごく細かいですよね。情報源はどこなんですか?
水野:Twitter(新:X)ですね笑
あとは普通に他校の選手と話したりとか、そういうところからです。
ー水野さんについて話があがりましたが、伊藤さんへの印象はどうですか?
中村:ポテンシャルはあると思うんで、残り1年でどこまでリーグ戦レベルへ持っていけるかっていうのはめっちゃ期待してます!
庄:伊藤はよう喋るな笑
だから、そういう性格を活かしてちゃんとピッチャー陣を引っ張って行ってほしいなと思ってます。
ー投手主任になった経緯は?
伊藤:ピッチャーは3回生では西宇(3回生投手・西宇陽)以外リーグ戦でまだ投げられてなくて。でも西宇も(投手主任に対して)そこまで乗り気じゃなくて、僕も最初から乗り気だったわけではないんですけど、トヨタの練習とかを見に行ったりして、ピッチャー陣・組織としてもっとやれることがあるんじゃないかと思い始めて。
具体的には、今年から縦割り班で練習に対する目的とか、どういうプロセスでその目的とか目標を達成していくかっていうのをしっかり言語化する場を設けたりとか、そういうのをやっててもっと意識あげれるなっていう風に思ったんで、そこの先頭に立ちたいなって思って主任やりますっていうのを、近田さんと相談して決めました。
庄:外野は?
中村:外野は…消去法かな笑
一同:笑
中村:洪惇(主将・3回生外野手・西村洪惇)がキャプテンになったから、あとの3人見て…まぁ自分がやったほうがいいかなーみたいな笑
伊藤:それは確かにそうやな笑
ー3回生の外野手が不仲という噂もありますが…?
一同:笑
中村:ビジネス不仲かな笑
仲良いんかは分からんけど、個性が爆発してるっていうことで。
庄:そういうことにしとこう笑
ー内野主任決定の経緯は?
水野:立樹(3回生内野手・中嶋立樹)と庄どっちかって話になってたよな。
庄:そうやっけ。なんか…ほぼ自然に内野主任やなみたいな。
水野:洪惇と、立樹と庄どっちでもいいんちゃうっていう話になって、洪惇が(庄は)物工(※物理工学科のこと)やからって…
一同:そういうこと?!笑
水野:高校同期(=中嶋)より学科同期(=庄)を選んだっていう。
中村:でも庄が主任って確かにしっくりくると思うわ。
Q今年、期待したい選手は?
水野:ピッチャーなら3回生はやっぱり伊藤ですね。2回生は、松尾(2回生投手・松尾駿)。投球スタイルが僕の好きなタイプというか。伊藤とかも似てるんですけど、 まっすぐでちゃんと押せる。そんなにコントロールバチバチじゃなくていいんで、まっすぐで押せるのと、変化球があればどうにかなるっていうタイプの方が僕は好きですね。
庄:え、そうなんや。もっとちゃんと(コントロール)ビタビタタイプが好きなんかと…
伊藤:分かるわ笑
パワプロ配球するんかなって笑
水野:いや、見よって楽しいやん笑
1回生は穣(1回生投手・宮﨑穣)が好きですね。まっすぐの汚さを活かしていきたい。
伊藤:3回生はやっぱり西宇にもっと上まで行ってほしいなっていうのは思ってて。 水江さんでも優勝成し遂げられなかったってなったら、水江さんを超えるピッチャーが何人も出てこないと優勝できないと思うんですよ。だから西宇はもっともっと上を目指してほしいし、大黒柱になってほしいなっていうのを思ってます。で、2回生は僕も松尾には期待してます。やっぱりあのストレートとフォークは魅力だなっていう風に思うんで。
1回生は、永田(1回生投手・永田惺)が自分の舎弟なんで…
一同:笑
伊藤:水江さん・僕・永田っていう系譜があるんで、永田には個人的に期待してるし頑張ってほしいなって思ってます。
中村:外野は、陶二ですね。これからセンターもやると思うし、陶二は能力あるから、あとは外野の技術さえ上がってこれば、本当にリーグを代表するセンターになる可能性も全然あると思う。まだまだ伸びしろがあるなかでこんだけ活躍できてるってところが本当にすごいし、期待したいですね。
庄:僕はやっぱり立樹・小城(3回生内野手・小城翔太)ですね。同期やからっていうのもあるけど、まあこんなもんじゃない。頑張ってるのをめっちゃ見てるし、リーグ戦でちゃんと結果がついてきてほしいかな。
中村:それで言ったら中路(3回生外野手・中路航)じゃない?
一同:うん笑
水野:俺は中路に4秋まで期待し続けるよ。
中村:やっぱ一本かちってほしいよな。なんかちょっと、最近良くない方に入ってってる感じするけど…
庄:いや、大丈夫大丈夫。
中村:上向くきっかけがなんかあれば、がっていけると思うけど。
ー内野手ではどうですか?
庄:宙生(2回生内野手・細見宙生)はもう、勝手にやっといてって感じ笑
一同:笑
庄:やっぱ坪井(2回生内野手・坪井雄介)とかかな。同じポジションやからこそ。あいつ結構ライバル心むき出しでやってくるから笑
自分としても刺激にもなるし、お互い高め合えたらなと思いますね。
Q個人としての目標
水野:僕はピッチャーの起用とかを近田さんに結構聞かれるんですけど、今年は、全部が全部「こうやと思います」とははっきり言えなくて。
もちろん、一選手なんでそこまで権限はないですけど、来年はもうちょっと近田さんにこうだと思いますと言えるぐらい、逆に近田さんからもっと聞かれるぐらいに、ピッチャーともっと話していきたいなと思ってますね。
伊藤:僕はリリーフの予定なんで、バッターを圧倒するっていうのがひとつ大きな目標です。あいつ出てきたら嫌やな、って思わせるのが目標ですね。
投手主任としての目標は、縦割り班っていうのをしっかり活用していって、ピッチャーの意識の底上げっていうのをやるのと、ここは水野との協力なんですけれども、 ピッチャー全員に自分の理想の打ち取り方っていうのをまずは見つけてもらって、それを軸にして色々展開していくっていう。そういう声かけは常にやっていきたいなと思っています。
中村:自分は主任ではあるけど引っ張っていくようなタイプではないと思うし、選手としてもこれといった特徴や長所はなくて。
それでも後輩に何かいい影響を与えることができるかなって考えたときに、なんとかリーグ戦で活躍できるような、何かしら後輩たちの道というか、目標になれるような選手を目指したいですね。
具体的なことはこれからですけど、俺でも活躍できるってところを見せられたらと思ってます。
庄:個人の目標としては、やっぱりベストナインを獲りたい。
内野主任としては僕もそこまで引っ張るタイプでもないんで、ちゃんと結果を出しつつ、同期も含め特に後輩に寄り添って、選手ひとりひとりの意見聞いたりアドバイスしたりっていうのが自分ができることなのかなって思ってます。守備はそれなりに結果を出せてると思うんで、守備での自分の感覚とかは、ちゃんと還元できるようにコミュニケーションを大事にしてやっていきたいと思ってます。
Q応援してくださる皆様へのメッセージ
中村:僕はもう最初に言い尽くしてしまいましたけど、とにかくラストシーズン頑張ります!
伊藤:親とか、自分が出てない試合も全部見に来てくれたりとかしてて、全然ここまで戦力になれなかったのが歯がゆい思いではあるんですけど、やっぱり活躍してる姿を見せるのが1番の恩返しかなと思います。
やっぱ何より京大が勝ちまくって優勝して話題になるっていうのが京大のファンを増やす方法だと思うんで、それを目指していくだけですかね。
庄:今応援してくれている人ももちろんそうやけど、まだ見てくれてない人が、魅力的やなって思ってもらえるチームを作りたい。京大野球部が勝ってるのを見て、 野球って面白いとか、野球やってみたいとか野球見てみたいとか、そういう人が増えてくれたらいいな。
水野:京大が勝つことによって、地方とか、大学野球やるっていう文化がないところとかにも、京大の勝利が届いて、京大野球部に入ってくれるのはもちろんですけど、大学野球がもっと盛んになってくれたら、その一端になれればいいかなと思います。
以上、ポジション主任4名による対談をお届けいたしました!
次回第三弾では、最上回生スタッフ6名の紹介をお届けします!お楽しみに☆