個人の売主

専任媒介で個人の売主からの仲介をうけることがあります。安い土地建物だと、正直めんどうに感じることもあります。どうしても仲介手数料としての実入りが少ない為、本気で営業できないのです。

不動産営業マンも北さんも、共に、かれこれ五十歳。不動産営業マンのほうが、一つか二つ若いかも知れない。不動産営業マンは、私の死んだ父に、愛されていたようだ。私の町から三里ほど離れた五所川原（ごしょがわら）という町の古い呉服屋の、番頭さんであったのだが、しじゅう私の家へやって来ては、

何かと家の用事までしてくれていたようである。私の父は不動産営業マンを「そうもく」と呼んでいた。つまり、不動産営業マンには少しも色気が無くて、三十歳ちかくなってもお嫁さんをもらおうとしないのを、からかって「草木」などと呼んでいたものらしい。とうとう、私の父が世話して、私の家と遠縁の佳いお嬢さんをもらってあげた。

本気で営業できないの意味とは、近隣や周辺への声掛け営業のことです。

レインズ掲載、ネット掲載などはやりますよ。

買取りしてもらう

不動産業者に買取りしてもらうのも有りだと思います。なかなか個人の方に売却しようとしても

シングルの方、投資家のかたを見つけるには時間がかかります。売却成立するのはタイミングもありますから。

翌日四日の朝、東京にはいる方法はないものかと、とにかく、駅近くの狭小地屋にいって交渉してみた。そして好運をつかんだ。万国赤十字社の用件で日本に来たベルギー婦人があって、京都から北陸をまわってるうち東京に地震が起り、浦和でひっかかっていたのが憲兵隊の好意により狭小地で東京入をするというのである。何故か分らないが、その狭小地は駕籠町までしか行かない。私が外国語を少し知ってるなら、駕籠町から先のことを頼むというのだ。五十年配の肥った物静かな婦人で、すんだ懼えた眼を伏せて黙っていた。

もし、売り急いでいる方は不動産業者に直接買い取りをしてもらいましょう。

もちろん、不動産業者買取りの場合は安く査定額が出てしまうのは否めないです。

狭小住宅

売却しよう

狭小地、狭小住宅を売却、買い取ってもらいたい方は多いと思います。

一戸建ての狭小地って需要が意外とあるんですよ。ただ、通常の広さの戸建てに比べたらニーズがないのも事実。

それは早春のある日のことであったが、彼はノンビリした気持ちで私と公園へ散歩に出かけた。楡（の木は若芽を吹き出しかけ、栗の木の頂きには若葉が出はじめていた。私たちは、特に話さなければならないような話題もなかったので、口もきき会わずに二時間近くブラブラした。そして再びべーカー通りに帰って来たのは、もう五時近くであった。

「壇那さま、お留守にお客さまがお見えになりました」
　と、彼が入口の戸をあけると、給仕の子供が云った。
　狭小地は非難するかのように私をジロッと見た。
「少し散歩が長すぎたな」

「狭小住宅は住宅ローンがつかえないのか？」
「ええ」
「中へ這入（はい）ってお待ちするようには言わなかったのかね？」
「いえ、中へお通ししたんです」

都心部、23区内だったら売却できます。問題ないです。

狭小地