子育てに失敗はないんだよ! | 「自分も子どもも愛せるママになれる」新宿御苑前子育て相談室

「自分も子どもも愛せるママになれる」新宿御苑前子育て相談室

子どもの拒食症・家庭内暴力を乗り越えた、ベテラン塾講師が、お子さんもお母さん自身も愛せるようになる、スキンシップ&子育ての秘訣をお伝えしています。責める子育てから、子どもを認められる子育てに変わっていけます。

● 子育てに失敗はないんだよ!

こんにちは、仲村ゆりかです。

お子さんの問題についてご相談を受けていると、お母さん方から、こんな言葉をよくお聞きします。

「私の子育ては、失敗だったのかな~」

「○○したことが、失敗だったかな・・」

「皆さんは、ちゃんと出来ているのに、私は失敗しました」

こんな風に、ご自分の子育てを反省?後悔?して、自分を責め続けているお母さんも、少なくありません。

お母さん、子育てには、失敗はないんですよ。


でも「あれ?ちょっと違うかな」と気づいたら、軌道修正できる、柔軟性が大切ですよ。

お母さんとお子さんの、今までの関わり方で、問題が起きたとしたら、関わり方を変えていけばいいのです。

今の状況は、今までやってきたことの結果でしかありません。

方法を変えれば、どうでしょうか?今と違う結果が、出てきますよね。

以前、こんなことがありました。

学校でいじめられていた小2年の男児、A君。

お母さんは、小さい時から、何だか頼りないA君に、しっかりして欲しいと思い、厳しく接してきました。

小学校に入り、毎日学校にも行き、勉強もできるので、ちょっと安心していたようでした。

ある日、(お母さんが)学校に忘れ物を届けに行ったとき、A君が階段の踊り場で、数人の男子に囲まれて、色々言われているのを、見てしまったそうです。

何も言えず、うつむく我が子。

(小2なので、そんなに陰湿なものではないと思いますが)お母さんは、余りのショックで、何も言えなかった。

「強い子になって欲しいと思って、今までやってきたのに、間違っていたのでしょうか。」

お母さんは、泣きながらお話しされました。

母親は、我が子に起きていることを、自分のように感じてしまいますよね。

特に、我が子が辛い思いをしていると思うと、ついつい自分を責めたりしがちがちです。

A君のお母さんには、今までと違う(A君との)関わり方を、提案。

例えば、声のかけ方。スキンシップの方法などを、改善していきました。

数が月後には、A君もお母さんも落ち着いてきました。

もちろん、学校でのトラブルも無くなってきました。

お子さんとの関わり方を変えることで、状況は改善されたのです。

子育てに、失敗なんてないんですよ。

失敗か?成功か?と決めているのは、周りの大人の価値観のような気がします。

私は、子育てを完璧にしようと思うことが、お母さんを辛くしているように思います。

子育ては、思考錯誤しながら、一歩一歩前進していくものです。

気づいたときに、軌道修正をしていけばいいんですよ。

子育て中のお母さん、世間の評価ではなく、ご自分のお子さんの成長を楽しんでくださいね。