おい慎、オマエどっちや。
阪神タイガースが最初の日本一になる直前、1985年のある日。
何も考えずに阪急ブレーブスの帽子を被って、阪神タイガースのロゴが入ったベストを着ていた小学2年生のワタクシ。
その姿に、ある野球チームの監督である“タマッちゃん”が「おい慎(本名由来)、オマエどっちや」
横にいた部員のタカモトさんに「パ・リーグは阪急で、セ・リーグは阪神やんな」と透かさず救いの手を差し伸べていただきましたが・・・
そういえば、ブレーブスとタイガースが日本シリーズで対戦することは考えたことがなかったなぁ。
それから38年。
阪急ブレーブスの流れを組むオリックスBと阪神タイガースが日本シリーズで対戦することになりましたね。
『阪神なんば線シリーズ』と銘打たれたシリーズは、日本シリーズとはしては10年ぶりに第7戦までもつれて、甲子園球場に近い武庫川の河口沖にイルカも大群で押し寄せるくらい、白熱した戦いが繰り広げられました。
タイガースが4勝3敗で2回目の日本一に輝きましたが、各々が役割を果たした結果が『全員野球』になったタイガースと、「みんなで、みんなで」と掲げすぎて各々の役割があやふやだったオリックスBの違いが勝敗を分けたように思えます。
11月14日(火)10時~14時 最大放流量 毎秒5立方メートル
さて。
まずは先月の22日(日)に行われました第84回菊花賞。
クラシック最終戦は京都競馬場芝3000mで行われる、長丁場の一戦です。
1番人気は皐月賞馬のソールオリエンス。
必走要素等を持つ1番人気で、鞍上も横山武史騎手でしたので「ソールオリエンス、末脚炸裂」と予想しました。
ソールオリエンスは末脚を炸裂させて、二冠馬になることができたでしょうか?
ソールオリエンス、末脚届かずの3着でしたね。
上がりでも加速している流れで、後方の外々を回される厳しい展開だったとはいえ、物足りない末脚でした。
ここまで末脚を発揮しているのは中山競馬場でのレースということを踏まえると、ソールオリエンスは単なる『中山巧者』かもしれませんね。
次走は未確認ですが、中山でのレース(有馬記念等)なら雪辱を楽しみにしたいですね。
【有馬記念(G1)】
12月24日(日)中山競馬場 芝2500m
次に。
先々週の日曜日(29日)に行われました第168回天皇賞(秋)。
東京競馬場芝2000mで行われるG1レースで、古馬中短距離の覇者を決する一戦になります。
1番人気は現役最強馬のイクイノックス。
必走要素等を持つ1番人気で、鞍上もC.ルメール騎手でしたので「イクイノックス、末脚炸裂!」と予想しました。
なお、ワタクシのもう1頭の買い目はプログノーシス。
プログノーシスとイクイノックスの馬連とワイワイ(ワイド×2)がワタクシの馬券でしたが、この馬券はアレをすることができたでしょうか?
行き脚が付かずに最後方からの競馬になったプログノーシス。
追い込み届かずも3着に食い込んでくれたおかげで、ワイのワイワイでアレすることができました。
ありがとうございます!
それにしても、イクイノックスは強かったですね。
オーバーペースを余裕綽々で追走して、逆にそのまま押しきってJRAレコードで優勝。
オーバーペースで先行させられた馬はおろか、イクイノックスを追走した馬まで潰すという、まさしく驚愕のレースぶりでした。
次走は予定通りにJCに臨むイクイノックス。
JCはもはや無双状態のイクイノックスにどの馬が付いていくことができるか、ですね。
【ジャパンカップ(G1)】
11月26日(日)東京競馬場 芝2400m
最後に。
先週の日曜日(5日)に行われましたアルゼンチン共和国。
東京競馬場芝2500mで行われますハンデ重賞で、来春の天皇賞(春)などに繋がっていきます。
1番人気はゼッフィーロ。
必走要素等を持たない1番人気でしたので「ゼッフィーロ、末脚力届かず」と予想しました。
ゼッフィーロはその予想に反して、アレすることができたでしょうか?
見事に差しきって勝利したゼッフィーロですが、むしろ鞍上の腕が際立つレースでしたね。
管理する池江泰寿調教師も「ブラボーでしたね。左回りはモタれる面があるので乗りにくいところはあるんですが、内ラチを利用してまっすぐに走らせていましたね」と鞍上に最大級の賛辞を送っております。
また、「前にスミヨンさんも『3コーナーに入るまでには直線での攻防が分かってしまう』と言っていましたけど、モレイラさんもそうなんだと思います」とも残しております。
なお、ゼッフィーロは次走に招待を受けた香港ヴァーズを予定しているということです。
香港でも鋭い末脚を繰り出すことを楽しみにしております。
【香港ヴァーズ(海外G1)】
12月10日(日) シャティン競馬場 芝2400m
【その他重賞等の1番人気馬】
10月21日(土)富士S(前哨戦):ナミュール、差しきって勝利
10月28日(土)スワンS(前哨戦):アヴェラーレ、末脚不発の7着
10月28日(土)アルテミスS(前哨戦):チェルヴィニア、先行して押しきり
11月3日(金・文化の日)JBCクラシック(Jpn1):上がりでも加速したレースで位置取りが後ろ過ぎたメイショウハリオ。末脚届かずの4着
11月4日(土)ファンタジーS(前哨戦):セントメモリーズ、末脚届かずの4着
11月4日(土)京王杯2歳S(前哨戦):コラソンビート、差しきって勝利
11月5日(日)みやこS(前哨戦):セラフィックコール、大外を差しきって勝利
そういうわけで。
黙っていたら“映画俳優”、口を開いたらホンマに“アホのおっちゃん”やったタマッちゃん。
そのタマッちゃんのおかげで、辛い物を食べるようになった矢吹京介でした。
小学1年生に(場末の)焼き肉屋でキムチ食わしやがって(笑)
【今週のG1レース】
11月12日(日)第48回エリザベス女王杯(京都競馬場11レース)