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「食空間プロデューサー・食器コンシェルジュ」
小野 真理 です
HOME PARTY 〜おもてなしの演出について
料理 〜メニューの立てかた
感性を豊かに、五感を研ぎ澄ませながら、おもてなしの演出のヒントとすることは、大切なことですが
実際にゲストをお招きして、おもてなしをする際、誰もが悩むポイントが、お料理のメニュー構成。
どんなメニューにするかは、ゲストがパーティーに参加された際の、満足度にも大きく影響します。
おもてなしのテクニックの一つとして、メニュー構成を考える時のポイントをお伝えします。
■メニュー構成のポイント■
メニューを考えるとき、まずはどんなお料理でも「五味五法」を意識してみてください。
五味五法のポイントを取り入れることで、バランスの取れたメニューになります。
◉五味・・味のポイント(甘味・苦味・塩味・旨味・酸味)
◉五法・・調理法 (生・煮・焼・揚・蒸)
1:お出迎えのタイミングは冷めても美味しいアミューズを
あらかじめ開始の時間が決まっていても、到着の時間がゲストによってまちまちの可能性もあります。
そんな時に活躍するのが、冷めても美味しいお料理。食べるタイミングを考えて時間を逆算しながら
調理しなくても良いのは、ホストにとっても魅力的です。
2:冷製料理
お出迎え時のバタバタしている際には、火を使わずさっとお出しできるものが重宝します。
カルパッチョや冷静スープ、サラダなどを1皿目としてお出しします。この際注意しなければならないのは
「冷めている」のではなく、「冷やした」ものであることです。盛り付けまでの完成に近い形で冷蔵庫で
しっかり冷やします。
3:温製料理
煮込み料理、シチューなど前日から仕込むこともできる温製料理は、直前に温めるだけでホームパーティーには向いています。焼き物などは調理の時間もかかる上、それぞれの焼き具合や温度の違い、お出しする際に時間差が出てきてしまうなど、いろいろな点からも、煮込んだお料理は向いています。
4:炭水化物
お腹にしっかりたまるものがあると、「食べた満足感」が違います。品数を多く作って、仕込みに追われないためにも
パスタやご飯メニューを取り入れましょう。 パスタは、ソースや具材によってバリエーションが豊富になり、
洋風・和風など味付けも自由に対応できる点が便利ですし、応用編としてサラダ仕立てにしたり、
グラタン風、スープ仕立てなど種類によって、違う印象にもなります。 またご飯は、炊き込みご飯やパエリア、手毬寿司など、まとめて作ることができて、ホームパーティーメニューに向いています。
5:締めくくり料理
料理の後に欠かせないのがスイーツやコーヒー、食後酒などです。食後に甘味を取ることで、満腹感を感じる為、パーティーの締めくくりには欠かせないメニューになります。手作りのスイーツなどを用意しなくても、市販のものにフルーツを添えたり、デコレーションソースで盛り付けたりするだけでも、十分です。 また、お菓子だけでなく、甘口のワインやシェリーなどのお酒に、チーズやドライフルーツなどを添えたりするのも、スイーツが苦手な人にも楽しんでいただけます。 食後酒は消化の促進や満足感につながるので、お酒とスイーツのマリアージュなどを試してみても良いかもしれません。
6:ゲスト参加型料理
ホストばかりが動き回って料理を提供するのは、ゲストにとっても落ち着かない場合もあります。
ホストもゲストと共に食を楽しむパーティーにするためにも、ゲストに参加してもらえるようなメニューも
取り入れると便利です。 手巻き寿司など材料だけ用意しておいて、個々に作ってもらえるようなものや
ホットプレートなどを使った、目の前で一緒に仕上げていくメニューは、会話も弾み、より楽しく記憶に残るシーンを
提供することができます。
<HOME PARTY: Enhancing Hospitality>
<Menu Planning for Home Parties>
When planning the menu for your home party, it's important to consider the balance of flavors and cooking techniques to ensure a satisfying dining experience for your guests. Here are some key points to keep in mind:
■ Five Flavors, Five Techniques ■
Start by incorporating the principles of the "five flavors, five techniques" into your menu planning:
◉ Five Flavors: Sweetness, bitterness, saltiness, umami, sourness
◉ Five Techniques: Raw, simmered, grilled, fried, steamed
1.Welcome with Amuse-bouche:
Prepare cold appetizers or amuse-bouche that can be served even if your guests arrive at different times. These should be small, flavorful bites that can be enjoyed at room temperature or chilled.
2.Cold Dishes:
Cold appetizers like carpaccio, chilled soups, or salads are convenient options for welcoming guests and can be prepared in advance. Ensure that these dishes are properly chilled but not overly cold to maintain their flavors.
3.Warm Dishes:
For main courses, consider warm dishes that can be easily reheated just before serving, such as stews or braised meats. These dishes can be prepared ahead of time and require minimal last-minute cooking.
4.Carb Options:
Include carbohydrate-rich dishes like pasta or rice to provide a hearty element to the meal. Pasta dishes offer versatility in terms of sauces and accompaniments, while rice-based dishes like risotto or paella are flavorful and filling.
5.Desserts and Digestifs:
End the meal with desserts and after-dinner drinks to satisfy guests' sweet cravings and aid digestion. Offer a variety of desserts, such as homemade treats or store-bought options, along with coffee, tea, or liqueurs.
6.Interactive Dishes:
Introduce interactive elements into your menu, such as DIY sushi rolls or tabletop grilling stations, where guests can participate in the cooking process. This not only adds an element of fun but also encourages mingling and conversation among guests.
By incorporating a variety of flavors, cooking techniques, and interactive elements into your menu, you can create a memorable dining experience that delights your guests and leaves a lasting impression.