Home Party 8

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「食空間プロデューサー・食器コンシェルジュ」

小野　真理　です

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HOME PARTY 〜おもてなしの演出について

その他演出のポイント

１：料理の出し方を考える

はじめに出てくる一皿は、驚きが隠されているとパーティーが盛り上がります。

スターターメニューとして、レストランメニューから参考にしたいのが、一つの大皿に前菜とスープを一緒に乗せてしまうような提供法が効果的です。品数が多いことで　お皿の上が華やかになりますし、時間が制約されるようなパーティーの手間が省けたり、女性の集まりなどには　見た目の印象からも、特に喜ばれます。　冷たい前菜と温かいスープ、または温かい前菜と冷たいスープなどのように料理にもメリハリがあるようなものを選ぶと　より効果的です。

２：手間を減らすことでコミュニケーションの時間を

準備自体も、工夫によっては時間や手間を短縮できます。　そうすることでホストもゲストとの時間を持つことができます。日本人には苦手意識がある準備が軽減でき、本来のパーティーを開催する楽しさが増え、気軽におもてなしができるようになります。また、全部が手作りの料理ではなくても既製品と自家製品を組み合わせたり、ポットラックパーティーにしてゲストと分担したり、パーティーを開くことが負担にならないような工夫があると、参加する全員が楽しめる、おもてなしが

可能です。

３：食べ物の下準備

ちょっとしたことで　盛り付けや演出のクオリティがぐんと上がるのが、食材や料理の扱い方です。

野菜などは完全に水切りされていないと、どんなに美味しいドレッシングであえられていても、水っぽくなって

美味しくありません。また、食材を同じ大きさに揃えて切るのも、大切なポイント。出来上がった時の見た目の美しさにも大きく影響します。　一つのお皿の中に、食感の違うものを組み合わせることで、メリハリができるのも、お料理を楽しむための演出として重要なことですね。改めて、食べ物の下準備にも気を配ってみましょう。

４：旬を取り入れる

最近は一年中、あらゆる食材が出回っていますが、やはり旬の食材を使いたいものです。

その季節にしか出回らないものが食卓にあることで会話も弾みますし、何より季節感を大切にする日本人ならではの

演出の一つにもなり得ます。また、テーブルコーディネートや卓上に飾るお花なども、旬のものを取り入れることで、

その季節にしかできない・季節を味わう楽しみもある、素敵なおもてなしパーティー演出になります。

パーティーのシーンやコンセプトに合わせた、デコレーションブースやアイテムなどもあると、より一層印象深いものになります。

<HOME PARTY: Enhancing Hospitality>

Other Presentation Points

In addition to direct techniques such as tableware usage and dish plating, there are several points to consider for enhancing the dining experience. These include scene-setting, pre-preparation, and other aspects beyond technical decoration. Remembering these hints can contribute significantly to the art of hospitality.

１. Considering How to Present the Dishes: 

Introducing a dish with hidden surprises at the beginning can elevate the party atmosphere. 

A recommended approach, inspired by restaurant menus, is to serve appetizers and soup together on one large platter. This not only adds visual appeal to the plate but also saves time, especially for parties with time constraints, and is particularly appreciated at gatherings of women. Choosing dishes with contrast, such as pairing cold appetizers with warm soup or vice versa, enhances the effect.

2.Saving Time to Increase Communication: 

Through clever preparation, both time and effort can be reduced, allowing hosts to spend more time with guests. By alleviating the burden of preparations that Japanese people often find challenging, the joy of hosting parties can increase, making hospitality more accessible. Combining store-bought and homemade items or organizing a potluck where guests share the workload can make hosting less burdensome, ensuring that everyone enjoys the hospitality.

3.Preparing Food in Advance: 

Small details in handling ingredients and dishes can significantly enhance the quality of presentation and decoration. Ensuring vegetables are thoroughly drained is crucial; otherwise, even the most delicious dressing can make them watery and unappetizing. Additionally, cutting ingredients to uniform sizes is essential for a visually pleasing presentation. Combining textures on one plate adds contrast and enhances the enjoyment of the dish. Paying attention to food preparation is essential for effective presentation.

4.Incorporating Seasonal Ingredients: While a variety of ingredients are available year-round, using seasonal produce adds charm to the table. Seasonal ingredients spark conversations and contribute to the Japanese appreciation of seasonality. Incorporating seasonal flowers into table decorations enhances the experience, allowing guests to savor the essence of the season. Additionally, decorating with items that suit the party's theme or concept can leave a lasting impression on guests.

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HOME PARTY 〜おもてなしの演出について

料理③ 　〜盛り付けのポイント

視覚から入ってくる情報の多さを考えても、料理の盛り付けの綺麗さは、大切なポイントです。

特に全体のカラーバランスを考えることは、食欲を刺激し、料理を美味しそうに魅せてくれます。

料理をおしゃれに・美味しく見せてくれる色は、「赤・黄・緑・白・黒」と言われています。

この5色をバランスよく取り入れることで、見た目にも美味しい盛り付けになります。

食べ物の色は、野菜の色に多い「赤・黄・緑」、　「白・黒」はご飯やパンなどの炭水化物、豆腐、ごまなどに

「黄」の薄い色のクリーム系の色合い、焼き物や揚げ物などに多い　「橙」の暗い色である「茶」などですが

色のバランスが悪い時には、例えば少量でも、ソースや付け合わせなどで色を追加したり、和食などの地味な色合いの料理には、三つ葉やインゲンなどの鮮やかな緑を添えるなどしてみると、美味しそうな一皿に変わります。また、食器の色や柄なども、色数としてカウントできるので、

食器の色合いにも気を配ると良いでしょう。

■盛り付けテクニック■

１：立体感を出す

こんもり高さをつけた、立体感のある盛り付けは、すっきりと綺麗に見えます。具材を後乗せすることで、強調することも可能です。また、炒め物やあんかけ料理のような、高さの出にくい料理には、トッピングにハーブや白髪ネギなどを

使用するなどして、メリハリのある立体感を作ることもできます。

２：お皿の余白を利用する

盛り付ける上で、一番失敗しやすいのが、ボリューム感の出し方です。基本的に器に対して　1/3〜1/2 のスペースを残すことがポイントです。　余白によってお皿の上での「間」が生まれ、メインになるお料理そのものが強調されて

主張できる一皿になります。　料理を中心に寄せて縁を作ったり、器上の対角線に置いてそれぞれを強調させたりして

器の余白を意識してみましょう。

３：形と配置

大きいものと小さいもの、短いものと長いもの、高いものと低いものなど、対照的なものの組み合わせや、反対のものを組み合わせることで、リズム感が生まれます。　例えば、四角い器には、丸いものを配置したり、丸く盛り付けます。　また逆に、丸い器には直線的なものや、角のものを盛り付けると、メリハリの効いた盛り付けになります。

４：デコレーション

最後の仕上げとしてのデコレーションは、おもてなし感がアップするポイントになります。

ドリンクに飾り切りのフルーツを添えてみたり、ミントやハーブなどを浮かべてみたりするだけでも、見た目華やかになります。また　デザートなども　市販の作られたものを利用して、ソースでデコレーションしたり、フルーツを加えたり、ちょっとしたことで、印象が変わります。

<HOME PARTY: Enhancing Hospitality>

■Plating Tips■

When considering the presentation of dishes, achieving a balanced color composition is crucial. Utilizing the hues of ingredients can create visually appealing arrangements. Here are some key points regarding color in plating:

1.Balance of Red, Yellow, Green, White, and Black: Incorporating these colors in the ingredients can result in a visually stimulating presentation. Red, yellow, and green vegetables offer vibrant hues, while white and black provide contrast.

2.Accentuating Cream and Brown Tones: Cream and brown hues often accompany sauces, baked goods, and fried items. Utilizing these tones effectively adds depth to the overall color scheme.

3.Adding Color with Accompaniments and Sauces: If the dish lacks color, consider adding vibrancy with accompaniments or sauces. Drizzling balsamic glaze over vegetables, for example, can introduce an appealing accent to the dish.

4.Enhancing with Bright Green Vegetables: Adding bright green vegetables like parsley or green beans to dishes with subdued colors can elevate the presentation. These vibrant greens bring a touch of freshness and visual interest.

5.Considering Dishware Color and Patterns: The color and pattern of dishware also play a role in the overall color scheme. When selecting dishware, ensure it complements the colors of the dish to create a harmonious presentation.

By being mindful of color balance in plating, you not only enhance the perceived flavor of the dish but also create an inviting and visually appealing dining experience.

■Plating Techniques■

1.Creating Dimension: 

Building height and dimension in your plating can make it visually appealing. By layering ingredients or topping dishes with herbs or finely chopped scallions, you can create a sense of depth and visual interest. Even dishes that naturally lack height, such as stir-fries or saucy dishes, can benefit from garnishes that add verticality.

2.Utilizing Negative Space: 

Leaving ample space on the plate (about one-third to one-half) allows the main dish to stand out. This negative space emphasizes the focal point of the meal and creates a visually balanced presentation. Experiment with placing the food slightly off-center or along the diagonal axis of the plate to utilize negative space effectively.

3.Playing with Shapes and Arrangement: 

Contrasting shapes and sizes add dynamism to your plating. Pairing large and small elements, as well as mixing shapes like circles and squares, creates visual interest. For instance, serving round food items on square plates or vice versa can create a visually appealing contrast.

4.Decorative Accents: 

Adding decorative elements as a finishing touch elevates the presentation and enhances the hospitality factor. Garnishing drinks with fruit slices or floating herbs, or using sauces to create decorative patterns on desserts, adds visual appeal and sophistication to the overall presentation. Even simple store-bought desserts can be enhanced with a touch of creativity, such as adding fresh fruit or decorative toppings.

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HOME PARTY 〜おもてなしの演出について

料理② 　〜食器の選び方

テーブルコーディネート のポイントとして、「魅せ方」を考えた食器使いはとても効果的な演出になります。

どんな食器を、どんなお料理と合わせたら良いのかを考えるのも、楽しみの一つではありますが

食器を選ぶ前の準備として、ゲストへの心配りとなるポイントも、おさえておきましょう。

例えば、個人使いの食器を他のゲストとまちがえないように、色違いでお皿やグラスを揃えておいたり

グラスにはグラスマーカーなどのアイテムを利用したりと、見た目だけでない　おもてなしの表現は

ゲストの記憶にも残ります。　また、ちょっとしたことですが、手間をかけておきたいところのポイントとして

お皿自体の温度に気を配ってみると、おもてなし度は確実にアップします。

温かい料理には温かいお皿を、冷たい料理には冷たいお皿をと言った具合で、料理そのものを美味しく提供するテクニックとして、ぜひ取り入れてみて下さい。

■食器使いのあれこれ■

１：小さな器・ピンやスプーンなどを使う

おちょこや小さなグラス、スプーンなど、小さな器を大きめのお皿に並べてみるなど、大きな器と小さな器の組み合わせは、見た目おしゃれな印象になるだけではなく、食べやすさも増します。また、こだわりの塩、オリーブオイル、ペッパー、レモンなど煩雑になりがちな調味料などを小さな器に入れておくと、ゲストも取りやすく、テーブルの汚れ防止にも役立ちます

２：カッティングボードやおしゃれなフライパンなどの調理器具を直接食卓に

調理器具として使う、お鍋やカッティングボードなども、今はおしゃれなものがたくさん出ています。

そういうものをうまく利用して、食卓上に直接置いてしまうのも、良いでしょう。

３：白いお皿と黒いお皿

白いお皿は食材がよく映えるので、料理がより一層美味しそうに見えます。多少地味に感じるかもしれませんが

色々な野菜を添えて彩り華やかに演出しましょう。また派手だと感じるようなお皿には、無地のお皿を重ねたりすることで絵柄がうまく調和すると同時に、カラーコーディートにもなりますので、柄と無地の色合わせを楽しんでみるのも良いでしょう。

また、黒いお皿もお料理を魅せるのは効果的です。黒いお皿は食べ物を引き立ててくれ、また引締めてもくれます。

白いお皿に比べて、お料理が少ない量でも間延びしない盛り付けになります。

４：仕切りのある器づかい

仕切りのあるお皿を使うと、それぞれの料理が独立して間のある盛りつけができるため便利です。きれいに見せるポイントは少しずつ盛ること。様々な色の料理を並べることで、見た目も綺麗な一皿が出来上がります。

また、仕切りがあることで、味が混ざらない上、ワンプレートだと後片付けも便利です。

５：高さを出す器を取り入れる

テーブルの上の料理を、どれも美味しそうに見せるためには配置のバランスとメリハリが必要です。お皿をテーブル上に並べる際には高低差をつけることで、食卓にリズムが生まれます。また、器も、大きなものと小さなものとを組み合わせることで短調にならずメリハリ感を作れます。

６：食材自体を器として使う

プチトマトやピーマン、チコリなどの野菜、またシューやパイのカップなど、食べられる食材を器にしてしまうのも良いアイディアです。食材の色が自然のカラーコーディネートとなって、彩り豊かな食卓演出にも繋がります。

<HOME PARTY: Enhancing Hospitality>

<Menu Planning: Choosing Tableware>

When selecting tableware for your home party, it's important to consider not only how they enhance the presentation of your dishes but also how they contribute to the comfort and convenience of your guests. Here are some points to keep in mind when choosing tableware:

1.Individualization: 

To avoid confusion, consider using color-coded plates or glasses for each guest or using glass markers to personalize them. This not only adds a thoughtful touch but also helps guests identify their own tableware easily.

2.Temperature Control: 

Pay attention to the temperature of the dishes. Warm plates can enhance the dining experience for hot dishes, while chilled plates are suitable for cold dishes. Serving food on appropriately heated or chilled plates adds to the overall enjoyment of the meal.

3.Mixing Sizes and Shapes: 

Combining different sizes and shapes of tableware adds visual interest to your table setting. Using smaller dishes or glasses alongside larger plates not only looks stylish but also makes it easier for guests to enjoy a variety of foods without feeling overwhelmed.

4.Showcasing Cooking Utensils: 

Utilize stylish cooking utensils such as cutting boards or decorative frying pans as serving dishes. This adds a touch of creativity to your table setting and showcases the cooking process as part of the dining experience.

5.White vs. Black Plates: 

White plates are ideal for showcasing vibrant food colors, while black plates create a striking contrast and make food stand out. Consider mixing and matching plain and patterned plates for a visually appealing table setting that complements your menu.

6.Divided Serving Dishes: 

Using divided serving dishes allows you to present multiple dishes in an organized and visually appealing manner. This prevents flavors from mixing and makes it easier for guests to serve themselves without creating a mess.

7.Adding Height: 

Incorporating varying heights in your tableware arrangement creates visual interest and adds dimension to your table setting. Use pedestal plates or stack plates of different sizes to create a dynamic and appealing presentation.

8.Edible Serving Dishes: 

Consider using edible serving dishes made from vegetables or baked goods to enhance the visual appeal of your table setting. Not only do they add a creative touch, but they also contribute to a more sustainable dining experience.

By considering these factors when choosing tableware for your home party, you can create a visually stunning and practical dining environment that enhances the overall experience for you and your guests.