坂東曲(ばんどうぶし) | 教蓮寺 ~お寺日記~

教蓮寺 ~お寺日記~

このブログでは、愛知県西尾市吉良町にある
浄土真宗本願寺派 明源山教蓮寺の情報をお届けします
約550年前に建立され現在は本堂も新しくなり
お寺の行事として毎月7日の常例法座
毎月第1土曜の子ども土曜学校など様々な催しも行っております

色づいたのは葉だけではないようです(*^_^*)






今日11月28日は旧暦の親鸞聖人の御命日です


旧暦の御命日に当たる今日は京都大谷派(お東)の御本山で報恩講が営まれます(*^人^*)


浄土真宗本願寺派(お西)の御本山では新暦の御命日に当たる、1月16日を命日とし報恩講が勤まります


それらに合わせて全国各寺院で報恩講が営まれるわけです、お西、お東だけでも20000ヶ寺を超える寺院で行われるわけですから凄いことですよね(^人^)


報恩講は親鸞聖人のご苦労を偲びつつ、阿弥陀如来の一切を救うという大慈悲と、その大慈悲への皆様の御先達による導きに、報恩感謝する大切な法要です


お近くに浄土真宗の寺院がありましたら覗いてみてください(@^^)/


お東の報恩講では今日は坂東曲(ばんどうぶし)のお勤めがあります


坂東曲とは、御影堂外陣に着座した「堂衆」と呼ばれる僧侶たちによって、上半身を前後左右に激しく揺り動かしながら念仏と和讃を唱える声明のことです

北陸などの浄土真宗が色濃い地域などでは、
「西の泣き節」
「東の怒り節」
などと言われることがあります



西本願寺のお勤めは、ゆったりと優しい響きを持ち、その旋律を女性的なお勤めであることに対し


東本願寺のお勤めは、はやくて勇壮で男性的だと言われている事からです


特に坂東曲は、声が裏返る程の高い声で怒鳴るように唱えられていてますが、決して怒鳴っている訳ではないです(^_^;)

何故、上半身を激しく揺り動かすのかというと親鸞が越後へ流罪となった時、流刑地へ向かう船上で荒波の中で念仏したそうなのでと伝えられていますが、
その名が示すように東国で行われていた一種の踊り念仏に由来すると言われています


教蓮寺の報恩講は1月4日~5日に勤まります(^人^)

御参拝くださいますようお願い申し上げます


おまけ







これは声明の旋律の違いを表現しています