秋は実りの秋でもありますが、葉が枯れて落ち、日が沈むのが速くなり、この時期は寂しさも味わうことです
夏の華やかさを感じたときに、寂しいという思いが湧いてくるのは、何となくわかる気がしますが
科学的には、日照時間の関係や四季の変化による体調の変化から起こって来る寂しさもあるようです
世界を見て見れば四季のない地域もありますから、季節で寂しいと感じるのは情緒豊かな日本人の精神かもわかりませんね
昨日は葬儀の連絡があり、枕経(まくらぎょう)のお参りに行かせていただきました
親族の方々の涙、また、その悲しみを和らげることの出来ない自分の力のなさを感じる事でした
しかし、お参りをしながら、阿弥陀様が十方衆生(生きとし生きるもの、すべてに)に貴方の命を受けとめましょうと誓いを立てて下さった、お慈悲の心をいただいたら、亡き人も、私も共々に生まれさせていただく世界が有ることを知らせていただくのは、心の支えになるものだと改めて味あわせていただいたことです(T人T)
寂しさ、悲しさの中で、老少賢愚を選ばれない救いは、万人の悲しみを救い取る救いでした
季節や人の心が移り変わっても、阿弥陀様の救いは暖かいです
↓野に咲く花々も寂しげに見えるのは気のせいでしょうか