6月24日「京フィル定期」乞うご期待!  演奏者のリレーコメント no.3 | 京都フィルハーモニー室内合奏団のブログ

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1972年に結成。2022年で創立50周年を迎える。
一人一人がソリストの個性派揃いのプロの合奏団。

ホルンの御堂友美です。



初ブログなのでホルンについて
お話させていただきます。

ホルンはとても音域の広い楽器です。
なので曲によって二本、四本、八本等で吹くように書かれていて分担します。
ホルンだけでオーケストラができると言っても過言ではないです。
なのでオーケストラに入る時のオーディションも高音(上吹き)と低音(下吹き)と専門を分けてされます。
大学に入って直ぐに上吹きか下吹きか決める人もいます。勿論上吹きでも下吹きでもプロは高音も低音も両方上手に吹けるのですが(笑)

この話を聞いて気になられている方が多いと思いますが京フィルはホルン一人ですよね?!
そうなんです。一人で吹いてる時は低い音から高い音まで広い音域の音をを吹いてます。難しいけどそれが京フィルならではで楽しいです。

今回の定期公演の曲はシェーンベルクと十束さんの曲では二本、シュレーカーでは一本のホルンで演奏します。何れの曲もとても広い音域の音が使われております。
複数で吹くと音の厚みが増し迫力がありますし、一本で吹くとホルンの繊細さを感じていただけるのではないかと思います。


御堂友美