さて。
前回の精神科受診日から明けて、日に日に旦那は活気を取り戻し、翌週中盤には完全に回復を遂げた!
しかし、ここ数ヶ月に及ぶニート生活がすっかり板につき、段々と昼夜が逆転し始めた。
『朝起きれない』と言っていたが、それでも時間がずれているだけで睡眠はしっかり捕れているようだった。
睡眠が捕れている、と言うところが私にとって甚だ疑問で、
今まであれだけ不眠で苦しんでいたにも関わらず、眠れているという所がまだ何か怪しいんじゃないか。
治ったように見えてはいるが、まだ完全には治っていないのでは…。と
少し心配だった。
実際それは、杞憂には終わらなかったのだ!
毎週火曜日に通っている精神科で行われている
『スマープ』なるものが開催されており、1月17日に初回参加する事になっていた旦那。
スマープとは。
SMARPPとは、神奈川県立精神医療センターのせりがや病院にて開発された、精神刺激薬の覚醒剤への薬物依存症を主な対象とし認知行動療法の志向をもつ外来の治療プログラムである。このプログラムは2006年より、松本俊彦が中心となって開発されている。派生するプログラムは各地域ごとに、多摩ではTAMARPPなどと呼ばれる。
よく分からん。
前日の晩から奴は嬉々としてその為の準備をし、早めに就寝したようだが、結局殆ど眠れなかったそうだ(当たり前だ)。
久しぶりに奴は自転車に乗り、病院へと出掛けて行った。
この日は多分夕方までどこかへ出掛けて帰って来ないだろう、と私と次女は二人でスーパーへと買い物に出掛けた。
地下食品コーナーを物色中、そこへ突如としてのろりと旦那が現れた!!ビックリした
次女と二人で買い物を楽しみたかったが仕方がない、旦那もそこに合流し、荷物持ちを頼んだのだが、何だかあんまり元気がない。
『夕べ寝ないで行ったから疲れてる』
まあ、そうだろうな、とは思ったが帰宅してからの奴はまたしても、ずっと、
ボーッ……
としたまま微動だにしなかったのである。
『スマープって何だったの??』
『これからどうやってお酒を飲まずにやって行くかとか、そんなの』
『ふ~ん』
『昨日夜寝れなくて飲んじゃったって人もいた』
『えー!?』
そのようなやり取りの後から旦那は焦点の合わない目でしばらくボーッとしており、夜9時にはさっさと寝てしまった。
翌日は昼から起きてきて、飲まず食わずで『散歩行ってくる』と言い残し、夕方まで帰ってはこなかったのだ。
帰宅後も部屋に籠り、夕食も『要らない』と拒否されてしまった。
『え、でも今日何も食べて無いんでしょ!?』
『食欲なくて』
『せめて何か飲んだりした?』
『飲んでない』
『何も!?』
『うん』
『それはまずいよ、せめて水だけでも良いから飲まないと倒れるよ!』
飲食を全くしていないと聞いた瞬間、私の頭の中に、『アルコール性ケトアシドーシス』と言う単語が過ったが、先生曰く『お酒を飲まなければ先ず大丈夫』と言っていた事を思い出し安堵した。
暫く後。
夕食後に旦那の様子を伺いに行くと、奴はストーブの前で体育座りをしていた!
そこで無理矢理水を飲ませ、『気が向いたら食べて』と、お菓子をそばに置いてやった。
数時間後。
再び部屋を覗きに行けば奴は
同じ体制を保ったまま、ずっとストーブの前にいた!。°(° ˆᴗˆ °)°。何時間も、、
…あんなに元気に回復したと言うのに…
たったの一週間くらいで元に戻るとは……。
寝不足で出かけたのがいけなかったのか…それともやはり、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら回復に向かって行くのだろうか…。
翌日。
奴はまたもや何も食べずに外へと出掛けて行った。
そしてやはり何も食べずに夕方に帰宅した。
何も食べていないせいか、奴の声は掠れて今にも消え入りそうになっていた(笑)。
夕食も要らないと言っていたが、夜も更けた頃になりやっと、
『少し食べてみようかな…』
『そうしてそうして!すぐ用意するからっ!』
そして出された物は全て完食し、家族一同心底ホッとしたものである。
流石の母も
『このままじゃ点滴とかになるかと思ったわ』
と母なりに心配してくれていたようだ。
その後は少しずつ気分は登り坂になり、数日後にはほぼほぼ元に戻ったのである。
そして、
『寝れない!薬も効かない!!』
と、
遂に不眠が復活した!!
これは回復に向かってるんじゃーなかろうか
そして時短とは言えバイトの採用も決まり(私ら家族はホントに仕事なんか出来んのか?と心配していたが)、
『次の診察日に薬の事も聞いてみよう』
となったのである。
頓服としてもらっていた薬は『デエビゴ』である。
飲んでから効果が現れるまで数時間掛かり、更に起床後も何となく身体から薬が抜けきらないとボヤいていたのだ。
次の診察日は1月28日。
私も着いて行くと決めていたので若干心待ちしながら次の診察日を迎える事となった。