入院 でもってまたしても | 怒涛の6年

怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



旦那が入院して早、17日後くらいから、パッタリと奴からの音信は途絶えてしまった。

それでもいつ奴から電話が来るかもしれない、私は常にスマホと共に行動をしなければならなくなってしまった。

しかしスマホは沈黙を保っている。シーン

これは何かあったな…?
病院に電話をして詳細を聞くべきだろうか??
しかし、何かあれば普通ならば向こうから連絡が来るはずだし…。

悶々とした日々を数日過ごし、

そして8月14日日曜日の午前中、遂にスマホが鳴った!!
が、あら、非通知じゃなくて病院の電話番号じゃない…

すると、

『奥さんですか?私T病院の〇〇です』

先生っ!!!主治医自ら電話をして来た!これは願ってもない!

『お世話になっております!』

『ちょっとね、ご主人せん妄を起こしてしまって』

せん妄…

や、やっぱりか!!!

『あら~…💧』

『持参して来た耳栓をね、これは食べられますか?って聞かれたり(笑)』

『(笑)』

『他にもおかしな言動が出ていますのでね、せん妄で間違いないかと思います』

『ああ~…あの、ノックビンを飲んでると思うんですが、』

『ええ、飲んでますよ、以前一度問題があって止めてましたよね確か』

『そうなんです。それでせん妄が治まるまでノックビン止めたいんですけど…』

『構いませんよ。まあノックビンでおかしくなっている訳じゃないとは思いますよ』

『そうなんですけど、とりあえず一度止めて、せん妄が治まったらまた様子見で始めても良いので』

『分かりました。せん妄はどれくらい続くか分かりませんが、ご主人の場合遅れて離脱がやって来るのでね、お酒を止めて2週間くらいだったかな?』

『そうですね…。これじゃあ講習は受けられませんね💧』

『いや、行ってもらってますよ!出られそうな時はね!』

『ええ~!?大丈夫なのかなあ!?(笑)あ、そうだ、あと着替えとかの荷造りなんかは多分もう自分じゃ出来ないと思うんですけど、どうしたら…』

『看護の方でやってくれますから大丈夫ですよ』

『そうですか…』

『離脱せん妄と言っても暴れたりとか、そういうのは無いので拘束とかはしてないのでご安心ください』

『分かりました、ありがとうございます』

『また何かありましたら連絡しますので』

『はい、ありがとうございます。宜しくお願いします』


やはり…まさかとは思ったがやはりせん妄を起こしていたか!!

前回はせん妄を起こすまで3週間くらい掛かってた気がするけど…自宅に居たし、仕事とかしてたからかなぁ?
それか、入院前の数日は飲んでなかったのかなぁ?どーでもいいけど。

大丈夫なのか?家にいるならまだしも、慣れない環境に居て、、治まるもんなの?お年寄りなんかも入院した途端にせん妄を起こしたりするって聞くし…。

不安だ…。お茶

これじゃ奴から電話なんか来るはずないな。
電話の掛け方も分からんだろうし…。

でもこれでスマホと共に行動しなくて良いのか、ちょっと楽だ。

そして、再び悶々としながら着替え等を持参し、2日後火曜日に病院を訪れた。何を持ってけばいいのか謎だったが適当に着替えを詰め込んだ。

ナースステーションで声を掛けると、直ぐに看護師さんが飛んできた。

『〇〇さんですか?あの、ご主人なんですけど…』

『どうかしましたか!?』

『裸で病棟を歩き回っちゃって…』

『えっ!!!』

『今コロナで隔離されている患者さんのお部屋があるんですけど、どうしてもそっちに行ってしまって…』

『はあ』

『多分なんですけど、お風呂の時間になると放送が入るんですよ。それで部屋で脱いでしまって、お風呂と間違えてそっちのお部屋に行ってしまうんだと思うんですよ…』

『ああ…そうだと思います…』

『職員も何人かコロナが出てしまって、特に夜なんか人手が全く足りてないんです、、それで…今拘束をさせてもらっているので…』

『ああ、そうですか…(脱力)』

『コロナのお部屋に行ってしまうのはちょっと困るので、病棟を裸で歩いてしまうのも…他の患者さんも集まってしまうので…』

『すみません~💦お見苦しものを💦』

『いえいえ、大丈夫ですよ。他にも同じような症状の人もいましたし』

『そうなんですか!?』

『ええ、入院して来た時は普通だったんですけど、やはり何日かしたらおかしくなってしまって』

良かったー!!
うちだけ何か例外なのかと思ってたけど、同じような人もいるんだ!!

これはかなり私にとって励み(?)になる言葉だった。

『今日着替えとか持って来たんですけど…多分本人は荷造り出来ないと思うので、適当に洗濯物とか持って来てもらっても良いですか?』

『分かりました、少しお待ちくださいね!』

看護師さんが戻って来るのを待ちながら、奴も遂に拘束か!等と考えていた。
待つこと暫し。

『お待たせしました!!』

ギャッ!!ハッ

看護師さんは、入院用にと持参して来たでっかいバッグを重そうに携えて来た。

このどデカいバッグ…持って帰るのぉ!?
いつもならば、旦那はエコバッグに1つだけ洗濯物一式を入れて来るのだ。それなのに、これは…

『こんな、、デカいカバンを…』

『中を見てみましょうか!』

開けてみれば、入院する時に履いてきたジーパンまで入っている。こりゃ重いはずだ。

『どうします?全部持って帰ります?この状態でお部屋に置いてあったのでそのまま持って来てしまったんですが…ちょっと湿っているのもあって…』

湿ってる!?汚なそう(笑)

『……全部持って帰ります…。あと、お小遣い少し持って来たんですけど、テレカとか買うと思って…要らないかしら…』

『お金は病棟に預けてないんですね?ちょっと今確認して来ます』

この荷物持って買い物までして帰るのか…
かなり気が重い。

『すみません💦貴重品なんかを入れてる引き出しの鍵が無くなっていて💦そこにお金も入ってると思うんですよ💦』

『えっ!どうしよう!』

『もしかしたら荷物の中に紛れてるかもしれないですね💦ざっとさっき見ましたけど…』

『じゃあ帰ったら確認します、もし紛失してしまったら弁償ですよね?💦』

『そうなんです…確か1200円とかだったかしら?』

『よかった。5万とか6万とかじゃなくて(笑)』

『そんなにしないです(笑)こちらでも探してみますから』

『申し訳ないです…テレホンカードもお金も必要無さそうですよね…』

『そうですね、今は要らなさそうですね…』

『分かりました、お金は持って帰ります』

『あ、あと、今オムツにしちゃってます。』

『オムツ…オムツって履いててもトイレに自力で行ければ別に良いんですよね?』

『それは勿論、介助してますので。でも先程言った通り、特に夜間なんかはスタッフが2,3人しかいなくて…どうしても手が回らないんですよ…。なので夜間はちょっとオムツで我慢してもらって…』

『そうなんですか…』(脱力)

『あと今拘束中なので、ご自分の衣類ではなくて病院のアメニティを着てもらっています。なので、こちらにサインをして頂きたいんですが』

これは…アメニティの申込書…

クゥーッ!!また余計な出費を!!www

『では鍵の方はこちらでも探してみますので』

『すみません…私も家に帰ったら見てみます。宜しくお願いします』

このようなやり取りをしてから病院を後にした。

『ねえ、さっき父さんいたよ』と次女。

『えっ、マジで?気付かなかった…』

『車椅子乗ってて、ボヤ~っとしてた』

『そうなんだ…💧』

…なんかかわいそ💧💧💧

家の中でせん妄が始まったのならばまだしも、病院という慣れない環境の中でのせん妄か…

こりゃー完治まで時間掛かるぞ!!!
金も掛かるぞ!!!