いなくなっちゃった旦那 | 怒涛の6年

怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



7月末日。
美容院帰り、私はスーパーで2日分の買い物をし、重い荷物を持ってえっちらおっちら駅から歩いていた夕方。


旦那からLINEが…。

『奢るからしゃぶしゃぶでも行かない?』

と。

えー……面倒くさいなぁ……

しゃぶしゃぶ屋は家から歩いて10分以上掛かる。
一旦帰って荷物を置いて、それからまた行くのか…

『2日分買い物しちゃったから今日は作るよ!』

と返事を送ったが、奴はもう行く気満々の様子。

その時、電話で直接話せば良かったのだ。
しかし何となくLINEで済ませてしまった。

奴からのLINEはだいたいいつも要領を得ない。

全部ひらがなだったり、誤字も多く主語が無い。
自分の思ったままを文章にしてしまうのだ。

(何言ってんのかちょっとよく分かんない)


どうやら直接店に行って合流しよう

と言いたかったらしいと後から理解したが、
こちらは重たい荷物を両手に持って、既に家に向かって歩いていたのだ。

しかもLINEでのやり取り、そんなん無理に決まっている(生肉も2日分持っていたし)
そして、ヘアカットの帰りの為に、髪の毛でシャツがチクチクしていて気持ちが悪かった。


私とのLINEの内容は全く話が噛み合っていなかったのだ。

家に着き『今帰ったよ』と送ったが、奴はもう店に着いている様子…。

『店に行くんじゃなかったの?』と聞かれ私は

『私行くって言ってないよ!生肉だって持ってるし!』

と返したが、今の返事はちょっと悪かったな、と思い。

『じゃあ今から行くから待ってて!』
と行く事にした。

しかし。
既に夕方6時半を回っており、

(あれ、もしかしたらもうそろオーダーストップの時間では…)
店のHPを開き調べれば、

案の定、8時閉店だった為に時すでに遅し。
旦那から

『無理だった』

やっぱり…。
『今度またゆっくり行こう!夕ご飯作るね!』

『わかりました』

このやり取りから30分以上経過。
奴は帰って来なかった。

どうも私とのLINEのやり取りで、相当気分を害してしまったようだ。

なんか勝手に怒ってる!?
ああ~……こりゃあ飲んで帰ってくるな…
ていうか、気分を害している時点で少し飲んでたな。
とげんなりした。

暫く後、奴から

『なんかもういいや』
『電源切るね』


と来たもんだ。

ぅわ~……これ、このパターン、
絶対飲んでくるやつじゃん。

『なんなの、話が噛み合わなかっただけじゃん』

と私が送ったLINEに既読が着いたのを最後に、
奴は帰ることはなかった。


『これはどっかで飲んで来るやつだよね、絶対にベロンベロンに酔っ払って帰ってくるよね』


と次女と意見が合致した。

と言うか、怒る意味が分からん。
帰宅は深夜か、若しくは明け方になるか…

ちょっと待て。

奴は自転車に乗っているではないか!

恐ろしく嫌な感じがした。

警察にとっ捕まって、警察から連絡が来るか。
酒飲んで事故って、救急隊員から連絡が来るか。


いやもし、ベロンベロンに酔っ払って帰って来たら…

どうする?
怒鳴り散らすか、それとも…

時刻は夜9時半を回った所で奴からLINEが。

『なんか疲れた』

おおっ!
遂に!世を儚み始めた!!?


次女曰く。
『早朝から仕事に行ってきたんだもん。それでこの時間でしょ?そりゃ疲れてるでしょ』

正論を言っていたお茶

『今どこにいる?飲んでる?』

と送ったが未読のまま。

ははあ、こりゃあ今日仕事で何かあったな?
そこへ私との意味不明なLINEのやり取りで投げやりになってしまったと、
容易く想像出来た。


待っていても仕方がない。
次女と夕ご飯を食べ、やる事もなかったので2人でゲームをしていた←やるなよ

しかし気が気でなかったのは事実だ。

1年前の今頃も、いや今よりずっと酷い状況だったが、それでも1年前よりかはずっとマシだ。

しかし今日をキッカケに、また毎日飲酒を繰り返すようになったら…
そうしたら。


奴との生活に終止符を打った方が良いかもな。
見捨てる事に変わりはないが…。

と、チラッと考えた。

数時間後。
日付が変わり、LINEを開くと既読が着いていたので、仕方がない。

『疲れたでしょ?お風呂も入りたいでしょ?私明日休みで家に居るけど、嫌じゃなければ帰ってきなされ。ご飯も出来てるから』

と送ってみたら秒で返事を寄越しやがった。

『わかりました』


めんどくせーやつだなおい!!

がしかし。

『いまどこにいるのか分かんない』

えっ(・_・)

『地図開いてみなよ!』

『地図開いたけどわかんない。木と御札がいっぱいある』

はあ(・_・)?

…て言うか、『木と御札』?ゾッ…(笑)


何を言っているのかさっぱり意味不明だったが少々私も慌てた。

『とにかくどこかに絶対大きい道があるはずだから探して!!』


果たして。
奴は家に帰って来る事が出来るのだろうか。

翌日は歯医者の予約もしていると言うのに!!


時刻は午前1時を回る所だった。


さて奴は本当に生還することが出来るのか!?
(出来るだろ)