彼女はマリー(仮名)ちゃん。
小学三年生。
マリーちゃんは日本人ではない、ハーフでもない。
生粋の西洋人だ。
少し金色がかった髪の毛はくるくると渦巻き、その顔はまるでフランス人形のように可愛らしい。(フランス人形と表現する辺りが昭和な発言)
しかし、この子は凄い。
本当に凄い。
私のような素人目から見ると彼女はまるで
怪獣。
いや、
悪の権化ダースベイダー
かと思った。
マリーちゃんは友達二人を引き連れてやって来た。
彼女の口調がまた凄い。
友達に対して、
『〇〇はあれをやれ!』
『これは〇〇がやれ!』
と完璧な命令調なのだ。
『あれをやってよ』とか『これをやって』
ではなく、
『やれ』
である。ある意味凄いと思う。
そして声が異様にデカい、と言うか、張り上げる。
あまりにデカい声を出している為に、その声はガラガラに嗄れてしまっている程である。
私はその時少し離れた所で見ていたために、直接の被害は受けなかったが、
一緒にいた大ベテランの指導員の方は彼女の数々の暴言を一身に浴びていた。
『あんた名前何ていうの?』
とマリーちゃんに名前を聞かれた指導員の方。
『〇〇子だよ』
『ふーん。』と一呼吸置いたあとに、
『〇〇子ばばあ!!ぎゃははははは!』
そして、『ねえ何歳?』と重ねて聞き、
『さあ!何歳でしょう!?』
『100歳!!ぎゃははははは!』
す…すげー……💧💧💧
『〇〇子ばばあ!!鼻でけー!!!ぎゃははははは!』
えっ!!
な、なんちゅう事を…


私は始終目を点にしてその様子を見ていたのだが(見ている事しか出来なかった)
しかしその大ベテランの方は、
『そうだね~(笑)』
『そうだね~(笑)』
とずっと笑って聞き流していたのである。
流石だ。
そう言えば先日、他の指導員の方も小学生共から散々暴言を吐かれていたが、やはり
『そうだね~』
と聞き流していた事を思い出した。
す、凄い!!
聞き流すなんて、そんな難易度高い事、私に出来るんだろか!?
いや出来まい。
ついこの間、評判のクソガキ悪ガキにムカつく事を言われた私は思わず、
何だとおらあああ!!!

と怒鳴ってしまった事があるのだ。
くわばらくわばら。
マリーちゃんには絶対に近付くまい。
その後大ベテランの方とマリーちゃんについて話をしたのだが、
『あの子凄いわよね~、他のお母さん達も皆知ってるのよ』
『そうなんですか!?まだ三年生ですよね??今はまだ友達も言う事聞いてるみたいですけど…』
『まあ、そのうち友達みんな離れて行くパターンね』
そりゃそうだろうな。
ついこないだまで二年生だもんね、まだ周りの子も訳分かんないで言う事聞いてるんだろうな。
それにしても、あそこまで凄い子供は見た事がない。
どうしたらあのように育つのだろうか??🤔
不思議だ
帰ってから次女に聞いた。
『こういう子がいるんだけどね、あなたの時もそんな子とかいた??』
『うーん…それに近い子はいたけど…そこまでじゃないなぁ…』
『だよね』
しかし、
まあ私の職場は学校でもなんでもないし、教育的な事はしなくても良いんだろうけど、
職場の方達は皆さん、保育士の資格を持っていたり、学校の先生の資格を持っていたりするのに……
傍観しているだけで良いのかなぁ??
何だかもったいないなぁ…。
更生させたいなぁ(笑)
マリーちゃんだってあのままでは孤立する事くらい容易く想像もつくのに。学校の先生も大して当てにならないだろうし(失礼)
ともあれ。
子供相手にキレるような真似だけはしないように気を引き締めねば!!
難しいなあ(笑)