9月1日。
今日こそは、待ちに待った法テラスから旦那の元へと電話がかかってくる日だ。
これで少しは話が進めば良いが、
昨日の旦那の行いを思い出しては心配が募る。
そもそもスマホの使い方も怪しくなっているのに、電話に出られるのか??
仕事はきちんとこなしているのだろうか。
夕方5時過ぎに旦那は帰って来た。
『どうだった!?法テラスから電話来た!?』
バッと跳ね上がり、旦那に詰め寄る。
『仕事中で出られなかった』
『えっ!?』
『仕事が終わった後こっちからかけたけどもう終わってた』
『そんなあ!』
後になって分かった。
これは推測だが、恐らくこれは全て旦那のついた嘘なのだ。
いや、嘘をついた訳では無い。
本当は、法テラスの人は、
9月1日の2時~3時の間に電話をください。
と言ったのだ。それを旦那は
電話をします。
と、間違えたのであろう。
この時既に旦那はせん妄を発症し始めていたのだ。
それで相手の言っていることを中途半端にしか理解出来なかったか、勝手に思い込んでしまったか、どちらかであろうと思われる。
当然電話がかかってくるはずは無く、思えば法テラスは夕方6時か7時までやっているはずなのだ。
仕事が5時に終わったとしても、法テラスはまだ終わっているはずは無い。
『仕事中で出られなかった。こっちからかけたけどもう終わってた』
と、頭の中で辻褄を合わせ、一人で勝手に納得していたのである。
(これは認知症に良くある話なのだ)
実際に、後から旦那のスマホを確認した所、法テラスからの着信は無かった。
本人は嘘をついているとは思ってもいない。
しかしまだこの時の私はそんな事は知る由もなく。
ど、どうしよう!!
と大パニックである。
法テラスへの電話。
督促状。
ぶっ壊れた頭の旦那。
そうだ!
とにかく裁判所からの手紙、これを最優先で何とかしなくては!
片っ端から弁護士事務所を検索し、
『電話無料相談』と言う所に辿り着く。
勇気を振り絞り、スピーカーをONにして旦那も交えて
私、次女、旦那
の3人で電話に向き合う事になったのである。
電話をかけるとオペレーターの方は、直ぐに弁護士さんに繋いでくれた。
限られた時間の中でどれくらい話せるものか、
取り急ぎ『裁判所』の件だけを口早に告げた。
すると。
『それはですね、※◎□……で、ですね』
出たよー!!!専門用語!!
だから電話するの嫌だったんだよー!(笑)
次女の顔を見て助け舟を出すも、次女も首を捻っている🤔
『ええ……とぉ(笑)』
思わず笑ってごまかす、いや笑うしかないよ。
そこでやっと弁護士さんは噛み砕いて説明してくれた。(最初から噛み砕いてくれ)
『裁判所からの書留はまだ1通目なんですね?ならまだ大丈夫ですよ、2通目が来るまでは』
『あっ!そうなんですね!?』
やっと理解出来た。
電話を切り、とりあえずまだ大丈夫らしい。
と安堵したが、弁護士さんの話ではそろそろ後1週間程で2通目が来る。
それまでに何とかしなくてはならない!
もし、2通目の裁判所からの書留が来たら……
ここからは私の妄想である。
ドンドンドンドン!!
『〇〇さーん!あ、〇〇債権会社の〇〇と申します。裁判所からのお手紙はご覧になりましたか?そういう訳ですみませんがね。今すぐここから出ていって貰いたいんですがね、それが出来なければ……一括で今すぐ貸した金を返してもらおうじゃねーか(笑)』
『そ、そんな無理です!』
『無理って事はねーだろ、ん?おっ、そこに活きのいい娘がいるじゃねーか。』
次女に目を向ける取り立て屋。
次女の事を上から下まで値踏みしているかのような目付きで見回し、口元がニヤリとする。
『よーし。この娘で手を打ってやろうじゃねーか』
『やめて!この子には手を出さないで!』
『うるせー!ババアはすっこんでろ!』
ドカッ!!
『あ~れ~!』
『お母さん!!』
大変だ!そんな事になったら!
と、次女に話して聞かせたが、
『そんな訳なくね??』と冷たくあしらわれた。
(一体何時代の話だ)
早く、早くそうならない内に…(ならない)
法テラスに電話を……電話をー!!
うおー!!!
でも、
なんと言えば…なんて説明すれば良い!?
そろそろ私は遂に、
例によって面倒くさくなって来たのである。
もうやめちゃおっかなー……
※先程は大きな地震がありましたが、皆さん大丈夫でしたでしょうか…。家では震度3でしたが、それでも回転するような長い揺れで、嫌でも3.11を思い出し心配です。
どうぞ皆様ご無事でいてください!