忘れ物にキレる客 | 怒涛の6年

怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



まだまだ続く、お店の話し(笑)



よく店に訪れるお客様は、落し物や忘れ物をして行かれる方が多い。

私もイオンで手袋を落とし、翌日取りに行った事がある。


中でも一番多いのが、
コピー機からの取り忘れで、保険証や免許証だったりする事もある。

次いで、傘。
傘立てがあるのだが、置き忘れて行く。
私もしばしばある。

あとは多種多様で、
ハンカチ、手袋、スーパーのポイントカード、
買った商品、赤ちゃんの靴の片方、スマホ等。

珍しい物だと
ポケモンカードの束(!)、ゲーム機(!?)、
あちこちに無人販売所がある為、野菜などの忘れ物も珍しくはない。

そして、あまり取りに来る方はいない。

忘れ物はその後どうなるかと言うと
10日を過ぎると破棄する事になっている。
買った商品は在庫を合わせ、売り場に戻す。

貴重品は交番に届ける。(これが結構面倒くさい)


そんな中、一本の電話が入る。
どうやら声の感じで年配男性客。
忘れ物をしたから調べて欲しいとの事だった。

対応に当たったのは☆さん。
店の事務所に『忘れ物BOX』というものがあり、
発見した場所や時間等が記入されたファイルと共に箱の中に忘れ物を入れておくのだ。

どうやら箱にそれらしい物は無いという☆さん。
電話で
『申し訳ございませんが、無いようです』
と言うと、その男性は

キレた。

『そんな訳はない!あれは大事な物なんだ!絶対そっちにあるから探せ!』

声を荒らげる男性。

いや、キレる意味が全くわからんのだが……

☆さんは、見つかり次第連絡します、と
かなり慌てていた。

だいたいどこら辺で忘れたのかを聞き、
手の空いている従業員一同で必死に探す。

しかし無い。

『どうする……?』

『とりあえず店長に言う?』

げんなりする従業員一同。

とりあえず店長に電話で報告をし、『もう一度箱の中見てみて!』

そしたらあったのだ、箱の中に。

それはタクシー会社で

『貴方は優良運転手ですよ~』

みたいな紙の証書らしきもので……箱の内側にぺったりと張り付いていた為☆さんは気付かなかったようだ。

私達にとってはただの紙切れに過ぎないが、
本人にとってはとても大切な物なのだろう。

しかし、
そんな大切な物を持ち歩き、あまつさえ出先で無くし、見つからないからと言ってキレる。

従業員一同口を揃えて大ブーイング大会を開催する。

『なにこれ、自分が悪いんじゃん』
『そんな大事なもん、持ち歩くな!』
『こんなヤツが優良運転手!?意味が分からない』
『私ならこんなヤツのタクシー乗りたくないわ』

☆さんは気の毒に、その男性客の家に
『ありました…』と電話をすることになる。
しかも店長に報告していたため、
『以後気をつけるように』
と注意までされた。

もう涙が止まらんよ。。

電話には奥様が出られたようで(良かったね)
明日行きますから、との事。

皆で、『来てヤバそうなヤツだったら全員で対応しよう!』となり。

結局翌日訪ねて来たのは奥様だった。
『迷惑かけてすみません』といった風情で。


このパターンはとても多く、
例えば、商品が壊れていて使い物にならず
『ふざけんなー!明日取りに行くから待っとけ!』
とキレ、

結局翌日キレた客の奥様が来る。

キレるだけキレて、後は奥さん任せ。

又は、『ふざけんなー!!』とキレて、
翌日来店した時には何故か大人しくなっている。

自分がやらかした間違いに気付くのか、
はたまた、キレた自分を恥ずかしく思うのか。

どちらでもいいけど(良くはない)

あなたたち、

人としてとっても恥ずかしい事をしているんですよ。

分かってます?